なぞ

デジタル大辞泉

なぞ

［副助］《「なんぞ」の音変化》副助詞「なんぞ」に同じ。「そば—取ろうか」「医者に—行くもんか」

な‐ぞ【^▽何ぞ】

読み方：なぞ

《「なにぞ」の音変化》

［副］《古くは「なそ」》どうして。なぜ。

「—かう暑きにこの格子はおろされたる」〈源・空蝉〉

［連語］

１ 何であるか。なにごとか。

「こは—。あなもの狂ほしの物怖ぢや」〈源・夕顔〉

２ なんという。どんな。

「—の犬のかく久しう鳴くにかあらむ」〈枕・九〉

な‐ぞ【謎】

読み方：なぞ

《「何(な)ぞ」の意から》

１ 「なぞなぞ」に同じ。

２ 遠回しに言ってそれとなくさとらせようとすること。

３ 内容・正体などがはっきりわからない事柄。「宇宙の—を解く」「—に包まれた事件」

世界宗教用語大事典

なぞ 【謎】

①（何ぞ、の意）問いかけの言語遊戯。宗教や呪術と関係があるとされ、その発生は神語を告げる神話世界と通ずるともいわれる。②不思議・不可解なこと。長い年月をかけて解かれることがある。

短編小説作品名辞典

なぞ

作者ウォルター・デ・ラ・メア

収載図書謎の物語
出版社筑摩書房
刊行年月1991.3
シリーズ名ちくまプリマーブックス

収載図書贈る物語Terror
出版社光文社
刊行年月2002.11

収載図書贈る物語Terror―みんな怖い話が大好き
出版社光文社
刊行年月2006.12
シリーズ名光文社文庫

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

なぞ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 04:35 UTC 版)

名詞

なぞ【謎】

1. 分からない物事。解明されない問題。
2. （「なぞの」の形で）不思議だったり得体がしれなかったりする様子。謎めいていること。
3. なぞなぞ。
4. 遠まわしに示唆すること。
   • そして、市木さんが私の家の囲いを見て廻ったのも、或は、あの竹垣の作成を私の方へ譲るという謎だったのかも知れない。いっそのこと、市木さんに直接話してみるのが、早道だった。（豊島与志雄「絶縁体」）

発音^(?)

東京式アクセント

な↗ぞ

京阪式アクセント

↗なぞ

助詞

なぞ

1. なんぞ。など。

語源

• 「何ぞ」より

関連語

• 不思議

副詞

なぞ【何ぞ】

1. 何故。

関連語

• なにゆえ

連語

なぞ【何ぞ】

1. なにごと。

語源

• 「なにぞ」より

関連語

• なにぞ
• なんか

漢字辞典

謎

謎	画数：16 学習年：人名に使える漢字 音読み：メイ、 ベイ 訓読み：なぞ ピンイン：mi2 / mei4 ハングル：미 対応する英語：riddle, puzzle, enigma, hint, tip

讔

讔	画数：24 音読み：イン、 オン 訓読み：なぞ ピンイン：yin3

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「なぞ」の例文・使い方・用例・文例

• なぞに包まれた事件
• なぞなぞを解く
• なぞめいた微笑
• その新しい発見はその国の誕生にまつわるなぞの解明に一役買うだろう
• モナリザのなぞめいた微笑
• なぞのままである
• その殺人事件はなぞに包まれている
• このなぞなぞの答えがわかるかな
• 彼だけがそのなぞなぞを解けた
• 宇宙のなぞ
• 彼の死はいまだなぞに包まれている
• 彼女はなぞめいたほほえみを浮かべた
• その女優の死はなぞに包まれている
• 彼はその地図を上からなぞって複写した
• なぞなぞの答えがわかる
• 彼はなぞなぞ遊びが好きです。
• 彼らの身に何が起こったかは依然としてなぞだ。
• 彼らがどうやって脱獄したのかなぞだ。
• 彼はそのなぞなぞを難なく解いた。
• 彼の言葉にはどこかなぞめいた意味があるようだ。