「標準車両」の登場とは? わかりやすく解説

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「標準車両」の登場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 00:52 UTC 版)

通勤・近郊電車の標準仕様ガイドライン」の記事における「「標準車両」の登場」の解説

標準車両」の礎を作ったのはJR東日本209系およびE217系であり、E231系はこれらの改良発展であった東急5000系(5102F)が、本格的な標準車両」誕生への第一段階であった。後に小田急電鉄3000形帝都高速度交通営団(現・東京地下鉄08系などが登場したいずれも客用扉の間隔は3,520mmで、電動機出力東急5000系が190kW、小田急3000形が180kW(3次車から190kWへ変更)、営団08系が165kWである。東急5000系E231系基本とする車両であるが、5102F以降は後にこのガイドライン基づいて間隔3,520mmに変更した標準車ガイドラインとは少し異な車両であるが、2003年類似のものとして京成電鉄3000形登場した。この形式日本車輌製造#日車式ブロック工法日車SUSブロック構体)の採用加え、独自の「京成グループ標準車両」として京成グループ各社標準車体仕様としており、新京成電鉄N800形北総鉄道7500形なども登場している。 その他に関東では京浜急行電鉄新1000形6次車)が、関西でも南海電気鉄道8000系2代)が登場したドア・窓などは東急車輛製造(現・総合車両製作所)の標準的なのであるが、窓については東急車両製造した他社車両とは大きさ微妙な違いがあるほか、車体中間部においては独自配置下降窓としたり、窓は従来通りブラインド設置されているなどの差異がある。側面スタイル東急車輛製の他の一般車類似したスタイルである(車体幅・車体長や足回りどちらも在来車に合わせたものであり標準仕様ガイドラインと全く同一ではないものの、後者客用扉の中心間隔標準仕様ガイドライン準拠した4,820mmとされた)。 このほか、ガイドライン制定前に登場した京王電鉄9000系で、2006年 - 2009年新製した都営地下鉄新宿線直通対応編成である車両番号末尾30番台(9730F~9749F)の車両は、客用扉の変更妻面の窓を廃止している。 関西では、阪急電鉄9000系9300系、および後継車種である1000系1300系では、内装などにおいて従来阪急仕様踏襲しつつ、日立製作所標準設計である「A-train」を採用した。ほかにも、京阪電気鉄道3000系で、西日本旅客鉄道JR西日本)が225系および521系3次車)・227系323系いずれも川崎重工業製)でA-train類似したコンセプトを持つ川崎重工業標準設計である「efACE」を採用している。ただし、阪急南海同様に標準仕様ガイドラインと全く同じものではない。 京阪電鉄では、前述川重efACE車体ではあるが、内装一部標準車両」の思想取り入れた13000系存在する

※この「「標準車両」の登場」の解説は、「通勤・近郊電車の標準仕様ガイドライン」の解説の一部です。
「「標準車両」の登場」を含む「通勤・近郊電車の標準仕様ガイドライン」の記事については、「通勤・近郊電車の標準仕様ガイドライン」の概要を参照ください。

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