STS-71
名称:STS-71
オービター名称:アトランティス
打ち上げ国名・機関:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げ年月日:1995年6月27日
着陸年月日:1995年7月7日
宇宙飛行士:ロバート・ギブソン/チャールズ・J・プレコート/E・ベーカー/グレゴリー・ハーボー/ボニー・ダンバー/A・ソロビヨフ/N・ブダーリン/V・デジューロフ/ゲンナジー・ストレカロフ/ノーマン・サガード
飛行時間:262時間35分
STS-71のアトランティスは、ロシアの宇宙ステーション・ミールとドッキングを行ないました。アメリカとロシアが宇宙でドッキングするのは、1975年のアポロ─ソユーズ・テスト計画に続いて2度目で(当時はロシアでなくソ連)、20年ぶりのことでした。スペースシャトルとミールのドッキングはこのときが初めてです。
3月に打ち上げられたロシアの宇宙船ソユーズTM-21によって、アメリカの宇宙飛行士ノーマン・サガードがロシア人のV・デジューロフやゲンナジー・ストレカロフとともに、先にミールに乗りこんでいました。あとからやって来たアトランティスには、アメリカ人乗組員と一緒にロシア人のA・ソロビヨフとN・ブダーリンが乗っていました。
117時間10分におよぶドキッキングのあいだ、彼らはアメリカとロシア共同の科学実験を行ないました。
1.どんな形をして、どのような性能を持っているの
スペースシャトル・アトランティスは、オービター(軌道船)と呼ばれる有人宇宙船(アトランティス)と、それを打上げるための固体燃料ブースターロケット2基、液体燃料を入れてある外部タンクからなっています。全体の長さは56m、高さ23m、重さ2,000tで、オービターだけの長さは37m、高さ17m、重さ85tです。外部タンクは使い捨てですが、オービターとブースターロケットはくりかえし使われます。
2.打ち上げや飛行の順序はどうなっているの?
ブースターロケットの噴射と、外部タンクの液体燃料を使うオービターの噴射で打ち上げます。2分後に、燃料の燃えつきたブースターロケットが切り離され、パラシュートで落下します。8分後、高度250kmから400kmに達したとき外部タンクが切り離され、オービターは軌道修正用エンジンで地球周回軌道に乗ります。オービターが地球に戻るときは、グライダーのように滑空しながら着陸します。
3.宇宙飛行の目的は?
ロシアの宇宙ステーション・ミールとの初ドッキングです。
4.宇宙でどんな活動をし、どのような成果をおさめたの?
ロシアの宇宙ステーション・ミールとのドッキングに成功し、共同の科学実験や船外活動などを行ないました。
※参考文献:「Newton Collection II 宇宙開発」竹内 均・監修(教育社)、「SPACE ATLAS 宇宙のすべてがわかる本」河島信樹・監修/三品隆司・著(PHP研究所)、朝日新聞縮刷版 平成7年3月・6月
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