『プレミアムの奇跡』とは? わかりやすく解説

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『プレミアムの奇跡』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/25 09:45 UTC 版)

鈴木幸治」の記事における「『プレミアムの奇跡』」の解説

その後好調不調繰り返し、相変わらず中堅という位置にいた。しかし、そんな鈴木最大チャンス訪れる。2007年6月地元伊勢崎開催され共同通信社杯GIプレミアムカップオートレース。この時、鈴木久々好調中にいた。そして、順当に勝ちあがると準決勝戦突破し優勝戦進出決めたのである。 しかし、この優勝戦である問題発生したというのも、この開催では初日からずっと「ランク順によるハンデ枠順」を徹底していたのに、優勝戦限って0mオープンレースで、抽選により枠順決定することになったのである鈴木優出メンバー中ただ一人A級の選手で、本来ならば10m前、もしくは10mオープン最内1番車配置されるべきであった鈴木抽選結果7番になったが、この枠順は0オープンレースでは不利な枠順と言われる。 そして、優勝戦試走では断トツの一番時計マークしたものの、やはりオープン戦ということもあり、余り人気無かったレース5番車の池田政和フライングを切り、再度スタート迎えたその後鈴木中段5、6番手着ける。前方では全国最強の「雨の鬼岡部聡19期、山陽オートレース場所属)と、前年度優勝ディフェンディング・チャンピオン東小野正道25期、飯塚オートレース場所属)、更には前年度準優勝有吉辰也25期、飯塚オートレース場所属)が熾烈な先頭争い繰り広げていた。鈴木は、レース中盤でまず三番手に後退した小野捌くと、二番手を走る有吉長距離砲一気捌き単独二番手着けた。そして、6周回目のバックストレッチから3コーナーにかけて、先頭を走る岡部をこれまた長距離砲で捌いたのである。この瞬間伊勢崎オートレース場にはそれまで聞いたことが無いと言われるほどの歓声轟いた。しかし、4コーナー膨らんでしまい、再度岡部差し返されてしまう。その後鈴木岡部対し付かず離れずの距離で追走。そして、最終周回バックストレッチで、今度岡部後方ピッタリと車を合わせ、3コーナー綺麗に捌ききった。この時の歓声は、先ほど歓声を更に上回るものであった。そして、そのまま再度インを狙う岡部抑えつつ、大勢ファン埋め尽くされ正面スタンドを見ながらゴール線を通過優勝飾ったのである鈴木にとっては、これが初めてのGI制覇だった。そして、この優勝GIレースにおける最年長初優勝51歳4ヶ月)とデビュー以来最遅初優勝デビューから31年目)の新記録でもあった。更に、この日は自身結婚記念日でもあった。レース終えた鈴木元には、優出逃した弟子の貢や多く地元選手集い、この偉業を讃えた。それは、7年越しで「貢の分まで頑張る」という誓い果たした瞬間でもあった。 当時伊勢崎勢は不調で、唯一SG獲れる可能性持っている高橋貢SG出場禁止処分未だ受けたままであり、しかも今回優出逃してしまっていた。地元記念だけに地元勢の制覇願ったが、事前旗色は東小野連覇岡部優勝どちらかで、鈴木優勝するとは夢にも思っていなかったのであるそれだけに、鈴木最初に岡部捌いてからは、車券持っているかどうか関わりなく、ほとんど皆が鈴木応援するという事態にまで発展し最後は「幸治コール」の大合唱まで起こったのである優勝選手インタビューで、鈴木幾度と無くファン声援無ければ勝てなかった」と言った。そして、このレース2007年のベストマッチ・オブ・ザ・イヤーにファン投票選ばれた。2008年1月17日行われた平成19年オートレース選手表彰式平成19年ファン感謝祭)にて表彰が行われたが、生憎この日は体調崩していて欠席代理として、弟子高橋貢トロフィー受け取った

※この「『プレミアムの奇跡』」の解説は、「鈴木幸治」の解説の一部です。
「『プレミアムの奇跡』」を含む「鈴木幸治」の記事については、「鈴木幸治」の概要を参照ください。

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