Wizardry 7 - Crusaders of the Dark Savant(ガーディアの宝珠)
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Wizardry 6(BCF)のシステム・物語を継承しした続編。BCFまでの中世ファンタジーを中心とした世界観から一転、BCFの特定のエンディングで示されたように冒頭から宇宙船が登場し別の惑星が舞台になるなど、SF色が非常に濃くなった。大昔に哲学者が宇宙生成の秘密を隠したといわれる「アストラル・ドミナ」を求め、前作の重要アイテム「コズミックフォージ」の影響で存在があらわとなった秘密の惑星ロスト・ガーディアを探検する。発売時のタイトルには「7」という番号はついていなかったため、原題を略してCDSと呼ばれることもある。各種の移植とは別に、本家Sir-Tech社によるWindows3.1移植版が『Wizardry Gold』の商品名で存在している。 前作BCFよりキャラクターを転送することができる。その際、BCFで迎えたエンディングによってゲームスタートの状況が異なる「マルチビギニング」を採用している。他のシリーズにはない特徴として、NPCがプレイヤー同様にマップ上を移動し、重要クエストアイテムを含む各種の宝物を入手したり、別のNPCと交戦したりする点が挙げられる。 今作になり、今までのWizardryではシステム的な概念であった町など全てがフィールドマップとなった。それに伴ってビジュアル面が大幅に強化され、視覚的な変化に富んだ様々な場所を探検できる。その一方で、前述したNPCのアイテム入手の要素に加え、エリア毎の難易度差が激しく、バランス面においてシリーズ屈指の難易度となっている。 家庭用ゲーム機ではセガサターン版では#6-#7の、PlayStation版では#7-#8のセーブデータのコンバートが想定されていたが、PlayStation版は#8が移植されていないためクリアデータ機能が生かされていない。 尚、公式ナンバリングの作品としては2013年5月現在、唯一日本語版がダウンロード配信されているシナリオでもある。 プラットフォーム一覧 1993年 IBM PC 1994年 PC-9801、FM TOWNS 1995年 PS 1996年 SS(『6&7』収録)、Windows(『Wizardry Gold』) 2008年4月22日 Windows (PC-9801版の移植でプロジェクトEGGでの日本語版ダウンロード配信) 2013年5月23日 Windows(GOG.comによる英語版ダウンロード配信、BCFとのカップリング、GOLDとDOS版を同梱) 2013年9月11日 Windows/Macintosh/Linux(Steamによる英語版ダウンロード配信、BCFとのカップリング)
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