山形刑務所とは? わかりやすく解説

山形刑務所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/07 13:08 UTC 版)

山形刑務所(やまがたけいむしょ)は、法務省仙台矯正管区に属する刑務所

山形刑務所

下部機関として米沢拘置支所、酒田拘置支所を持つ。

歴史

  • 1949年(昭和24年) - 岩手県の山王海ダムの建設現場に受刑者が出役[1]
  • 1950年(昭和25年) - 最上農場開設。
  • 1957年(昭和32年) - 最上農場に農業訓練所(後に最上農業学園)を付設。
  • 1962年(昭和37年) - 刑務所が現在の場所に新築移転[2]

所在地

  • I級
  • LA級
  • A級

禁固刑受刑者や26歳以上の初犯者(長期初犯者を含む)を収容する男子刑務所。

収容定員

  • 605人

舎房棟 工場棟新築済みで増員 現在 1300名以上

組織

所長の下に2部1課を持つ2部制である。

  • 総務部(庶務課、会計課、用度課)
  • 処遇部(処遇部門、企画部門)
  • 医務課

外観・設備

  • 木工・金属・革工工場など。

職業訓練

職業訓練のうち、総合訓練を行う総合訓練施設(全国に8施設)の一つに指定されており、総合訓練として、電気工事科、農業園芸科、溶接科、情報処理科、数値制御機械科、自動車科の6種目を実施している。また、自庁訓練として、革工芸科、線維デザイン科、ビル設備管理科、フォークリフト運転科の4種目を実施している。職業訓練を行う施設として、山形刑務所は修了証書を授与する場合その他必要があれば出羽技能訓練所の名称を用いることができる。

1990年代頃には、交通事犯禁錮受刑者などを対象に山形刑務所最上農場で構外作業を行わせる開放的処遇も行われていたが、2000年代以降に終了している[3]

著名な受刑者

脚注

  1. ^ 重松一義『日本刑罰史年表 増補改訂版』柏書房、2007年、282頁。ISBN 9784760131655 
  2. ^ 重松一義『日本刑罰史年表 増補改訂版』p300
  3. ^ 令和元年度版犯罪白書 受刑者の処遇等”. 法務省 (2019年). 2023年2月4日閲覧。
  4. ^ 毎日新聞』1967年1月18日東京夕刊第4版第一社会面7頁「【藤沢】女高生殺しのS 親類宅で逮捕」(毎日新聞東京本社

外部リンク 

座標: 北緯38度18分50.3秒 東経140度21分32.3秒 / 北緯38.313972度 東経140.358972度 / 38.313972; 140.358972





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