『危ない1号』創刊とは? わかりやすく解説

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『危ない1号』創刊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 17:29 UTC 版)

青山正明」の記事における「『危ない1号』創刊」の解説

1995年7月より鬼畜系ムック危ない1号』(データハウス東京公司)を創刊。同誌は「鬼畜系」を標榜し徹頭徹尾にわたり鬼畜変態悪趣味等価扱った東京公司創刊号冒頭に以下の声明文発表している。 「この世真実などない。だから、何をやっても許される」(史上初のカルト・グル、ハッサン・イ・サバーの言葉全ての物事には、数え切れないほどの意味やとらえ方、感じ方などがある。例えば、自殺。これを「悲しいこと」「負け犬がすること」とみなすのは、無数にある“自殺のとらえ方”のほんの一部に過ぎないこの世には、祝福されるべき自殺だってあるのだ。 あらゆる物事は、その内に外に、無数の“物語”を秘め、纏っている。『危ない1号』では、これら無数の物語の中から、他の本や雑誌ではあまり語られない物語だけを選びだして語るようにした。さらにその際一つの物事が含み持つ無数の物語全てを“等価”と考えるように心掛けた。(中略この世真実などない。あらゆる物事は、その内に外に“数限りない物語”を秘めている。そして、それらの物語は、人間中心妄想であるという意味で“全て等価”なのである。だから何を考えて許される。これが当ブックシリーズの編集ポリシーだ。 妄想タブーなし! — 東京公司「はじめに」危ない1号第1巻 データハウス 1995年 2-3文中登場するハサン・イ・サバーという人物は、かつてイスラム教シーア派イスマーイール派分派ニザール派存在した暗殺教団最初指導者で、東京公司ハサンの「真実などない。すべては許されている」という言葉引用して妄想タブーなし!」と宣言した。 このムック大ヒットしたことにより、青山鬼畜ブーム悪趣味ブーム立役者となるが、第1巻校了直前大麻取締法違反逮捕される結果的に執行猶予処分となり、同年8月末には保釈されたが、逮捕されショックから青山はドラッグライターを事実上廃業し、これを境に仕事打ち合わせに来なくなるなど引きこもりに近い状態になっていく。 また1994年11月には多発性後極網膜色素上皮症MPPE)という日本全国症例50前後という極めて希少な眼病患い、後に青山精神世界傾倒する要因一つとなったその後危ない1号』に端を発した大々的鬼畜ブームが起こるなか、仕掛人である青山ブーム化して濫造された悪趣味に幻滅する1997年には『危ない1号』の愛読者であった酒鬼薔薇聖斗神戸連続児童殺傷事件起こす同年危ない1号第3巻編集途中ドロップアウト編集長降板東京公司データハウス吸収される形で消滅する青山東京公司母体であったデータハウス移籍する重度の鬱と薬物乱用出社せず自宅引きこもりそのまま会社辞職するこの頃になると青山何一つ生産的なことを行わなくなっていた。

※この「『危ない1号』創刊」の解説は、「青山正明」の解説の一部です。
「『危ない1号』創刊」を含む「青山正明」の記事については、「青山正明」の概要を参照ください。

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