スーパーフリー事件 早稲田大学の関与と対応

スーパーフリー事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/25 08:35 UTC 版)

早稲田大学の関与と対応

前述のとおり早稲田大学は入試に合格した代表者を1994年4月に政経学部に入学させた。2001年に授業料未払いのため退学処分にしたが[3]、代表者が再び入試で合格したため2002年4月に第二文学部に再入学させた。すなわち代表者は10年近く早稲田大学の学生だったことになる。

早稲田大学がIT関連のベンチャー企業育成を主な目的にして2000年に設立した「Zaiya.com」が行ったコンテスト「iモードビジネスコンテスト2000」において、犯行現場でもある自宅兼事務所で代表者と共同生活をしていたスーパーフリーの幹部(逮捕者[17][18][19])に優秀賞が与えられていた[27][28]

早稲田大学は2000年4月にスーパーフリーを公認サークルに認定したが、他大学のキャンパス内の学生掲示板に無許可でビラを貼りつけたことによって2002年4月に公認を取り消していた。すなわち、事件発覚時には早稲田大学はスーパーフリーを公認していなかった。小野登志郎は、ビラを学生掲示板に無許可で貼りつけたことだけで公認取り消しになるのは考えにくいため、他に何か理由があったのではないかとの推測を著書に記載している[7]

事件発覚を受け、学生部長は2003年6月26日に品位を守るよう全学生にEメールで通知した[29]。早稲田大学文学部教授会は代表者を2003年7月1日付けで退学処分にした。同様に在学者から逮捕者を出した早稲田大学の政治経済学部教育学部の両学部もこれに続き、2003年7月8日付けで在籍する学生の退学処分を発表した。

早稲田大学の学生不祥事調査対策委員会は、2003年7月31日付で合計約1000ページに及ぶ教職員向けの「第一次報告書」を作成している。この報告書は早稲田大学の各学部16箇所に保管され、教職員のみ閲覧が可能である。事件発覚後に早稲田大学に寄せられた900件の電話と460件のメールの内容が全て記録されている[7]




  1. ^ a b c d 『Rape Club: Japan's most controversial college society』 ABC Australia作成、Journeyman Pictures配給、2008年1月21日https://www.youtube.com/watch?v=BTxZXKsJdGU2019年3月3日閲覧 
  2. ^ 公認を受けたのは2000年度と2001年度のみ
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n 【独占手記】刑期を終えた「スーフリ事件」主犯 週刊新潮(2019年2月21日号) 2019年2月18日閲覧。記事は次のウェブサイトで公開中: https://www.dailyshincho.jp/article/2019/02240800/ https://www.dailyshincho.jp/article/2019/02250800/ https://www.dailyshincho.jp/article/2019/02260800/
  4. ^ a b c d e 被害者が語る卑劣な手口と“素顔”のギャップ” (日本語). リアルライブ (2019年2月18日). 2019年5月10日閲覧。
  5. ^ a b 髙良沙哉 (2009年3月31日). “集団強姦罪の制定過程における「性的自由」論議(沖縄大学法経学部紀要)”. 2019年5月11日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i 東京地裁における主犯への判決文(平成16年11月2日判決)
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 小野登志郎『ドリーム・キャンパス―スーパーフリーの「帝国」』太田出版 (2004/07)
  8. ^ a b c d サンデー毎日 2003年7月13日号 "総力取材 重大事件「 書かれざる全真相 」 メンバーが本誌に明かした「 強姦 」 までの全手口 早大「 レイプサークル 」 5人逮捕 被害続々"
  9. ^ スーフリ代表、2審も懲役14年” (日本語). ライブドアニュース (2005年6月2日). 2019年5月11日閲覧。
  10. ^ スーパーフリーの機関紙には第13代と記載しているものもある
  11. ^ a b 第56回公判 2004年6月4日金曜日13:30(第104号法廷)
  12. ^ a b c d e f 週刊ポスト 2003年7月11日号 "「 グラビアと特集 」 徹底追及15ページ ふざけるな!お前ら世の中をナメるなよ! 早大「 レイプサークル 」 スーパーフリー幹部が全告白 「 俺たちの帝国はヤリたい放題だった 」 "
  13. ^ a b 週刊文春 2003年7月3日号 "総力取材 堕ちた「 都の西北 」 「 早大レイプサークル 親の顔が見たい 被害者数百人 」"
  14. ^ a b 週刊文春 2003年9月25日号 "初公判 早大レイプサークル 元幹部の懺悔告白"
  15. ^ a b c 第17回公判 2004年2月24日火曜日14:30(第528号法廷)
  16. ^ 2003年7月7日月曜日 週刊ポスト( 2003年7月18日号 )早大サークル集団レイプ事件第2弾 戦慄の「 レイプマニュアル 」 を入手  口封じの「 暴行写真 」 とはあまりにもむごい!
  17. ^ a b “〈スーフリ事件当事者の獄中独占手記〉スーパーフリー事件 僕を襲った「黒幕」報道”. 35(4): 96-106. (2005). https://www.fujisan.co.jp/product/1281681737/b/134775/. 
  18. ^ a b “大反響の元幹部手記第2弾! スーパーフリー事件 僕はこうして裁かれた”. 35(5): 62-73. (2005). https://www.fujisan.co.jp/product/1281681737/b/134776/. 
  19. ^ a b “№2とされた男の獄中手記 第3弾!”. 35(7): 52-59. https://www.fujisan.co.jp/product/1281681737/b/134778/. 
  20. ^ 解禁!暴露ナイト2013年6月13日放送分。テレビ東京番組サイトのアーカイブ
  21. ^ あの「スーフリ」とはレベルが違う? 現役東大生の強制わいせつ事件で露呈した“ヤリサー”の幼稚化 - 社会 - ニュース” (日本語). 週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト] (2016年6月7日). 2019年5月11日閲覧。
  22. ^ 第7回公判 2003年12月25日(木)13:30(第104号法廷)
  23. ^ 早大生が集団レイプ事件”. natto.5ch.net. 2019年2月21日閲覧。
  24. ^ [M super freeって]”. web.archive.org (2003年12月12日). 2019年2月24日閲覧。
  25. ^ 前述の明治大学サイドキックスからスーパーフリーに輪姦を持ち込んだ人物と推測されるが、要出典。
  26. ^ a b 週刊文春 2003年8月14日・21日号 "慶応黒幕逮捕で怯える「 早大レイプサークル 」 の共犯者たち -被害届は約30件-"
  27. ^ Zaiya.comがスーフリ育成”. www.geocities.co.jp. 2019年3月8日閲覧。
  28. ^ iモードビジネスコンテスト2000、受賞作品が発表に”. k-tai.watch.impress.co.jp. 2019年3月8日閲覧。
  29. ^ news&topics”. www.waseda.jp. 2019年2月24日閲覧。
  30. ^ 週刊文春 2007年9月27日号。
  31. ^ 「悪質タックル」問題で日大受験者1万人激減も 「早大『スーフリ事件』より深刻だ」専門家警告” (日本語). zakzak (2018年5月30日). 2019年5月11日閲覧。
  32. ^ “グーグル:事件と無関係…検索結果の削除求め男性が提訴”. 毎日jp (毎日新聞社). (2012年9月20日). オリジナルの2012年9月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120922022310/http://mainichi.jp/select/news/20120920k0000m040156000c.html 
  33. ^ “グーグルに表示差し止め命令 個人名の検索予測巡り 東京地裁、損害賠償も命じる”. 日本経済新聞 電子版 (日本経済新聞社). (2013年4月15日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG15043_V10C13A4CR8000/ 
  34. ^ “名前検索の名誉毀損訴訟、米グーグル本社が控訴”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2013年6月14日). オリジナルの2013年6月25日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20130625130531/http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130614-OYT1T01077.htm?from=ylist 
  35. ^ “「検索」単語の予測表示、名誉毀損認めず 東京地裁”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2013年5月30日). オリジナルの2013年5月31日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130531060203/http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130530/trl13053020420004-n1.htm 
  36. ^ “グーグルに氏名入力で犯罪連想、名誉毀損でない”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2013年10月31日). オリジナルの2013年10月31日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131031111653/http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131031-OYT1T00218.htm 
  37. ^ 週刊アサヒ芸能 2013年8月8日号「短期集中連載(下)早稲田大「輪姦サークル」 「スーパーフリー事件」10年目の真実」
  38. ^ 早稲田大学公認イベントサークル SUPER FREE へようこそ!”. web.archive.org (2003年6月19日). 2019年3月8日閲覧。
  39. ^ スーパーフリー機関紙「ドリキャン通信」(2002年4月28日号)
  40. ^ 『第13回 関東連合はなぜ巨大化していったのか?』 2013年3月8日 久田将義 MSNドニッチ!


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