「侍ジャパン」新体制発足後
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「野球日本代表」の記事における「「侍ジャパン」新体制発足後」の解説
これまで、多くの国際大会に派遣されるアマ主導の代表と、WBCに派遣されるプロ主導の代表が混在する形となっており、それぞれ異なるデザインのユニフォームを着用していたが、2013年5月16日、日本野球機構(NPB)と全日本野球協会(BFJ)は記者会見を開き、「野球日本代表マーケティング委員会(JMBC)」の設立を発表した。ユニフォームはプロ主導の代表で着用されてきた「侍ジャパン」仕様に統一され、プロアマ連携により今後の競技力の向上と市場の拡大を図る。2013年7月に行われる日米大学選手権より始動する。 2013年10月9日に代表監督として小久保裕紀が就任し、11月に台湾で行われた「2013 BASEBALL CHALLENGE 日本 VS チャイニーズ・タイペイ」でトップチームが初の試合を行う。10月24日には女子代表の監督に大倉孝一が就任することが発表。 2014年2月10日に第1回侍ジャパンサミットが開催。「野球日本代表マネジメント委員会(JBMC)においてのプロ側の窓口」と「トップチーム監督のサポート」を目的とした役職としてテクニカルディレクターが新設され、鹿取義隆が15U代表監督と兼任して就任することが発表。同じく明治大監督の善波達也が大学代表監督に、小島啓民がアマチュア代表監督に就任することが発表される。4月14日には徳島県立鳴門渦潮高校監督の高橋広が18U代表監督に就任。6月24日には仁志敏久が12U代表監督に就任し、インターネット上で12U代表選手選考にエントリーする企画を発表。6月30日には平田勝男が21U代表監督に就任する。7月には大学代表が第27回ハーレムベースボールウィークに出場。7月17日にはオリックス・バファローズの金子千尋と糸井嘉男、読売ジャイアンツの坂本勇人、東北楽天ゴールデンイーグルスの嶋基宏、北海道日本ハムファイターズの中田翔、広島東洋カープの前田健太の6人が2014トップチームの代表選手として選出されたことを発表。8月20日には強化試合としてMLB選抜との「2014 日米野球」を11月に開催することを公式発表。8月には15U代表が第2回15U野球ワールドカップに出場し、同じく8月に12U代表が第8回BFA 12Uアジア選手権に出場。9月には女子代表が第6回IBAF女子ワールドカップに出場し、同じく9月に18U代表が第10回18Uアジア野球選手権大会に出場。 2015年1月19日には強化試合として「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」の開催が発表。11月には新設されたWBSCプレミア12第1回大会に出場。準決勝で韓国を相手に逆転負けを喫し、3位という結果に終わった。 2017年の第4回WBCでは8年ぶりの優勝を目指したが、準決勝でアメリカ合衆国に敗れ、2大会連続でベスト4となった。 7月31日、退任する小久保に代わり、稲葉篤紀がトップチームの監督に就任。2020年の東京オリンピックでの金メダルを目標に定める。また、監督をサポートする強化本部を新設し、本部長に山中正竹が就任したことも併せて発表された。 2018年11月には強化試合として「2018日米野球」を開催した。 2019年に開催された第2回プレミア12では、決勝で韓国を破り、WBSCプレミア12初優勝を果たした。 2020年はCOVID-19の影響で全くイベントは無かった。 2021年は東京オリンピック開幕まで100日となる4月14日に記者会見を行い、セカンドビジターユニフォームとして紅色を基調とするユニフォームを採用したこと(後述)、オリンピック前に強化試合を開催することを発表した。東京オリンピックでは、5連勝でプロ選手参加後としては初の金メダルを獲得した。9月30日に任期満了に伴い稲葉がトップチーム監督を退任。その後、12月2日に新監督として栗山英樹の就任が発表された。2023年3月に開催が見込まれる第5回WBCの優勝を目標とし、契約期間は同大会の開催予定時期までの約1年半としている。1月13日に新ユニフォームを発表した(後述)。
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