ツイストドリルビット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 17:18 UTC 版)
「ドリル (工具)」の記事における「ツイストドリルビット」の解説
丸棒に切りくず排出用の螺旋(らせん)状の溝が2本切られ、円錐型に尖らせた先端に一対の切れ刃が設けられる。この切れ刃は中心で交わらず、それぞれの逃げ面が先端で峰を形成する。これを「チゼルエッジ」と呼び、この部分には切れ刃が無い。正確に穴の位置を定めるためには、ポンチ/センターポンチなどで被削材にチゼルエッジの幅よりも大きな径の円錐状の窪みを予め加工しておく必要がある。この作業は通常、「センタ打ち」などと呼ばれる。 チゼルエッジの幅はウェブの厚みに比例し、大きな径のドリルビットほど大きくなるため、これを小さくする(あるいは無くす)ためにシンニング (thinning) 加工を施す。 金属などの深穴加工用ドリルビットでは、ビット先端の切削点へ切削油が確実に届くようにするため、内部に先端まで貫通したオイルホールを持つものがある。
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