《ご尊父》の正しい読み方
「ご尊父」の正しい読み方
「ご尊父」は「ごそんぷ」と読む。「ご尊父」の意味解説
「ご尊父」は第三者の父親を指す、最上級の言葉である。失礼にならないよう、丁寧な言い回しとして「ご尊父」が用いられてきた。また、宗教上の最高位にあたる人物を「ご尊父」と呼ぶ風習もある。なぜ「ご尊父」と読むのか・理由
「ご尊父」は接頭語の「ご」、「尊(そん)」「父(ぷ)」から成り立っている言葉だ。「尊敬するべき父親」という意味で、「尊」と「父」が組み合わさった。本来なら「そんふ」と読むべきではあるものの、「ん」の後に発音しやすいよう「ぷ」になったと考えられる。そして、敬意を示す接頭語が加わり「ご尊父」の形になった。「ご尊父」の類語・用例・例文
「ご尊父」は「お父様」「お父上」などの言葉に置き換えられる。いずれも、第三者の父親を呼ぶときの丁寧な表現だ。ただし、冠婚葬祭では「ご尊父」という言い方をすることが多い。一般的に、第三者の父親の呼び名では「ご尊父」が最上級だとされている。そのほか、「尊師」という言葉も、「宗教上の最高位」という意味では「ご尊父」の類語だといえる。以下、「ご尊父」の例文を挙げていく。「ご尊父のこと、まことにご愁傷さまです。私たちにできることがあれば、なんなりとお申し付けください」
「お忙しいところ、まことにすみません。ご尊父の関係者の方がお見えになられました。昔の同僚とのことです」
「交通渋滞で、なかなか車は進まないようです。ご尊父の出棺ですが、少し時間を遅らせてはいかがでしょうか」
「お悔やみ申し上げます。ご尊父は立派な方でした。私も生前はとてもお世話になりました」
「ご尊父」の英語用例・例文
「ご尊父」は英語で「your father」「his father」「her father」と表現される。英語には日本語のように、敬意を込めた単語の言い換えが少ない。そのため、「father」という言い方でも文脈次第で敬意を込められる。以下、英語における「ご尊父」の例文を挙げていく。It was really sudden when your father passed away. I was also surprised when I received the call. He still looked fine.(ご尊父が亡くなったのは、本当に突然でしたね。私も連絡を受けて、びっくりしました。彼はまだ元気そうに見えていました)
We would like to consult with you about your father's funeral ceremony. According to his will, he didn't want a big memorial service. How about having his family mourn him alone?(ご尊父の告別式について、私共からご相談があります。遺言書によれば、彼は大きな告別式を望んでいませんでした。家族の方だけで、彼を追悼されるのはどうでしょうか)
Now is not the time to fight with your siblings. If your father were to see it, he would surely be sad. It's also not for children.(今は兄弟で喧嘩をするときではありません。ご尊父が見ていたら、きっと悲しむでしょう。また、子供たちのためにもなっていませんよ)
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