MutexAuditRuleとは? わかりやすく解説

MutexAuditRule クラス

メモ : このクラスは、.NET Framework version 2.0新しく追加されたものです。

ユーザーまたはグループについて監査するアクセス権セット表します。このクラス継承できません。

名前空間: System.Security.AccessControl
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文構文

Public NotInheritable Class
 MutexAuditRule
    Inherits AuditRule
Dim instance As MutexAuditRule
public sealed class MutexAuditRule : AuditRule
public ref class MutexAuditRule sealed : public
 AuditRule
public final class MutexAuditRule extends AuditRule
public final class MutexAuditRule extends
 AuditRule
解説解説

MutexAuditRule クラスは、名前付システム ミューテックスに関する Windowsアクセス制御セキュリティ管理するために .NET Framework提供されるクラスセット含まれています。これらのクラス概要、および基になる Windowsアクセス制御構造との関係については、MutexSecurity のトピック参照してください

メモメモ

Windowsアクセス制御セキュリティは、名前付システム ミューテックスだけに有効です。Mutex オブジェクトローカル ミューテックスを表す場合アクセス制御は関係ありません。

前付ミューテックスに現在適用されている監査規則リスト取得するには、Mutex.GetAccessControl メソッド使用して MutexSecurity オブジェクト取得し、その GetAuditRules メソッド使用して MutexAuditRule オブジェクトコレクション取得します

MutexAuditRule オブジェクトは、基になる随意アクセス制御リスト (DACL: Discretionary Access Control List) のアクセス制御エントリと一対一には対応していません。ミューテックスに関するすべての監査規則セット取得する場合、このセットには、すべてのアクセス制御エントリを表すために現在必要な最低限の数の規則だけが含まれます。

MutexAuditRule オブジェクト使用してユーザーまたはグループについて監査するアクセス権指定します。名前付システム ミューテックス規則適用するには、Mutex.SetAccessControl メソッド使用して MutexSecurity オブジェクト取得します規則追加するメソッド使用して MutexSecurity オブジェクト変更しMutex.SetAccessControl メソッド使用してセキュリティ オブジェクト再度割り当てます

MutexAuditRule オブジェクト変更不可です。ミューテックスセキュリティは、MutexSecurity クラスメソッド使用して規則追加または削除することにより変更します。この操作によって、基になるアクセス制御エントリが変更されます。

継承階層継承階層
System.Object
   System.Security.AccessControl.AuthorizationRule
     System.Security.AccessControl.AuditRule
      System.Security.AccessControl.MutexAuditRule
スレッド セーフスレッド セーフ
この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバ場合は、スレッド セーフであるとは限りません。
プラットフォームプラットフォーム
バージョン情報バージョン情報
参照参照
関連項目
MutexAuditRule メンバ
System.Security.AccessControl 名前空間

MutexAuditRule コンストラクタ

メモ : このコンストラクタは、.NET Framework version 2.0新しく追加されたものです。

監査するユーザーまたはグループ監査する権限監査対象成功失敗、またはその両方のいずれであるかを指定して、MutexAuditRule クラス新しインスタンス初期化します。

名前空間: System.Security.AccessControl
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文構文

Public Sub New ( _
    identity As IdentityReference, _
    eventRights As MutexRights, _
    flags As AuditFlags _
)
Dim identity As IdentityReference
Dim eventRights As MutexRights
Dim flags As AuditFlags

Dim instance As New MutexAuditRule(identity,
 eventRights, flags)
public MutexAuditRule (
    IdentityReference identity,
    MutexRights eventRights,
    AuditFlags flags
)
public:
MutexAuditRule (
    IdentityReference^ identity, 
    MutexRights eventRights, 
    AuditFlags flags
)
public MutexAuditRule (
    IdentityReference identity, 
    MutexRights eventRights, 
    AuditFlags flags
)
public function MutexAuditRule (
    identity : IdentityReference, 
    eventRights : MutexRights, 
    flags : AuditFlags
)

パラメータ

identity

規則適用対象となるユーザーまたはグループSecurityIdentifier 型にするか、または SecurityIdentifier 型に変換できる NTAccount などの型にする必要があります

eventRights

監査するアクセス種類を示す MutexRights 値のビットごとの組み合わせ

flags

成功失敗、またはその両方のいずれを監査するかを示す AuditFlags 値のビットごとの組み合わせ

例外例外
例外種類条件

ArgumentOutOfRangeException

eventRights無効な値が指定されています。

または

flags無効な値が指定されています。

ArgumentNullException

identitynull 参照 (Visual Basic では Nothing) です。

または

eventRights が 0 です。

ArgumentException

identitySecurityIdentifierではなくSecurityIdentifier 型に変換できる NTAccount などの型でもありません。

解説解説

ユーザー名またはグループ名を表す文字列から NTAccount オブジェクト作成するには、System.Security.Principal.NTAccount(String) コンストラクタ使用します

プラットフォームプラットフォーム
バージョン情報バージョン情報
参照参照
関連項目
MutexAuditRule クラス
MutexAuditRule メンバ
System.Security.AccessControl 名前空間

MutexAuditRule プロパティ


パブリック プロパティパブリック プロパティ

  名前 説明
パブリック プロパティ AuditFlags  この監査規則監査フラグ取得します。 ( AuditRule から継承されます。)
パブリック プロパティ IdentityReference  この規則適用する IdentityReference を取得します。 ( AuthorizationRule から継承されます。)
パブリック プロパティ InheritanceFlags  この規則を子オブジェクト継承する方法決定するフラグの値を取得します。 ( AuthorizationRule から継承されます。)
パブリック プロパティ IsInherited  この規則明示的に設定するか、または親コンテナ オブジェクトから継承するかを指定する値を取得します。 ( AuthorizationRule から継承されます。)
パブリック プロパティ MutexRights 監査規則影響を受けるアクセス権取得します
パブリック プロパティ PropagationFlags  反映フラグの値を取得します。このフラグから、この規則を子オブジェクト反映させる方法判断します。このプロパティ重要なのは、InheritanceFlags 列挙体の値が None でない場合だけです。 ( AuthorizationRule から継承されます。)
参照参照

関連項目

MutexAuditRule クラス
System.Security.AccessControl 名前空間

MutexAuditRule メソッド


MutexAuditRule メンバ

ユーザーまたはグループについて監査するアクセス権セット表します。このクラス継承できません。

MutexAuditRule データ型公開されるメンバを以下の表に示します


パブリック コンストラクタパブリック コンストラクタ
  名前 説明
パブリック メソッド MutexAuditRule 監査するユーザーまたはグループ監査する権限監査対象成功失敗、またはその両方のいずれであるかを指定して、MutexAuditRule クラス新しインスタンス初期化します。
パブリック プロパティパブリック プロパティ
  名前 説明
パブリック プロパティ AuditFlags  この監査規則監査フラグ取得します。(AuditRule から継承されます。)
パブリック プロパティ IdentityReference  この規則適用する IdentityReference を取得します。(AuthorizationRule から継承されます。)
パブリック プロパティ InheritanceFlags  この規則を子オブジェクト継承する方法決定するフラグの値を取得します。(AuthorizationRule から継承されます。)
パブリック プロパティ IsInherited  この規則明示的に設定するか、または親コンテナ オブジェクトから継承するかを指定する値を取得します。(AuthorizationRule から継承されます。)
パブリック プロパティ MutexRights 監査規則影響を受けるアクセス権取得します
パブリック プロパティ PropagationFlags  反映フラグの値を取得します。このフラグから、この規則を子オブジェクト反映させる方法判断します。このプロパティ重要なのは、InheritanceFlags 列挙体の値が None でない場合だけです。(AuthorizationRule から継承されます。)
パブリック メソッドパブリック メソッド
参照参照

関連項目

MutexAuditRule クラス
System.Security.AccessControl 名前空間



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「MutexAuditRule」の関連用語

MutexAuditRuleのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



MutexAuditRuleのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日本マイクロソフト株式会社日本マイクロソフト株式会社
© 2025 Microsoft.All rights reserved.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS