神宮寺とは? わかりやすく解説

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じんぐう‐じ【神宮寺】

読み方:じんぐうじ

神社付属して建てられた寺。神仏習合結果生じたもので、社僧別当)が、神前読経など神社祭祀(さいし)を仏式行った明治神仏分離令分立または廃絶神供寺宮寺別当寺神護寺


じんぐうじ 【神宮寺】

神宮院宮寺神願寺神供寺などとも。日本で、本地垂迹信仰から生まれた神社付属の寺で、仏事修して神社奉仕した。そこの僧を社僧神僧といい別当の位があった。奈良時代からあり、ほとんど全国大きな神社境内設立され、または既存寺院をこれに当てていたが、明治維新神仏分離廃寺あるいは独立した。『藤氏家伝』に七一五霊亀一)年、藤原武智麻呂越前気比神の神託をうけて気比神宮寺建てたのが文献初見という。伊勢神宮付属するものは大神宮寺といった。→ 本地垂迹 神仏分離 別当

神宮寺(じんぐうじ)

神社付属しておかれた寺院で、神仏習合現れである。神宮院宮寺神願寺神護寺神供寺などの別称がある。明治になって神仏分離により、神社から分離又は廃絶させられた。

神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

別名 大光院

宗派 真言宗智山派

所在 宮城県柴田郡柴田町

本尊 不動明王


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

宗派 高野山真言宗

所在 三重県鈴鹿市

本尊 薬師如来


神宮寺


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

宗派 浄土宗

所在 滋賀県甲賀郡甲賀町

本尊 阿弥陀如来


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

宗派 高野山真言宗

所在 大阪府八尾市


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

宗派 高野山真言宗

所在 兵庫県三原郡南淡町阿万上町

本尊 延命地蔵菩薩


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

別名 宮寺

宗派 高野山真言宗

所在 兵庫県三原郡南淡町沼島

本尊 金剛界大日如来


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

宗派 天台寺門宗

所在 岡山県井原市

本尊 不動明王金剛夜叉明王


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

宗派 高野山真言宗

所在 岡山県勝田郡勝田町

本尊 十一面観世音菩薩


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

別名 吉田のお薬師

宗派 高野山真言宗

所在 徳島県板野郡土成町

本尊 薬師如来


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

別名 半田御寺

宗派 真言宗御室派

所在 徳島県美馬郡半田町

本尊 薬師三尊十二神将如意輪観世音菩薩


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

宗派 真言宗豊山派

所在 福島県安達郡本宮町

本尊 阿弥陀如来


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

宗派 真言宗東寺派

所在 沖縄県宜野湾市

本尊 聖観世音菩薩


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

宗派 天台宗

所在 茨城県稲敷郡桜川村

本尊 阿弥陀三尊


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

宗派 新義真言宗

所在 茨城県新治郡新治村

本尊 十一面観世音菩薩


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

宗派 日蓮宗

所在 千葉県勝浦市

本尊 日蓮聖人奠定の大曼荼羅


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

宗派 真言宗醍醐派

所在 新潟県佐渡市


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

宗派 天台宗

所在 福井県小浜市

本尊 阿弥陀如来


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

宗派 真言宗智山派

所在 山梨県山梨市

本尊 阿弥陀如来


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

宗派 真言宗豊山派

所在 愛知県名古屋市昭和区

本尊 薬師如来

寺院名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

所在 秋田県大仙市


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

所在 茨城県稲敷市


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

所在 千葉県旭市


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

所在 新潟県妙高市


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

所在 富山県南砺市


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

所在 石川県金沢市


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

所在 福井県小浜市


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

所在 愛知県名古屋市港区


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

所在 大阪府八尾市


神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

所在 大阪府交野市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

神宮寺

読み方:ジングウジ(jinguuji)

所在 秋田県(JR奥羽本線)

駅名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

神宮寺

読み方
神宮寺かみみやでら
神宮寺しんぐう
神宮寺じんぐうじ
神宮寺じんぐんじ

神宮寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/25 20:30 UTC 版)

神宮寺(じんぐうじ)とは、日本神仏習合思想に基づき、神社に附属して建てられた仏教寺院仏堂別当寺神護寺神願寺神供寺神宮院宮寺、神宮禅院ともいう。

別当寺は、神社の管理権を掌握する場合の呼称と考えられる。宮寺は、神宮寺を意味するほかに、石清水八幡宮寺鶴岡八幡宮寺のように、神祇の祭祀を目的とし、境内には神社のほか仏教施設や山内寺院が立ち並び、運営は仏教僧・寺院主体が行った、神仏習合の社寺複合施設または組織をいうこともある。

起源と歴史

日本に仏教が伝来した飛鳥時代には、神道と仏教は未統合であったが、平安時代になり、仏教が一般にも浸透し始めると、日本古来の宗教である神道との軋轢が生じ、そこから日本の神々を護法善神とする神仏習合思想が生まれ、寺院の中で仏(本地)の仮の姿である神(権現あるいは垂迹)を祀る神社が営まれるようになった。

鎌倉時代室町時代江戸時代では、武家守護神である八幡神自体が「八幡大菩薩」と称されるように神仏習合によるものであったため、幕府や地方領主に保護され、祈祷寺として栄えた。

しかし、神仏習合であるがゆえに檀家を持たなかったため、明治時代神仏分離でほとんどの寺院が神社に転向あるいは消滅するなどし、急速に数を減らした。また、福岡県梅岳寺のように、領主によって明治以前に改名された寺院もある。

現在は、残存した寺院の住職の尽力で再興されている。

神宮寺とその神社の関係は様々で、どちらが主体なのかは一概には言えない。上賀茂神社のように、神社の従属下に小規模な仏堂がわずかにあり、神宮寺と称した場合もあれば、日光東照宮のように、大社であるが、寺院・僧侶(輪王寺)がその運営を完全に掌握した場合もある。根来寺のように神宮寺を起源として創建されたものの、神宮寺としての役割はほとんど消滅したと考えられる事例もある。清荒神門戸厄神高尾山薬王院のように、かつては寺院・僧侶がその運営を完全に掌握したが、明治期の神仏分離を経た現在も荒神飯縄権現といった神祇を祀る神社が中心である場合もある。

神社と神宮寺のどちらが主体かは断言できないが、神祇のための寺院という神宮寺本来の役割を考えれば、神社なしの神宮寺はありえないため、宗教施設としては神社が中心といえる(神社がなければ神宮寺と称する必要がない)。逆に寺院のための神社の場合は、鎮守社という(この場合は寺院あっての神社であり、寺院なしの鎮守社はありえない)。


神宮寺(じんぐうじ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/03/17 01:50 UTC 版)

ヒカルの碁/del20150429」の記事における「神宮寺(じんぐうじ)」の解説

碁会所石心」の客。かなりの棋力をもち、知り合いプロからも「プロになれるだけの力がある」と言われていたが、腕試しに来た伊角苦も無く負けてプロ言葉がただのお世辞であることを思い知らされた。その後伊角に「強いのがいる碁会所」として「」を紹介した

※この「神宮寺(じんぐうじ)」の解説は、「ヒカルの碁/del20150429」の解説の一部です。
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