SN 1604
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/10 13:47 UTC 版)
ケプラーの超新星 | ||
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ケプラーの超新星の残骸
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仮符号・別名 | SN 1604[1] | |
星座 | へびつかい座 | |
見かけの等級 (mv) | -3[1] | |
分類 | Ia型[2][3][1] | |
発見 | ||
発見日 | 1604年10月9日 | |
位置 元期:J2000.0[1] |
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赤経 (RA, α) | 17h 30m 35.976s[1] | |
赤緯 (Dec, δ) | −21° 28′ 56.23″[1] | |
銀河座標 | G4.5+6.8[要出典] | |
銀河 | 銀河系 | |
物理的性質 | ||
残骸の部類 | シェル型[要出典] | |
他のカタログでの名称 | ||
へびつかい座V843星[1] HR 6515[1] |
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SN 1604すなわち超新星1604(ケプラーの超新星[4]あるいはケプラーの星[5]あるいはケプラーの新星[6]とも呼ばれる)は、へびつかい座に現れた銀河系内の超新星である。SN1604は、地球から6キロパーセクすなわち約20,000光年以内で起こり、2020年現在、銀河系内で観測された最後の超新星爆発である。18か月にわたって肉眼で見ることができ、絶頂期には、みかけの等級が−3等で、夜空で他のどの恒星より、また金星を除く他のすべての惑星より明るかった。この超新星は、Ia型[2]のものであった。
SN 1604は、1604年10月9日に初めて観測された[7]。ドイツの天文学者ヨハネス・ケプラーは、10月17日に初めてこの超新星を見つけた。ケプラーがこの超新星を詳しく研究したので、この超新星はその後彼にちなんで呼ばれた。この主題についての彼の本は『De Stella nova in pede Serpentarii』(へびつかいの足の新星について)と題された。
SN 1604は、(ティコ・ブラーエによってカシオペヤ座に認められたSN 1572に続き)1世代の間に観測された2つ目の超新星であった。銀河系の外では他に多くの超新星が見られたが、SN 1604以来、銀河系内で確実に超新星爆発として観測されたものはない。ただし、超新星の発生率から、これ以降に10回前後の観測されなかった超新星があったと推測されている。その1つは1870年頃に起こり、G1.9+0.3超新星残骸のみが後に発見されている。
SN 1604を原因とする超新星残骸は、その種の天体の中で「原始的な」ものの一つと考えられており、今も天文学で多くの研究がなされている天体である。
出典
- ^ a b c d e f g h “SIMBAD Astronomical Database”. Results for Kepler's SN. 2016年9月24日閲覧。
- ^ a b “Chandra X-Ray Observatory”. Kepler's Supernova Remnant: A Star's Death Comes to Life. 2006年1月16日閲覧。
- ^ Reynolds, S. P.; Borkowski, K. J.; Hwang, U.; Hughes, J. P.; Badenes, C.; Laming, J. M.; Blondin, J. M. (2007-10-02). “A Deep Chandra Observation of Kepler's Supernova Remnant: A Type Ia Event with Circumstellar Interaction”. The Astrophysical Journal 668 (2): L135-L138. doi:10.1086/522830.
- ^ “ケプラーの超新星SN 1604”. ナショナルジオグラフィック ニュース
- ^ R.バーナムJr.『星百科大事典 改訂版』地人書館、1137頁。ISBN 4-8052-0266-1。
- ^ “発見から400年、ケプラーの新星の謎を解く”. AstroArts
- ^ “Bill Blair's Kepler's Supernova Remnant Page”. 2006年9月20日閲覧。
関連項目
外部リンク
「SN 1604」の例文・使い方・用例・文例
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- イタリア人の神学者で、三位一体説について異議を唱えた(1539年−1604年)
- 1604年に,一乗寺下がり松で吉岡一門に決闘を挑んだ。
固有名詞の分類
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