SIDACとは? わかりやすく解説

DIAC

(SIDAC から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 13:43 UTC 版)

DIAC(ダイアック)は、ダイオードの一種。diode for alternating current(交流電流のためのダイオード)を省略した名称であり、ブレークオーバ電圧VBOに瞬間的に達した後にのみ電流を流すダイオードである。3つの4層および5層構造が使用されうる[1]。動作はゲート端子のないTRIAC英語版の電圧ブレークダウンに似る。


  1. ^ Diacs”. 2021年12月閲覧。


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SIDAC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 05:41 UTC 版)

DIAC」の記事における「SIDAC」の解説

交流シリコンダイオード(silicon diode for alternating current, SIDAC) は、あまり一般的には使用されていないデバイスであり、電気的にDIAC似ている一般的により高いブレークオーバ電圧とより大きな電流処理能力備える。 SIDACはサイリスタファミリー1つである。SYDAC (silicon thyristor for alternating current)、双方向ブレークオーバダイオード、またはより単純に双方向サイリスタダイオードとも呼ばれ技術的に両側トリガスイッチとされる動作DIAC似ているがSIDACは常に5層構造デバイスであり、ラッチされた導通状態では電圧降下低くゲートがない電圧トリガTRIACにより近い。一般的には、SIDACはDIACよりも高いブレークオーバ電圧電流処理能力があるため、他のスイッチングデバイスのトリガとしてだけでなく、スイッチング直接使用することができる。 SIDACの動作機能的にスパークギャップ英語版)の動作似ているが、より高い温度定格達することはできない。SIDACは、印加電圧定格ブレークオーバ電圧達するまたは超えるまで非導通のままである。負の動作抵抗領域経てこの導通状態に入ると、電圧に関係なくインカ電流定格保持電流下回るまで導通続ける。この点でSIDACは最初の非導電状態に戻りサイクル再開する。 ほとんどの電子機器ではやや珍しいことだが、SIDACは特別な目的デバイス地位降格されている。ただし、部品点数少なく抑えるには単純な弛緩発振器英語版)が必要であり、電圧が低すぎてスパークギャップ実際に動作させることができない場合、SIDACは不可欠な部品である。 通常SIDACと機能的に互換性はないが、同様のデバイスは、STマイクロエレクトロニクスのTrisilやリテルヒューズのSIDACtor及びその前のSurgectorなどのサイリスタサージ保護デバイス (TSPD) である。これらは過電圧過渡抑制対し大きなサージ電流に耐えられるように設計されている。多く用途でこの機能は現在、特に主電源過渡電圧トラップするために金属酸化物バリスタ (MOVs) により提供されている。

※この「SIDAC」の解説は、「DIAC」の解説の一部です。
「SIDAC」を含む「DIAC」の記事については、「DIAC」の概要を参照ください。

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