笠松刑務所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/25 06:24 UTC 版)

笠松刑務所(かさまつけいむしょ)は、法務省矯正局の名古屋矯正管区に属する刑務所。全国に9か所ある女子刑務所のうちのひとつである。
所在地
収容分類級
収容定員
- 532人
沿革
- 1948年(昭和23年):笠松女子学院として設立。全国から成績の良い受刑者を集め、格子なき刑務所にしたいとの構想で設立された。当初の収容人員は約60名程度で織物作業に従事させた。
- 1949年(昭和24年):笠松刑務所に改称
組織
所長の下に2部1課を持つ2部制である。このほか、他の女子刑務所と同様に、調査官が配置されている。
- 総務部(庶務課、会計課、用度課)
- 処遇部(処遇担当、企画担当)
- 医務課
- 調査官
外観・設備
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特記事項
- 受刑者の社会復帰促進のため職業訓練が実施されており、美容・ボイラー運転・介護サービス・ビルハウスクリーニングの4課程を設置している。中でも美容課程は全国の刑務所から受刑者を募って訓練し、出所後の社会復帰円滑化を目指している。なお、刑務所内にある美容院は、受刑者が美容師で働いているが、一般人(女性のみ)も利用可能である。
- 刑務作業の一環として、七宝製品が製作されている。
- 第二次世界大戦後の一時期には、付属特別女子少年院が設けられていた。同院からは1951年(昭和26年)11月6日、収容者8人が集団脱走を行っている[1]。
脚注
- ^ 重松一義『日本刑罰史年表 増補改訂版』柏書房、2007年、286頁。ISBN 9784760131655。
外部リンク
座標: 北緯35度22分24.1秒 東経136度45分23.6秒 / 北緯35.373361度 東経136.756556度
固有名詞の分類
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