ソラブジ
インドのパールシー教徒の父親とスペイン系シチリア人の母親の間に生まれた。生涯の大半をイギリスで過ごしている。ソラブジは、対位法と和声の基礎的な音楽教育を受けた程度で、ほぼ独学であった。ソラブジは、自身の作品を広めようとすることには無頓着といってよいほど関心がなく、演奏を禁止さえしていた。出版されずに手稿譜のままに留まる作品もあり、著名な音楽家の称賛を受けながらも、広く世に出るということは稀であった。長年、私的な録音を通してしかソラブジの作品は知ることができなかったが、晩年、マイケル・ハーバーマンとヨンティー・ソロモンにのみ作品の演奏を許可した。また、イリノイ大学が演奏の困難なソラブジの作品をコンピュータで演奏・録音するプロジェクトに取り組んだ。
作品は、西洋と東洋の双方から影響を受けた。印象主義の影響を受けたところから出発し、独自の様式を編み出して、1プログラム1作品となるような規模の大きい作品も手がけた。
カイホスルー・シャプルジ・ソラブジ
(Kaikhosru Shapurji Sorabji から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/02 04:42 UTC 版)
カイホスルー・シャプルジ・ソラブジ(Kaikhosru Shapurji Sorabji, 1892年8月14日 - 1988年10月15日)は、イギリスの作曲家、ピアニスト、評論家。
- ^ “Kaikhosru Shapurji Sorabji: an Oral Biography”. The Sorabji Archive. 2021年4月23日閲覧。
- ^ “Presentation of Opus sorabjianum: The Life and Works of Kaikhosru Shapurji Sorabji and Download Link (電子書籍で配布、度々更新がなされている)”. Sorabji Resource Site. 2021年4月23日閲覧。
- ^ “Legendary Artist”. www.mvdaily.com. 2022年11月29日閲覧。
- ^ “KSS72 Symphony Jāmī”. 2019年11月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月24日閲覧。
- 1 カイホスルー・シャプルジ・ソラブジとは
- 2 カイホスルー・シャプルジ・ソラブジの概要
- 3 作品
- Kaikhosru Shapurji Sorabjiのページへのリンク