Wizardry 8
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 04:39 UTC 版)
「ウィザードリィのシリーズ一覧」の記事における「Wizardry 8」の解説
Wizardry 6(BCF)から続く新Wizardry三部作の最終章であるが、米国Sir-Tech社の経営難などに伴って開発が大幅に遅れ、1998年10月の米国Sir-Tech社倒産後は、カナダのSir-Tech支社によって開発が引き継がれた。 物語はWizardry 7(CDS)のエンディングから直接続き、CDSの敵役ダークザヴァントとの真の決着や、宇宙創世の謎を描く、壮大なスケールのSF的なものとなっている。今作でも、前作CDSからのキャラクター転送に対応しており、CDSでのエンディングによって開始状況の異なるマルチビギニングが採用されている。 システム面の大きな変更としては、フィールド全般が、正方形区切りを一歩一歩進行する疑似3Dから、移動単位のないフル3Dに変化。パーティはプレイヤーが作成する6名に加え、多数の候補からNPCを2名加入させることができ、最大8人編成となった。戦闘では、今までの前衛・後衛の隊列の区分から、新たに前・後・左・右・中央の五箇所にキャラクターを随時配置するフォーメーションが導入。さらに、自パーティ・敵の双方が戦闘中にマップ上を移動し、相対的な位置を変化させることが可能になった。加えて魔法の効果範囲なども3D空間上で厳密に判定されるものになり、射程の概念や戦闘時の位置取りが、他のシリーズ作品より大きな意味を持つ。考慮すべきリソースなどの諸要素も、これまでよりも多元になっている。また、シーンによっては味方のグループとの共闘が発生することもある。 キャラクター作成においては、新職業ガジェッティアーが追加されたほか、#7よりも更に職業の差別化が徹底され全ての職に固有スキルが付いた。そのため単純な上位職・下位職で区別されることが無くなった(例:ファイター>打撃に気絶能力 ヴァルキリー>死亡時に1度だけ復活 アルケミスト>キャンプ中にポーション製造)。 日本語翻訳版はローカスよりWindows用ソフトとして発売されたのみで、他のゲーム機等への移植版は存在していない(2013年5月現在)。 2013年5月23日よりGOG.com、2013年9月11日よりSteamによる英語版のダウンロード配信が行われており、日本からも購入可能である。 プラットフォーム一覧 2001年 Windows(英語、日本語) 2013年5月23日 Windows(GOG.comによる英語版ダウンロード配信) 2013年9月11日 Windows/Macintosh(Steamによる英語版ダウンロード配信)
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