エルステッドとは? わかりやすく解説

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エルステッド (Oersted, Hans Christian)

エルステッドという人は

ハンス・クリスティアン・エルステッド ハンス・クリスティアン・
エルステッド

デンマーク薬屋生まれ12歳のころには父親の手伝いできるだけ薬剤知識吸収していた。 コペンハーゲン大学医学物理学天文学学びコペンハーゲン薬剤師として働き始める。 イタリアドイツ、フランス留学し1817年応募により3年がかりでコペンハーゲン大学教授職に就く。

エルステッドの主な経歴

1820年、”電気的相克磁針に及ぼす効果について実験”と題し論文発表するフランクリンの凧あげ実験には、放電磁石極性反転させているといった記録があった。 電流なんらかの影響磁石与えていると考えたエルステッドは ボルタ電池から白金線環状回路をつくり、さまざまな場所に磁針をおいて実験をした。

電流によって磁針触れ磁針位置によってその向き異なること、 最終的に磁針静止したときの磁針向き地磁気電流による影響合成され向きであること、 白金線磁針の間に絶縁体介在させても変化はないことなどを確認する

この発見重要性直ち認められた。ラテン語書かれ論文ドイツ語フランス語、英語に翻訳され当時において一流とされた各科雑誌掲載された。

磁針振れかたが、白金線の上と下では逆であったことが新たな議論呼び起こす。 なぜなら、力学としてはニュートンの逆2乗法則支配しており、クーロンによって電気磁気もこれにならっていることが証明された。 しかしニュートンの法則直線状で距離の逆2乗比例するであって、線の上と下で磁針方向が逆ということは回転方向磁力作用していることになるからである。

1820年コプリ・メダル受賞した

1825年アルミニウム単離成功するアルミニウム酸素と非常に強く結合しているため、亜鉛などとは異なり酸化物還元して金属を得ることはできなかったが、 無水塩化アルミニウムカリウム反応させることでこれに成功する

ハンス・クリスティアン・エルステッド

エルステッドの発見によって何百年疑問であった電気と磁気相関性確認されロンドン王立協会からコプリ・メダル受賞するボルタ電池同様にあっという間に世界中広がり19世紀電磁気工学大成する導火線になった





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