妖狐とは? わかりやすく解説

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妖狐

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/16 09:44 UTC 版)

妖狐(ようこ、拼音: yāohú ヤオフー)は、中国日本に伝わる妖怪である。人間をたぶらかしたり、人間の姿に化けたりすると考えられている。化け狐などとも呼ばれる。


注釈

  1. ^ 坂井田ひとみは、『呂氏春秋』における「塗山之女」とは「九尾白狐の娘」のことと解釈し、狐が人間に化けた最初の記事だと評している[11]
  2. ^ 445話という話数は、初刻の青柯亭本(せいかていぼん、1766年)による。話数は刊本によって変わり、鑄雪齋抄本(ちょうせつさいしょうぼん、491話、康熙 年間)、最新の会校会注会評本(かいこうかいちゅうかいひょうぼん、503話、1962年)などがある。
  3. ^ 文言小説とは、代以後の中国小説史の上で大きな比重を占めてはいなかったため、形態名が与えられていなかったこの分野に対して前野直彬が仮に付けた呼称である[26]

出典

  1. ^ 善養寺ススム 著「化け狐」、江戸人文研究会 編『絵でみる江戸の妖怪図鑑』廣済堂出版、2015年、240頁。 
  2. ^ 小松和彦 編「きつね」『日本怪異妖怪大事典』東京堂出版、2013年、183頁。 
  3. ^ a b 李建国『中国狐文化』2002年、人民文学出版社、340-346頁 ISBN 7-02-003360-1
  4. ^ 山海經 南山經之首 「又東三百里曰青丘之山…」 の条。 中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:山海經/南山經
  5. ^ 白虎通 卷五 封禪 に「狐九尾何、狐死首丘、不忘本也、明安不忘危也。必九尾者也、九妃得其所、子孫繁息也。於尾者何、明後當盛也。」とある。 中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:白虎通/卷05
  6. ^ 笹間良彦 『図説・日本未確認生物事典』 柏書房 1994年 112頁 ISBN 978-4-7601-1299-9
  7. ^ 『日中狐文化の探索』p.6
  8. ^ 太平廣記 卷第四百四十七 狐一 説狐 : 狐五十歳,能變化為婦人。百歳為美女,為神巫,或為丈夫與女人交接,能知千里外事,善盅魅,使人迷惑失智。千歳即與天通,為天狐。出玄中記。 中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:太平廣記/卷第447
  9. ^ 呂氏春秋 巻六 音初 禹行功見塗山之女 の条。 中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:呂氏春秋/卷六
  10. ^ 吳越春秋 越王無余外傳 第六 禹三十未娶の条。 中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:吳越春秋/第006卷
  11. ^ 日中狐文化の探索, p. 5.
  12. ^ 二階堂善弘 『封神演義の世界 中国の戦う神々』 大修館書店 1998年 60-72頁 ISBN 4-469-23146-0
  13. ^ 日中狐文化の探索, p. 27.
  14. ^ 干宝 竹田晃,訳 『捜神記』 平凡社 2000年 538-542頁 ISBN 4-582-76322-7
  15. ^ 干宝 竹田晃,訳 『捜神記』 平凡社 2000年 547-549頁 ISBN 4-582-76322-7
  16. ^ 搜神記 中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:搜神記/第18卷
  17. ^ 日中狐文化の探索, p. 31.
  18. ^ 谷山つる枝 『満洲の習俗と伝説・民謡』 松山房 1938年 107頁
  19. ^ 日本語訳は八木原一恵訳『狐狸縁全伝』がある。翠琥出版 2017年 ISBN 978-4-907463-09-0
  20. ^ 斉守成 校点 『中国神怪小説大系』怪異巻1 遼沈書社 1989年 「狐狸縁全伝」3-5頁
  21. ^ a b 李建国 『中国狐文化』2002年 人民文学出版社 323-329頁 ISBN 7-02-003360-1
  22. ^ 日本語訳は前野直彬訳と今村与志雄訳がある:平凡社 中国古典文学大系24 六朝・唐・宋小説選 『一〇 任氏の物語』 p.164-171 ;唐宋伝奇集 上『4 妖女任氏の物語―任氏伝』p.33-53 。 中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:太平廣記/卷第452
  23. ^ 日中狐文化の探索, p. 12-13.
  24. ^ 『中国小説史略』 1925年
  25. ^ 剪灯余話』(1420年頃撰述)巻三の五 。日本語訳は飯塚朗訳 『胡媚娘物語』がある。中国古典文学大系39 1969年 ISBN 978-4582312393、p.202-205 。)
  26. ^ 平凡社 中国古典文学大系 42 『閲微草堂筆記 ; 子不語 ; 述異記 ; 秋燈叢話 ; 諧鐸 ; 耳食録』 1971年 。ISBN 978-4582312423 。解説 p.503
  27. ^ 日中狐文化の探索, p. 24-25.
  28. ^ 『茨城の史跡と伝説』茨城新聞社編、1976年、pp.19–21
  29. ^ 篠田耕一 『幻想世界の住人たち3 中国編』 新紀元社 1989年 116頁 ISBN 4-915146-22-7
  30. ^ a b 草野巧 『幻想動物事典』 新紀元社
  31. ^ 村上健司編著 『日本妖怪大事典』 角川書店〈Kwai books〉、2005年、328-329頁。ISBN 978-4-04-883926-6
  32. ^ 特別出品 狩野探幽筆 八尾狐図のご紹介京都国立博物館
  33. ^ 家光が描かせた「八尾狐図」発見 京都府内の個人宅で 日本経済新聞
  34. ^ 少年社・中村友紀夫・武田えり子編 『妖怪の本 異界の闇に蠢く百鬼夜行の伝説』 学習研究社〈New sight mook〉、1999年、80-82,84頁。ISBN 978-4-05-602048-9
  35. ^ a b 笹間良彦『図説・日本未確認生物事典』柏書房、1994年、110-111頁。ISBN 978-4-7601-1299-9 
  36. ^ 多田克己 編『竹原春泉 絵本百物語 -桃山人夜話-』国書刊行会、1997年、159頁。ISBN 978-4-336-03948-4 
  37. ^ a b c 笹間良彦 『怪異・きつね百物語』 雄山閣 1998年 16頁 ISBN 4-639-01544-5


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妖狐

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ニンジャアサルト」の記事における「妖狐」の解説

家庭版専用ステージ“焔神宮”に登場の形をした炎。火を飛ばして攻撃する跳躍力優れており狙い定め難い。

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妖狐

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人狼ジャッジメント」の記事における「妖狐」の解説

特殊な妖術人狼襲撃されても死亡しないが、占われると呪殺されてしまう。人狼にも人間にもカウントされない。

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妖狐

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シルバーレイン」の記事における「妖狐」の解説

の耳と尻尾生やすことで妖力制御する来訪者ジョブ本業能力変身できる「変身」。

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妖狐

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ブレイブリーセカンド」の記事における「妖狐」の解説

隠しジョブ全体的に能力値高く各地点在する石碑封印され七つの大罪称される悪魔を倒すことで悪魔の持つ技が使用できる固有コマンドは「悪魔召喚」。ジョブ特性戦闘中使った魔法25%確率でノーコストで再発動する「やまびこ」。このジョブ入手後に各ジョブのLV11が解放される

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妖狐(狐、ハムスター人間、妖魔)

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汝は人狼なりや?」の記事における「妖狐(ハムスター人間妖魔)」の解説

第3陣営一種であり、人狼襲撃されても死亡しないが、占い師能力対象になると死んでしまう。占い師霊能者には人間判断されるルールによっては、妖狐と判断される場合もある)。

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妖狐

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ファイアーエムブレムif」の記事における「妖狐」の解説

人を化かす長寿獣石変身して戦う。速さと魔防に優れる。上級職九尾の狐

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妖狐

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蔵馬」の記事における「妖狐」の解説

読みは「ようこ」。蔵馬本来の姿南野秀一よりも背が高く銀色長髪、耳は尻尾生えている。A級妖怪アニメでは秀一よりも肌の色薄く、目は薄茶色性格は、極悪非道冷静沈着魔界では名を挙げるために盗賊をしていた。約千年前に副総長だった黄泉見限り刺客差し向けて黄泉殺害しようとした。 コミック初登場15年前、霊界特別防衛隊瀕死の状態に追いつめられ胎児の状態の南野秀一憑依する(以降は#来歴参照)。基本的に狙う獲物は、封印され古代の宝具や武器。「隠そうとするものを見つける」のは、現在でも特技一つ。その所業は「伝説極悪盗賊と言われるほど。南野秀一のときと比べる遥かに戦闘力が高い。纏っている白魔装束は気を練り上げ作ったものとされている。人間融合する以前はA級妖怪最終的にS級妖怪成長倒した時の妖力152,000映画第二弾『冥界死闘篇 炎の絆』では、過去仲間に黒(くろぬえ)がいた。魔界神殿からの逃亡途中蔵馬目の前で命を落としたが、彼に対して友情抱いていた模様今なお助けられなかったことを悔やんでいる。

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