クオーク【quark】
Quark
Quarkとは、素粒子の構成要素であり粒子の最小単位である。IT用語としては、DTPソフトウェア「QuarkXPress」の略称または開発元企業の名称、あるいは、Intelが開発した小型・低消費電力マイクロプロセッサのファミリーの名称(Intel Quark)などに用いられている。
Intelのマイクロプロセッサとしての「Intel Quark」は、Intelが2008年に発表した「Intel Atom」を更に小型かつ低消費電力にしたラインアップという位置付けで捉えることができる。「Atom」は「原子」を意味し、基本的には物質を構成する最小単位とされているが、素粒子は原子よりも更に小さい単位とされている。Intelは2014年にIntel Quarkを搭載した小型コンピュータ端末「Intel Edison」を発表しているが、Intel Edisonはプロセッサや通信モジュールを搭載して筐体がSDメモリーカード大という小型サイズを実現している。
参照リンク
Intel Edison Development Board
クォーク
クォーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/11 09:38 UTC 版)
今日の形のクォークモデルは、マレー・ゲルマンによって1964年に提唱された。また、同時期にユヴァル・ネーマンおよびジョージ・ツワイクもこのモデルを導いた。クォーク模型は、複合粒子を構成する基本粒子の電荷を分数にすること、およびそれらの基本粒子はまだ観測されていない粒子であると考えることによって完成した(坂田模型は、すでに観測されていた陽子、中性子およびラムダ粒子を基本粒子と考えていた)。スピン3⁄2のΩ− 粒子は基底状態十重項のメンバーであり、モデルから存在が予想された。この粒子がブルックヘブン国立研究所における実験で発見されたとき、マレー・ゲルマンはこの業績によりノーベル賞を受賞した。
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クォーク(声:乃村健次)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 16:01 UTC 版)
「ラチェット&クランク」の記事における「クォーク(声:乃村健次)」の解説
おなじみの邪魔者。今作ではクランクによる攻略の跡を自分が闘った歴史だとでっち上げ、実演して伝記を創るが、ラチェットを助けるため活躍する。
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クォーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 03:06 UTC 版)
クォーク模型に至る道は、20年に至る道のりであった。小林稔の2中間子仮説を、わずかばかり修正し、坂田の2中間子仮説が出る。その後、多くの素粒子を分類・理論化する試みがなされ(1949年2粒子からなるヤン・フェルミ模型など)、1953年にマレー・ゲルマン、西島和彦らのストレンジネスの同時発見がなされる。これらを元に、1955年に坂田昌一が坂田模型を発表し、大貫義郎らが、群論を使いSU(3)モデル(IOO対称性)を示す。(クォーク模型において群論を使った嚆矢)。さらに、八道説(日本でも唱えられている)を経て、マレー・ゲルマン、ジョージ・ツワイク、ユヴァル・ネーマンが1964年、独立してクォークを示し、長い素粒子を整理する戦いは終わる。量子色力学は、クォークの3要素(電荷1/3)に対応するよう構成されることになる。これによりゲルマンはノーベル賞を受賞。
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クォーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 02:35 UTC 版)
「スターオーシャンシリーズ」の記事における「クォーク」の解説
クラウストロ人を中心とした反銀河連邦組織。拠点はクラウストロ3号星だが、惑星政府とは無関係。
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クォーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/27 05:40 UTC 版)
「フレーバー (素粒子)」の記事における「クォーク」の解説
全てのクォークはバリオン数B = 1⁄3を持つ。加えて、それらは弱アイソスピンT3 = ±1⁄2を持つ。正のT3クォーク(アップ、チャームおよびトップクォーク)はアップ型クォークと呼ばれ、負のT3クォークはダウン型クォークと呼ばれる。アップ型およびダウン型クォークの各二重項は、クォークの一つの世代を構成する。 クォークは以下のフレーバー量子数を持つ: アイソスピン: アップクォークでI3 = 1⁄2、ダウンクォークでI3 = −1⁄2。 ストレンジネス (S): ストレンジクォークで−1。マレー・ゲルマンによって導入された。 チャーム (C): チャームクォークで+1。 ボトムネス (B′): ボトムクォークで−1。 トップネス (T): トップクォークで+1。 これらは電磁相互作用および強い相互作用で保存される(弱い相互作用では保存されない)ので、有用な量子数である。これらから派生的に次の量子数を構成できる: 超電荷 (Y): Y = B + S + C + B′ + T 電荷: Q = I3 + 1⁄2Y(中野・西島・ゲルマンの法則を参照) 任意のフレーバーのクォークはハミルトニアンの弱い相互作用部分の固有状態である。そして、それは明確な方法でウィークボソンと相互作用する。反対に、固定質量のフェルミ粒子(ハミルトニアンの力学相互作用および強い相互作用部分の固有状態)は、通常さまざまなフレーバーの重ね合わせである。その結果、ある量子状態に含まれるフレーバーは、自由伝播する形で変化しうる。フレーバーからクォーク質量の基盤への変換は、いわゆるカビボ-小林-益川行列(CKM行列)によって与えられる。この行列はニュートリノのPMNS行列と類似して、クォークの弱い相互作用におけるフレーバー変換の強度を定義する。 CKM行列は、少なくとも三世代が存在する場合は、CP対称性の破れを許容する。
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クォーク
出典:『Wiktionary』 (2021/08/06 14:12 UTC 版)
異表記・別形
語源
名詞
- ハドロンを構成する素粒子。単独で存在することはなくハドロン中にのみ存在する。+2/3・eの電荷を持つアップ・トップ・チャームと、-1/3・eの電荷を持つダウン・ボトム・ストレンジの六種類がある。それぞれの粒子は色荷という物理量を有していて、ハドロン中で色荷は白色でなければならない性質を持つ。
翻訳
- アラビア語: كوارك (ar) (kuwark) 男性
- ベンガル語: কোয়ার্ক (bn)
- ブルガリア語: кварк (bg) 男性
- カタルーニャ語: quark (ca) 男性
- チェコ語: kvark (cs) 男性
- デンマーク語: kvark (da)
- ドイツ語: Quark (de) 中性
- ギリシア語: κουάρκ (el)
- 英語: quark (en)
- エスペラント: kvarko (eo)
- ペルシア語: کوارک (fa) (kuārk)
- フィンランド語: kvarkki (fi)
- フランス語: quark (fr) 男性
- アイルランド語: cuarc (ga) 男性
- セルビア・クロアチア語:
- ヒンディー語: क्वार्क (kvārk)
- ハンガリー語: kvark (hu)
- アルメニア語: քվարկ (hy) (k’vark)
- イド語: quarko (io)
- アイスランド語: kvarki (is) 男性
- イタリア語: quark (it) 男性
- 朝鮮語: 쿼크 (kwokeu), 쿼크모형 (kwokeumohyeong)
- マケドニア語: кварк (mk) (kvárk) 男性
- オランダ語: quark (nl) 男性
- ポーランド語: kwark (pl) 男性
- ポルトガル語: quark (pt) 男性
- ロシア語: кварк (ru) (kvark) 男性
- スロヴェニア語: kvark (sl) 男性
- スペイン語: quark (es) 男性
- スウェーデン語: kvark (sv)
- トルコ語: kuark
- ウクライナ語: кварк (uk) 男性
- ウルドゥー語: کوارک (ur) (kvārk)
- 中国語: (繁): 誇克/ (簡): 夸克
「クォーク」の例文・使い方・用例・文例
- クォークグルオンプラズマを生成する
- クォークやレプトンはフェルミ粒子に属する。
- ハドロンは、強い力で結合されたクォークからなる複合粒子です。
- 6種類のクォーク
- クォークの6つのフレイバーの1つ
- クォークの反粒子
- -1/3の電荷を持つクォークで、質量は電子の約1万倍
- +2/3の電荷を持つクォークで、電子のクォークの2900倍もの質量があり、+1のチャームを持つ
- 電荷-1/3で電子の607倍の質量をもつ安定したクォーク
- クォークの中で強い相互作用を中和するゲージボソン粒子
- クォークで、電荷-1/3、電子の988倍の質量とストレンジネス-1を持つ
- 電荷+2/3、電子のほぼ10万倍以上の質量をもつ仮説上のクォーク
- +2/3の電荷と電子の607倍の質量を持つ安定したクォーク
- フレイバーという,物理学のクォークという構成子の種類
- 素粒子の構成要素としての,未発見の6番目のクォーク粒子
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