コバルト-60
英語表記:cobalt-60
コバルト-60はコバルト(原子番号27、原子量58.93の鉄族に属する金属元素)の人工放射性核種の一つである。製法はコバルトを中性子照射することにより容易に得られ、原子力発電所では、炉内構造物の金属と中性子の核反応により生成される。
一般的には、様々な分野でガンマ(γ)線源として使用され、厚さや密度を計る工業用測定器、食品の殺菌、がんの放射線治療、及び植物の品種改良などに広く利用されている。価格も比較的安く、半減期は5.27年で長期の使用に耐える。
福井県では、発電所周辺の環境試料からわずかながら検出されているが、これは過去に発電所からの放出によって出されたものが一部の限定された範囲の海底土でわずかながら検出されている。
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