《ご愛顧》の正しい読み方
「ご愛顧」の正しい読み方
「ご愛顧」の正しい読み方は、「ごあいこ」である。「愛顧」は、客が店などをひいきにすること。基本的に店(愛顧される)側が(愛顧してくれる)客に対して用いる表現であるため、丁寧表現の「御(ご)」をつけた「ご愛顧(御愛顧)」の形で用いられる。「顧(こ)」と「願(がん)」を誤読して「ごあいがん(?)」と読まないよう注意されたい。
「ご愛顧」の意味解説
「愛顧」の「顧」は「顧客」の「顧」であり、「引き立てる」「目をかける」といった意味がある。「雇用」の「雇」とは異なる。そして「愛」は「かわいがる」「たいせつにする」といった意味合いである。つまり「愛顧」は、客が商人や芸人をひいきにしたり、権力を持った者が目下の者の面倒を見たりするといった意味合いの御である。現代では主にビジネスシーンで積極的に使用される傾向がある。特に太い繫がりがあるわけでもない一過性の客に対しても、建前として「ご愛顧」の表現を用いることが少なくない。
なぜ「ご愛顧」と読むのか・理由
「ご愛顧」を「ごあいこ」と読むのは、素直に音読みしたためである。「ご愛顧」の類語・用例・例文
「ご愛顧」の類語としては、「お引き立て」や「ご贔屓(ごひいき)」などの表現が挙げられる。どちらも、客や権力者が、商人・芸人・目下のものに目をかけるさまを指す表現であり、ほぼ「ご愛顧」と同義といえる。ただ、「贔屓」には「優遇する」という意味合いを含み、「他と比べる」「不公平に接する(=えこひいき)」といったニュアンスも含みやすい。「ご愛顧」の英語用例・例文
「ご愛顧」を英語で表現する場合には、「後援」を意味する「patronage」、あるいは「厚意」という意味の「favor」を使用する。基本的には、どちらを使用しても意味は成立する- 《ご愛顧》の正しい読み方のページへのリンク