パーティーメンバー&同行者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 10:21 UTC 版)
「アイシア (ゲーム)」の記事における「パーティーメンバー&同行者」の解説
小説版では「精神だけがアイシアに来ている」という設定であり、肉体は地球にあることが明かされている。そのため風土病などの病気に罹ることはない。告白してくるヒロインはラストバトル直前でレディに殺されてしまうが、エンディング後にて女神の手によって復活し翔と結ばれることになる。年齢や身長などは小説版のキャラクター紹介から。 新見 翔(にいみ しょう) 声 - 上田祐司 【種族:地球人(アイシアの女神に生み出された守護者) / 性別:男 / 年齢:17歳 / 身長:175cm / 体重:70kg】 本作の主人公。赤ん坊の時に見たこともない葉っぱに包まれて明神学園の前に捨てられていた。ユカと共に習った空手とアイシアで手にした銃を武器として使う。その強い正義感と思いやりからパーティの中心となり始め、実質的なリーダーとなる。反面、早とちりしてしまうそそっかしいところもある。 翔の正体はアイシアの女神により生み出された守護者と呼ばれる存在。女神はアイシアを滅ぼそうとする魔女に対し、守護者を生み出した。しかし、アイシアに産み落としてはその力を悪用される恐れがある。また守護者が必ずしも正義の心を持つとは考えられない。だから地球という別の世界へ飛ばし、アイシアの常識に囚われることなく別の視点から物事を見極められるようにした。 使用武器は前腕から手までを覆い固定する形状の銃。ユカと同じく空手を習っているため身のこなしも軽い。 レディを倒した後は地球へと戻り、告白してきた女性とハッピーエンドを迎えることになる。小説版 翔と同じ守護者が地球に何人も居ることが明かされている。また同書では「自分にはやるべきことがあるのではないか」と疑問を抱き続けており、平穏な日常を送る中で喪失感に晒されていた。このことから恋愛事は眼中になかった(考えることができなかった)とされている。父親も登場しており名前は章一。明神大学の警備員で秋穂の父親とは友人同士。妻はいるが夫婦そろって40を過ぎた今でも子供はいない。章一が警備員の仕事をしている最中に不思議な光を目の当たりにし、赤子の翔を発見したことで引き取られた。新見家の隣家がユカの父親が開く空手道場であり、ユカの父親からは実の息子同然に可愛がられていた。ユカと共に空手を習っていたが「為すべきこと」が引っ掛かっていたためやめてしまっている。 秋穂以外のヒロインたちから恋愛感情を寄せられてはいるものの本人が鈍感であるため気づいていない。 ユンを利用した末に殺したアゼルとオパスに激しい怒りを見せており、アルバイジャンの策でオパスを人質に取った際は「あんたが相手なら良心も傷まない」と述べている。 最終決戦ではアゼルの正体を見破った。その後、復活したレディにルーが致命傷を負わされてしまい、激昂して魔弾を発射。これまでの旅で得た絆を込めた一撃はレディでは吸収できず、光の中へ消え去った。その後、現代へと戻ったところユカと共にルーと再会し、自分が本当の意味で「為すべきことをやり遂げ、帰ってきた」ことを感じ入った。 松岡 ユカ(まつおか ゆか) 声 - 今井由香 【種族:地球人 / 性別:女 / 年齢:17歳 / 身長:165cm / 体重:45kg / 3サイズ:78・56・79】 翔の幼馴染で、ひかるの親友。空手部所属で、アイシアではその技を存分に発揮する。運動神経抜群でスポーツ全般が得意だが、料理は苦手で目玉焼きぐらいしか作れない。明るく社交的で面倒見が良く、誰からも好かれる。翔に好意を寄せているため、翔と親しそうにしているルーへの嫉妬心を隠せない。 ルーとは出あった時から最後までよく喧嘩をするが、翔曰く「仲が悪くて喧嘩しているわけじゃない」とのこと。小説版によれば下着は白と青のボーダー(いわゆる縞パン)。 使用武器は爪と剣。爪を装備している時のみ魔弾を投げつけて攻撃することが可能。小説版 父親が空手道場を開いており、翔とは家が隣同士だったため共に学んだ中。小学生までは翔と一緒にお風呂に入る仲だったが、中学生になってからは恥ずかしさを覚え始めたのでやめている。ヒトシとは失言の応酬を交わす仲。ラストバトルではレディに掴まり魔女にされそうになるが、ルーの一計により助けられる。エピローグでは翔と歩いている時にサンタさんのアルバイトをしていたルーとぶつかり、翔と共に再会を喜んでいた。 伊藤 ひかる(いとう ひかる) 声 - 菊池志穂 【種族:地球人 / 性別:女 / 年齢:16歳 / 身長:159cm / 体重:43kg / 3サイズ:80・58・78】 ユカの小学校からの親友。気が弱くおとなしい性格。内気な自分を変えるため芸能界デビューを決め、芸能人の卵が多数通う学園に転校することに。その矢先にアイシアに引き込まれる。幽霊部員であるが弓道部に所属する。性格が災いしお荷物扱いされることもあるが高い潜在能力を持つ。自分を助けてくれたイムルに好意を見せるようになる。しかし、翔がひかると仲を深めた場合は彼女とのエンディングも可能となっている。ラストバトル前にレディに殺されてしまうが、アイシアの女神によって生き返り再会を迎える。その際は「新見くん」ではなく「翔」と名前で呼ぶようになり、彼に告白する。 使用武器は弓矢。 小説版では序盤で翔に告白し掛けるが、その矢先にアイシアへの転移に巻き込まれてしまう。盗賊に襲われた際にイムルに助けられ、以降は彼を慕うようになり、翔に対する恋愛感情はうかがえなくなる。後にユーロリアにて幽閉されてしまうが、イムルが忘れていったジャケットの中に入っていた装飾品をイムルが発見したことでひかるたちが捕らえられていると知ることとなり、救出された。エピローグでは転校し、レッスンを終えて明るく華やかなアイドルとしてデビューした。 吉永 秋穂(よしなが あきほ) 声 - 玉川紗己子 【種族:地球人 / 性別:女 / 年齢:25歳 / 身長:169cm / 体重:52kg / 3サイズ:90・60・86】 翔らの担任で弓道部の顧問。眼鏡を掛けた理知的な女性。冷静沈着だが正義感が強く、アイシアでは年長者としてその責任を全うしようとする。パーティの頭脳でもある。酒が苦手。作中屈指の巨乳。 使用武器は弓矢。小説版 父親は理論物理学を専門にする権威ある博士であり、秋穂自身も教師として英語と物理を担当している。弓道に関しては父親が「真の国際人とは自らの民族のアンディティティを確立した人間を言う」と考えていたため、幼少より習わされていた。父親と同じ道を歩まなかったのは教職の方が向いていると判断したため。 アイシアに来てしまったという事実に頭を悩ませてしまい、メンバーで一番冷静だった翔にリーダーを託した。アルバイジャンとの絡みも多く、彼が自分たちの世界のことを知っていると即座に見抜いた。エピローグではアルバイジャンやアイシアの正体の一端を彼女の視点から語られている。 ルー 声 - 三石琴乃 【種族:月光族(小説版では地球人) / 性別:女 / 年齢:17歳 / 身長:164cm / 体重:48kg / 3サイズ:88・56・80】 月光族の銃使い。一人称は「わたし」。狩りの腕前は一族の中でトップクラスであり、弓を扱う族内で銃を使える唯一の人物。幼馴染のシャイとはケンカ中で仲直りが出来ない。現実的でシビアな考え方をするが、精神的に未熟。翔に対して早い内から好意を見せており、ユカとはライバルのような関係に。ユカのことは「ツリギョロ」というあだ名で呼ぶ。秋穂に次ぐ巨乳の持ち主。甘い菓子が苦手。普段は男性的な口調で喋るが、時折女性的な口調も混じる。なお、イベントで翔と二人で話す時は完全に女性的な口調になる。 彼女の告白を受けた場合、ラストバトルにてレディに殺されてしまう。しかし女神によって復活させられ、一つの命として地球で生まれ変わっていた。ケーキ配りのアルバイトをしている時に翔と再会し、記憶を取り戻す。 使用武器は翔と同じく銃。小説版 一人称は「あたし」になっており、素性も地球人に変更された。本名は「上月 瑠璃子(こうづき るりこ)」。現実世界において「ルー」という名前はあだ名とされている。あまり物事を深く考えない、スポーツ趣味の少女というキャラ付けがされている。 赤子の時、翔が地球にきたのとほぼ同時期に精神だけアイシアに飛ばされており、地球ではずっと昏睡状態に陥っていた。終盤ではレディの手からユカを助けた代償に致命傷を負うが、エピローグでは精神が地球へと戻り目を覚ましていることが判明する。しかしアイシアでの記憶は失っていた。入院費用を払うためにサンタさんのアルバイトを始め、仕事中にユカがぶつかったことで翔たちと再会し、翔から「ルー」と呼ばれたことで記憶を取り戻す。再会を果たしたところでこの物語は終幕となった。 ハーミー 声 - 大谷育江 【種族:夜夢族 / 性別:女 / 年齢:12歳 / 身長:130cm / 体重:35kg】 夜夢族の無邪気で甘えん坊な女の子。ヤムヤムの森に住み、人の心が読める。自然を愛し、森を駆け巡っては得意の木の実取りをしながら毎日を楽しく過ごしている。翔を兄のように慕っており、ストーリー終盤で登場し、最後のパーティメンバーとして加入する。そのため出番は少なめ。 小説版では最後に翔と再会の約束として指切りげんまんを交わし、直後、翔と別れることとなった。 「なのぉ」と語尾に付けるのが特徴。使用武器は弓矢。 イムル・ルズ・ギ 声 - 保志総一朗 【種族:火竜族 / 性別:男 / 年齢:18歳 / 身長:170cm / 体重:56kg】 火竜族の王子でナムリアの弟。普通に話せるが、普段は癖をつけた話し方をする。落ち込みやすいひかるの心の支えになった。ひかると初めて会った時、暴漢に絡まれていた彼女を助けたのだが錯乱していたひかるは助けてもらったことに気づかずに泣き叫び、通り掛った翔に「イムルがひかるを襲っている」と誤解されて殴られたことがある。が、特にそのことは気にしておらず、翔には友好的に接している。中盤に火竜城に潜入した際に、案内役として一時的に仲間に加わる。別れた後は後方支援に徹し翔たちとは別行動をとる。 使用武器は剣。小説版 出会う経緯が大きく変わり、オパスの監視のため騎士たちと行動していたところ、盗賊(実はオパスの部下)に襲われていたひかるを助けるというものに変更された。またゲームよりも「キレ者の王子」という面が強調されている。 アルバイジャン 声 - 立木文彦 【種族:夜夢族 / 性別:男 / 年齢:?歳 / 身長:190cm / 体重:80kg】 火竜族の商人。翔たちの同行者。当初は胡散臭いことからあまり信用されていなかった。情報収集や商品の買い付けに長けているが、戦闘は不得手。 登場キャラの中で一番体格が良いものの、本来は研究者である為戦いは出来ない。「エレの樹」に代わるエネルギーを探す。その代わりに魔弾を作成して翔たちの手助けをする。実は夜夢族で、オパスに協力するカレンは同郷の出身。しかしアルバイジャンはナムリアと恋仲にあった。 小説版ではエピローグにて彼の正体の一端が秋穂視点で描かれている。小説版 ヒトシと一緒に女湯の覗きに加担しようとするなどスケベな性格。重工業や秋穂の父親のことなど知っており、ただの夜夢族ではないとされていた。 地球にも別人として「アイバイジャン」は存在しており、本名はアルバート・ジャンセン。秋穂の父・吉永博士の研究者仲間であり、若手同僚からあだ名でアルバイジャンと呼ばれていた(父親がアゼルバイジャン出身のため)。小柄で細身とアイシアのアルバイジャンとは似ても似つかない。彼が吉永博士と研究していたのは植物や動物にナノマシンを注入し、寿命を飛躍的に伸ばすというもの。その一環として一つの広葉樹にナノマシンを埋め込み、その結果、アイシアの樹と同じ「光る樹」を生み出した。これは「Project Earth-ia(プロジェクト・アーシィア)」と呼ばれており、またの名を「ERE system(エレ システム)」という。これらのことからアイシアの世界は地球の人間が生み出したことが示唆されている。
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