cobalt-60とは? わかりやすく解説

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コバルト-60


コバルト60

【仮名】こばると60
原文】cobalt 60

コバルト放射性同位体で、がん治療の放射線源として使用される

コバルト60

(cobalt-60 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/20 07:53 UTC 版)

コバルト60
コバルト60を収める容器
概要
名称、記号 コバルト60,60Co
中性子 33
陽子 27
核種情報
半減期 5.27年
崩壊生成物 60Ni

コバルト60は、コバルト同位体の一種である。放射性同位体であり、半減期は5.27年である[1]。医療用、工業用のガンマ線源として利用される。

生成

コバルト59(安定核種の59Co)の原子核が1個の中性子を捕獲することにより、コバルト60の原子核となる[1]
ガンマ線源として利用されるコバルト60は、コバルト59に原子炉で中性子を照射することにより人工的に生産される[1]。主な生産国はカナダである[2]
原子力発電所や艦艇用原子炉運転の副産物としても生成され、冷却水の漏洩や排出が発生した時に外部で検出される可能性がある。

崩壊

コバルト60の崩壊図

コバルト60は、ベータ崩壊をしてニッケル60になる[3]。このとき放出されるベータ線のエネルギーは0.318 MeVである[3]。そして、崩壊生成物のニッケル60がガンマ崩壊をして1.17 MeVと1.33 MeVの2本のガンマ線を放出する[3]


「cobalt 60」の例文・使い方・用例・文例

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