thinningとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 日本語表現辞典 > thinningの意味・解説 

thinning

別表記:シニング

「thinning」の意味・「thinning」とは

「thinning」は英語の単語で、日本語に訳すと「薄くなる」「希薄化する」「間引く」といった意味を持つ。一般的に物質物体が元の状態よりも薄くなる状態を指す。また、農業などの分野では、作物間引き作業を指すこともある。具体的には、植物密集して生えている場所で、成長妨げ植物取り除く作業を「thinning」と表現する

「thinning」の発音・読み方

「thinning」の発音IPA表記で /ˈθɪnɪŋ/ となる。IPAカタカナ読みでは「セイニング」となる。日本人発音するカタカナ英語では「シニング」となる。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「thinning」の定義を英語で解説

「Thinning」 is a process or result of making something thinner or less dense, or of becoming thinner or less dense. In the context of agriculture, it refers to the process of removing excess plants to improve the growth and quality of the remaining plants.

「thinning」の類語

「thinning」の類語としては、「diluting」「weakening」「lessening」などがある。これらの単語も「薄くなる」「希薄化する」といった意味を持つが、使用する文脈により適切な単語異なる。例えば、液体薄くする場合は「diluting」、力や影響力弱まる場合は「weakening」、量や程度が減る場合は「lessening」を用いる。

「thinning」に関連する用語・表現

「thinning」に関連する用語表現としては、「thinning scissors」や「thinning hair」などがある。「thinning scissors」は一部の刃が欠けているハサミで、髪を自然に薄くするために使用される。「thinning hair」は髪が薄くなる現象指し、特に加齢による自然な薄毛脱毛症症状を表す際に用いられる

「thinning」の例文

1. The thinning of the ozone layer is a major environmental issue.(オゾン層薄くなりは大きな環境問題である)
2. He is using thinning scissors to style her hair.(彼は彼女の髪をスタイリングするために間引きハサミ使っている)
3. The thinning process in the vineyard improves the quality of the grapes.(ブドウ畑での間引き作業ブドウ品質向上させる
4. The paint needs thinning before application.(塗料は塗る前に薄め必要がある
5. Thinning hair is often a sign of aging.(髪が薄くなるはしばし加齢兆候である)
6. The forest is thinning out due to excessive logging.(過度伐採により森林希薄化している)
7. The thinning of the ice makes it dangerous to walk on.(氷が薄くなると歩くのが危険になる
8. The thinning process allows the remaining plants to grow better.(間引き作業により残った植物より良く成長する
9. The thinning fog revealed the landscape.(薄くなった風景明らかにした)
10. The thinning of the crowd made it easier to move.(人混み薄くなる移動しやすくなる

薄膜化加工

【英】:thinning

試料を(透過電子顕微鏡用に)薄膜加工すること。

間引き

(thinning から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/26 21:28 UTC 版)

間引き(まびき、: Thinning)とは、元来は植物を栽培する際、を密植した状態から、少数の苗を残して残りを抜いてしまう作業のことである。転じて、増えすぎたとされるものを人為的に減らす意味で使われ、生まれた子供をすぐに殺すことに使われた例もある。これについては子殺しを参照。

間引きの実際

間引かれたテンサイ

植物の直まきする場合、種は多めにまかれるので、発芽後に間引きが行われる[1]

例えばダイコンなどを栽培する場合、最終的には個々の植物の間がある程度開いていないとよく育たないが、苗の頃には逆に互いに寄り合っていた方が育ちがよい。そのような場合、ある程度密集した状態で苗を育て、育つにつれて苗を引っこ抜いて互いの間を開けてゆくことが行われる。この作業が間引きである。通常は弱いもの、細いものを抜き取るが、あまり大きすぎるものを抜く場合や、曲がっているなど形の悪いものを抜く場合もある。人工林における間伐もほぼ同じ意味を持つ。

間引きは発芽後の双葉がそろってきれいなもの、生長のよい株を選んで残すのが重要で、株間をとることにより野菜などの作物を大きく育て、通気をよくして防虫害を防ぐ効果もある[1]。収穫までには2、3回間引きを行い、最終的な株間をあけて育てるようにする[1]葉もの野菜カブニンジンなどは、ある程度の大きさになったら混んでいるところから間引いていく[1]。収穫をかねて間引くことができ、あとから次第に大きいものが収穫できるようになる[1]。なお、ダイコンの場合、間引かれたものは野菜として使われ、間引き菜(まびきな)と呼ばれて販売もされている。

この作業を行わない場合、それぞれの植物は痩せ細ってしまい、作物として使い物にならなくなる。ただし、その状況は植物の種によっても異なり、全ての株が痩せ細って、場合によっては共倒れしてしまう場合、次第に大きさに差が生じ、一部のものだけが枯れる場合などがある。後者の場合、自然選択が働いたものと見ることもできる。ただし、どの植物でもこれを行わなければならないわけではない。例えばイネの場合、むしろ数株を寄せ集めて植え込む。

摘果

摘果前(左)と後(右)のリンゴ

リンゴなど果樹栽培の場合、果実が未成熟の段階で枝ごとや樹木ごとの果実の数を減らす。これにより収穫される果実の数は減少するが、樹から送られる栄養分が少数の果実に集中するため果実の大きさや味がよくなる。この作業のことを摘果という。

生産量への影響

なお、間引きをした場合には大きい個体が少数得られるが、しなかった場合には痩せた個体を多数得られる。しかし、どちらの場合にもその総計は変わらないとするのが収量一定の法則である。しかし、トロフィム・ルイセンコはゴムタンポポを使った研究で、密植した場合、個々の個体は細くなるが、全体の収量はむしろ増加することを発見した。これは互いに密生することで微気象などが好適に保たれるなど有利な条件が生じる可能性があるから、全く荒唐無稽とは言えないのであるが、彼の主張が共産主義礼賛に使われたこと、他の発表におかしな点が多かったこと(ルイセンコ論争を参照)からまとめて批判にさらされ、否定された。

脚注

  1. ^ a b c d e 金子美登『有機・無農薬でできる野菜づくり大事典』成美堂出版、2012年4月1日、255頁。ISBN 978-4-415-30998-9 

関連項目

  • 伐採#間伐
  • 剪定 - 邪魔な枝の切り落とし
  • 選抜除去英語版 - 標準とされる犬種など以外の動物を除去すること。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「thinning」の関連用語

thinningのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



thinningのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2025実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
日本電子株式会社日本電子株式会社
Copyright(C)1996-2025 JEOL Ltd., All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの間引き (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS