SN 2002bjとは? わかりやすく解説

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SN 2002bj

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/03 15:18 UTC 版)

SN 2002bjとは、うさぎ座に位置する銀河のNGC 1821に出現した超新星である[1]。Tim Puckettによって撮影された画像を精査していたJack Newtonによって発見された(それとは別に、リック天文台とTenagra Observatoryが共同で行う超新星探索プログラムによって発見されている)。当初視等級が14.7であり[2]、タイプIInの超新星に分類された[3]

しかし、2008年にDovi PoznanskiはスペクトルがタイプIaに似通っていることを発見した。なおかつ、放出エネルギーが従来の超新星より小さく、減光のペースが劇的に速かったことも明らかになった[4]

Poznanski, Joshua Bloom, Alex Filippenkoらは、一方の白色矮星から他方の白色矮星にヘリウムが降着している二つの白色矮星の連星において、主星の白色矮星の表面で、蓄積したヘリウムが核融合を起こし、外層のみが爆発したと考え、この超新星が新しいタイプのものであると結論づけた[4]。この仕組みは普通の新星と似ているが、爆発の規模は新星の1000倍であったとされる[1]2007年にLars Bildstenらはこのタイプの爆発がりょうけん座AM型星で起き得ることを予測していた[5]

NGC 1821は、タイプIB(s)mという不規則銀河に分類されている。視等級は14.5であり、赤方偏移の値が0.012029であることから、この銀河は地球から48メガパーセクの距離にあると推定されている[6]

出典

  1. 1 2 Sanders, Robert. “Rapid supernova could be new class of exploding star”. UC Newsroom (University of California, Berkeley) 2009年11月6日閲覧。
  2. Bishop, David (2002年4月26日). Supernova 2002bj in NGC 1821”. Astronomy Section, Rochester Academy of Science. 2009年11月6日閲覧。
  3. Matheson, T.; Berlind, P. (March 2002), “Supernova 2002bj in NGC 1821”, IAU Circulars 7844 (5), Bibcode:2002IAUC.7844....5M
  4. 1 2 Siegel-Itzkovich, Judy (2009年11月5日). “US-Israeli team's speedily evolving supernova seems to be a new class of exploding star”. The Jerusalem Post 2009年11月6日閲覧。
  5. Bildsten, Lars; Shen, Ken J.; Weinberg, Nevin N.; Nelemans, Gijs (June 2007), “Faint Thermonuclear Supernovae from AM Canum Venaticorum Binaries”, The Astrophysical Journal 662 (2): L95L98, Bibcode:2007ApJ...662L..95B, doi:10.1086/519489
  6. NED results for object NGC 1821”. NASA/IPAC Extragalactic Database. 2009年11月6日閲覧。

関連項目


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