爪楊枝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 21:22 UTC 版)
爪楊枝(つまようじ、妻楊枝)は、歯間に挟まったものを取ったり食物を刺したりするのに使う先の尖った細い棒である[1]。箸や串程には長くなく主に木製である。単に楊枝(ようじ)あるいは小楊枝と呼ばれることもある。英語では Tooth pickといい、合成樹脂や竹など木以外の素材の製品も見られる。
- ^ 爪楊枝. コトバンクより2022年12月8日閲覧。
- ^ a b c 道心 2021, pp. 182–187.
- ^ 岩波新漢語辞典、p.695 「楊」「楊枝」の項、「昔、楊(やなぎ)の枝をかじると歯の痛みがなおるとされ、仏家でこれを用いたからという。」、岩波書店、ISBN 4-00-080080-9、1995年4月13日第2刷
- ^ 人はいつから歯みがきを始めたのか (6)楊枝で煩悩をかみ砕く 仏教経典の教え、歯木から楊枝へ、「隋や唐の記録には「歯痛を鎮めるために、ヤナギの皮をかんでその汁を歯になすりつける」とあり、」、歯みがき 100年物語、ライオン歯科衛生研究所
- ^ 三浦基弘『身近なモノ事始め事典』東京堂出版、2010年、ISBN 978-4490107876
- ^ 道心 2021, pp. 116–118.
- ^ 道心 2021, pp. 101.
- ^ 塩野米松『最後の職人伝「手業」に学べ 人の巻』平凡社、2007年、123頁。
- ^ a b 日本経済新聞・朝刊 (日本経済新聞社): p. 32. (1987年10月7日)
- ^ “「つまようじの溝なくします」→きっかけは小さなクレーム 大事にしてきた伝統…でも、実はナイス判断だった?|まいどなニュース”. まいどなニュース (2023年12月12日). 2023年12月12日閲覧。
- ^ gooテレビ番組の記載
- ^ “「つまようじのまち」盛り上げる” (2018年10月30日). 2021年7月3日閲覧。
- ^ a b c フジテレビトリビア普及委員会『トリビアの泉〜へぇの本〜 6』講談社、2004年。
- ^ 馬場吉成 (2010年11月15日). “爪楊枝は茹でたらツルリと旨い!”. デイリーポータルZ. ひらめきの月曜日. 2024年1月29日閲覧。
- ^ a b “爪楊枝を揚げて食べる人が続出。韓国当局が安全性が保証されていないとしてやめるよう警告”. カラパイア. ミンキュア (2024年1月28日). 2024年1月29日閲覧。
- ^ クレイグ・グレンディ『ギネス世界記録 2014』p111(2013年9月12日初版、KADOKAWA)
爪楊枝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 21:47 UTC 版)
爪楊枝の代表格としてよく知られ、「黒文字」の名は爪楊枝の代名詞にもなっている。爪楊枝としてクロモジが使われるのは、日本での風習だと考えられている。クロモジからつくられる爪楊枝は高級品で、根本に黒い皮を少し削ぎ残してある。特に菓子楊枝に添えられていることが多く、和菓子など特に選ばれたところではクロモジの楊枝が使われる。 千葉県の久留里地域ではクロモジの楊枝作りが明治期から副業として行われており、上総楊枝として特産品化されている。
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