国際自動車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/06 04:34 UTC 版)
歴史
創業から終戦まで
- 1920年(大正9年)3月 - 国際自動車株式会社を設立、ハイヤー事業を開始。本社を東京市麹町区(現・東京都千代田区)内幸町に置く[2]。
- 1926年(大正15年)7月 - 東京市赤坂区溜池へ本社を移転(山王営業所)[2]。
- 1943年(昭和18年)12月 - 戦時統合により、国際自動車株式会社、赤坂自動車株式会社、青山自動車株式会社、東港自動車株式会社の4社が合併し、東亜自動車株式会社を設立[2]。
- 1944年(昭和19年)12月 - 東亜自動車株式会社を、国際自動車株式会社へ商号変更[2]。
- 1945年(昭和20年)
戦後 - 1970年代
- 1945年(昭和20年)10月 - 貸切バス事業の営業権を譲り受け、バス事業に進出する[2]。
- 1946年(昭和21年)- 進駐軍の輸送バスを運行する[2]。
- 1949年(昭和24年)- 東京 - 箱根急行バス(通称「弾丸バス」)を運行開始[2]。
- 1953年(昭和28年) - ハイヤー中野営業所内に、初のタクシー営業所となる中野営業所を設置し、タクシー事業を開始する[2](現在は赤羽営業所へ移転)。
- 1960年(昭和35年) - 株式会社赤坂自動車練習所を設立[2](後の国際自動車教習所)。
- 1961年(昭和36年)- 貸切バスの塗色を変更。現行の「kmカラー」となる[2]。
- 1972年(昭和47年)- 貸切バスに独自開発のロイヤルサロンカーを導入(前方は回転シート、後方サロンの豪華仕様)[2]。
- 1973年(昭和48年)
1980 - 1990年代
- 1980年代前半(詳細な時期不明) - 独自路線で営業を展開していた品川自動車タクシー・新和自動車・弥生交通と、チェッカーキャブ所属の大丸交通が、業務提携を結びkmグループ入りする。
- 同時に標準色の帯部分を青色に変更した「kmグループ」車色を制定し、提携事業者はこの車色を使用することとなる(この塗色の車両はその後、グループ事業者の塗色規定変更に伴い、2005年頃から車両代替により徐々に減少し、2009年頃まで現存していた)。
- 1989年(平成元年) - 豊玉タクシーと業務提携[8]。
- 1990年(平成2年) - マコト交通と業務提携[9]。
- 1995年(平成7年)
- 1998年(平成10年)
- 1999年(平成11年) - 国際ハイヤー株式会社と国際タクシー株式会社が合併し[2]、ケイエム国際株式会社に商号変更[2]。
2000年代以降
- 2001年(平成13年) - 国際自動車株式会社が、ケイエム国際株式会社を合併する[2]。
- 2003年(平成15年) - 大丸交通との契約を終了[注釈 2]。北千住営業所を千住営業所と同一住所へ移転[注釈 3]。目黒営業所・祐天寺営業所を品川区西品川(ケイエムタクシー・国際自動車教習所と同一住所)へ移転。青戸営業所・立花営業所を廃止。
- 2004年(平成16年)
- シナジー・キャピタル傘下入り。
- 不動産賃貸事業から撤退する[2]。
- ケイエム赤坂を廃止。
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年) - 中央無線(現・信和事業)所属の東京ラッキー自動車と業務提携[10]。国際株式会社と資本提携[11]。
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)
- 月日不詳 - 白樺自動車が国際ハイヤーへ商号変更。
- ハイヤー赤坂支店を品川支店へ統合。
- 中央無線所属の山手交通・新進タクシー[注釈 5]・埼玉県川口市のハッピータクシーの山手交通グループ3社と業務提携[12]。
- ケイエム国際タクシーみなとみらい営業所が開設。
- 11月
- 11月1日 - kmホールディングス株式会社、国際自動車株式会社、国際ハイヤー株式会社、ケイエムホールディングス株式会社の4社の本社を、港区赤坂2丁目8番6号のkm赤坂ビルへ移転[2]。
- 11月15日 - 城西東雲営業所を廃止。37台あった車両は世田谷15台、吉祥寺14台、三鷹8台に配置転換された。城南営業所の車両13台も16日付けで五反田営業所に配置転換された。
- 箱崎のロイヤルパークホテルが、日本交通専用乗り場からkm専用乗り場に変更された。
- 12月
- 城南の五反田営業所を2011年の3月に閉鎖し、羽田センターに統合することが決定。それに伴いLPガススタンドも閉鎖される(最低でも3月末日までは営業)。この統廃合で羽田センター(城南営業所)の保有台数は約300台となる。 これにより、かつての目黒営業所・祐天寺営業所・五反田営業所・ケイエムタクシーが羽田センター1箇所に集結することになる{{なお、銀座地区のkm自主規制は12月10日時点で継続中であり、12月の繁忙期を迎えマイタクシーカードの登録者を中心に不満の声が上がった。同日時点では自主規制解除については未定(晴海通り、外堀通り、日比谷通り、昭和通りに囲まれた範囲内には21時 - 25時まで迎車車両と乗り場に並ぶ以外には空車進入禁止という社内規定)であった。}}。
- kmホールディングスが、ANZENグループ(本社・板橋)を2011年1月末に買収、完全子会社化すると発表。約9割の株式を実質的に保有する投資ファンドのヴァリアント・パートナーズ(東京・千代田)などから全株式を取得する。12月13日付けで株式譲渡契約は締結済み。
- 山梨県笛吹市の栄和交通と業務提携。
- 2011年(平成23年)
- 城東東雲営業所と城北東雲営業所を統合し、国際自動車東雲とする。
- 城東の千住・北千住営業所を台東区橋場(旧:浅草営業所)に移転し、台東本社営業所へ改称。
- 城南の羽田第一・羽田第二営業所を羽田営業所へ統合。
- 2012年(平成24年)
- 吉祥寺営業所を建て替えのため、ANZEN品川世田谷営業所内に移転。
- 株式会社ケイエム観光バスが、品川・田町とお台場を結ぶ乗合バス「お台場レインボーバス」を運行開始。
- ニュー東京観光自動車株式会社を買収。
- 国際ハイヤー株式会社で組織変更を実施、丸の内支店を第一支店、品川支店を第二支店へ改称。
- カーボンオフセットの取り組みとして「環境にやさしいタクシーのりば」を開設。
- 株式会社ケイエム観光バスにおいて「公益社団法人日本バス協会 貸切バス事業者安全性認可認定」を取得。
- 株式会社白樺自動車がケイエム国際株式会社へ商号変更。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年) - チェッカーキャブ所属で北海道交運グループの東京太陽と業務提携[22]。
- 2019年(平成31年・令和元年)
- 2020年(令和2年)
- 4月 - チェッカーキャブ所属の三和交通および同無線協組所属で北海道交運グループの太陽自動車と業務提携。
- 7月1日 - 横浜地区(国際自動車(横浜)本社営業所)における「S.RIDE」サービス及びそれによる事前確定運賃サービスを開始[27]。
- 9月18日 - 国際自動車(城南)・国際自動車(城東)・国際自動車(東雲)・国際自動車(新宿)・夢交通を国際自動車(T1)に、国際自動車(世田谷)・国際自動車(城西)・国際自動車(城北)・ライオン交通を国際自動車(T2)に再編し、地域子会社を整理。
- 10月1日 - 同日付でライオン交通株式会社(本社:東京都葛飾区青戸)[注釈 8]を吸収合併、ライオン交通は解散[28]
- 10月1日 - kmGオートアシストを設立。分社の営業所にある整備工場およびオートガススタンドを移管、国際ハイヤー株式会社がケイエム国際株式会社を吸収合併。
- 12月4日 - チェッカーキャブ所属の三陽自動車交通と業務提携[29]。
- 2021年(令和3年)
- 2月10日 - 三陽自動車交通の国際自動車仕様車が営業開始[29]。
- 4月1日 - ケイエム観光バスをkmモビリティサービスへ商号変更[30]。
- 2022年(令和4年)
- 2023年(令和5年)
- 3月23日 - kmGオートアシストがジャパンタクシー専用の大型フェンダーミラー「ミラクルミラー」の一般販売を開始[35]。
- 3月29日 - 提携事業者(kmパートナーズ)である豊玉タクシー出身の個人タクシーとの提携を開始。提携事業者(kmパートナーズ)出身者との提携は初となる[36]。
- 3月30日 - チェッカーキャブ所属で富士グループの高砂自動車と業務提携[37]。
- 6月14日 - kmGオートアシストがジャパンタクシー用ホイールキャップの再生サービス「ミラクルきらきら」を開始[38]。
- 6月 - チェッカーキャブ所属で富士グループのアサヒ交通と業務提携、これに伴い7月5日に出発式を行う[39]。
- 9月1日 - チェッカーキャブ所属で富士グループの日月東交通と業務提携[40]。
- 2024年(令和6年)
- 3月6日 - 「S.RIDE」アプリ配車専用車の運行を大和自動車交通、グリーンキャブと同時に開始[41]。
注釈
- ^ 以前は髙島屋グループに属し、ハイヤー主体でタクシーはチェッカーキャブ所属の非無線営業。
- ^ 大丸交通は独自営業を経て、2005年にチェッカーキャブへ復帰。
- ^ 跡地はすばる交通(日本交通提携)北千住営業所となる。
- ^ ただし、大丸森永グループに所属する。
- ^ ただし車両の切り替え期間である9月頃までは中央無線カラーの車両も運行していた。
- ^ ただし、サービス開始時点では国際・大和・寿のみ。
- ^ ジャパンタクシー、セレナ及びゴールドタクシー(旧・黒タク)扱いのクラウンセダンスーパーデラックスGパッケージのみ仕様変更され、セドリックや四社色のクラウンセダンスーパーデラックスはジャパンタクシーに代替。セレナは同車種初のユニバーサルデザインタクシーとしてチェッカーキャブ所属の山三交通及び八洲自動車(当時、2023年より日本交通提携)と同時に導入された車両で、2016年12月2日には出発式が開催された[26]。セレナのみ側面に「KOKUSAI MOTORCARS」の表記があり、また日本交通提携時代に同車種のみにあったボンネット上の表記(側面と同じ「NIHON KOTSU GROUP」「LION TAXI」)は抹消されたままであった。
- ^ 愛知県のつばめタクシーグループのライオン交通株式会社とは関係ない。
- ^ 国際自動車城西練馬営業所と城南羽田営業所は全車濃紺色のハイグレード車であった。
- ^ 営業所記号:新
- ^ 帝都グループのコーディアルタクシー(かつて同名だった)とは無関係。
- ^ 営業所記号:青
- ^ a b c d e f g 2019年以降に国際自動車と提携または傘下入りした事業者には四社色車は存在しない。
- ^ a b c d e f g 2019年以降に国際自動車と提携または傘下入りした事業者、あるいはそれ以外の事業者でも同年以降導入の車両は側面には社名表記がなく、kmマークのみ。
- ^ かつてチェッカーキャブに所属していた同名会社(平和自動車交通グループ、日本交通横浜に営業権を譲渡)とは関係ない。
- ^ 横浜市に本社のある三和交通(都区内でも日本交通グループとして営業)・名古屋市の三和交通・兵庫県の三和交通などとはそれぞれ関係ない。
- ^ 福岡ラッキー自動車グループで信和事業所属かつ大和自動車交通提携の東京ラッキー自動車 (2代) とは関係ない。
- ^ 元・長崎ラッキー自動車グループ。2015年東京ラッキー自動車 (初代) [注釈 17]から改称。
出典
- ^ a b c d e f 会社概要|企業情報 国際自動車株式会社、2020年12月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al 沿革|企業情報 国際自動車株式会社、2020年12月29日閲覧。
- ^ a b c d e 国際自動車株式会社 第15期決算公告
- ^ a b c グループ会社|企業情報 国際自動車株式会社、2020年12月29日閲覧。
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- ^ a b 「国際自動車 都心3ビルを売却へ 売却額1200億円以上の見込み」『毎日新聞』7頁 2004年6月27日
- ^ a b 「国際自動車 UFJ系ファンド、株式の95%を掌握」『毎日新聞』10頁 2004年9月15日
- ^ 企業情報 沿革 豊玉タクシー株式会社
- ^ 私たちの紹介 マコト交通株式会社
- ^ 会社概要・沿革 ラッキータクシー株式会社
- ^ 会社概要 沿革 國際株式会社
- ^ 会社概要 山手グループ
- ^ 会社案内 冨士自動車のあゆみ 冨士自動車株式会社
- ^ 会社案内 親切タクシー株式会社
- ^ ご挨拶 総合物流サービス生活グループ 江戸川総業株式会社]
- ^ 会社概要 有限会社北海道・函館 moomoo-taxi
- ^ [1] 北海道新聞、2015年8月12日付[リンク切れ]
- ^ km提携個人タクシーの出発式を行いました 国際自動車グループ イベント報告、2016年4月3日
- ^ kmタクシー20社目の仲間入り「関東自動車交通」出発式 国際自動車グループ お知らせ、2017年4月1日
- ^ 株式会社夢交通との株式譲渡契約の締結について 国際自動車グループ プレスリリース、2017年7月10日
- ^ 世界初!スマホを振るだけで、空車タクシーが 集まってくるアプリ「フルクル」が提供開始 国際自動車グループ お知らせ、2017年11月12日
- ^ 東京太陽株式会社は国際自動車株式会社のグループ会社として加盟しました 東京太陽株式会社 トピックス、2018年5月8日
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- ^ ライオン交通株式会社[リンク切れ]
- ^ 国際自動車グループ プレスリリース 国際自動車、タクシー配車アプリ「S.RIDE」による タクシーの事前確定運賃サービスを開始 2019年10月25日
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- ^ kmGオートアシスト オートガススタンド事業を拡大
- ^ kmGオートアシスト、第10番目の新整備拠点を開設 ~整備網拡大~ 国際自動車グループ プレスリリース、2022年10月11日
- ^ a b ““東京の景色を変えた。タクシードライバーの視界を変えた。”kmGオートアシストがTOYOTA JPNTAXI専用「ミラクルミラー」一般販売を開始!”. kmGオートアシスト (2022年5月26日). 2023年3月13日閲覧。
- ^ kmパートナーズから初となるkm個人タクシーが誕生いたしました! km NOW 国際自動車 総合計画室スタッフブログ、2023年4月5日
- ^ 新しいkmパートナーズ「高砂自動車株式会社」が誕生しました! km NOW 国際自動車 総合計画室スタッフブログ、2023年4月6日
- ^ タクシーの綺麗も足元から タイヤホイールキャップリユース「ミラクルきらきら」 6月14日よりサービス開始 国際自動車グループ プレスリリース、2023年6月14日
- ^ 国際自動車株式会社とアサヒ交通株式会社 タクシー事業において2023年6月に業務提携 国際自動車グループ プレスリリース、2023年7月5日
- ^ “国際自動車株式会社と日月東交通株式会社 タクシー事業において2023年9月に業務提携”. プレスルーム – 国際自動車株式会社. 2023年12月8日閲覧。
- ^ “タクシー 配車アプリ S.RIDE[エスライド] | 東京都内 タクシー供給不足の課題解決に向けた実証実験としてタクシーアプリ「S.RIDE」、アプリ配車専用車の運行開始 | News”. S.RIDE[エスライド] 東京最大級のタクシーアプリ. 2024年3月6日閲覧。
- ^ 国際自動車 タクシーの事業許可取り消しへ 920台走れぬ可能性 MSN産経ニュース・2009年6月30日
- ^ 大手で初、「国際自動車」事業許可取り消し Yomiuri Online・2009年9月2日
- ^ 国際自動車が大手初の“免停”へ 2年間、約900台が事業停止 MSN産経ニュース・2009年8月26日
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