HP 50g
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「HP 49/50 シリーズ」の記事における「HP 50g」の解説
販売開始:2006年 製造終了:2015年 最終ファームウェア:正式版:HP50-C 2.15(2009年)。HP社公式PCエミュレータ用:HP50-C 2.16(2012年) 画面サイズ:131×80画素 CPU:Samsung S3C2410A (ARM920Tコア) 75 MHz ※特殊なプログラムで203MHzまでオーバークロック可能 RAM:512 KiB フラッシュメモリ:2 MiB 外部メモリ:1GBまでのSDCARD (2GBのSDCARDも使えなくはないが1GBしか認識しない) 入出力ポート:USBポート、IrDA、3.3V TTLレベル非同期シリアルポート(4ピン特殊コネクタ) 備考:PCとHP 50gをUSB接続するためのソフトウェアはWindows XPまでしか対応していない。
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HP 50g (F2229A)はHP 49/50 シリーズの最後の電卓である。最大の外観の変更は本体の色調である。伝統的なHP社電卓の外観に回帰している。本体全体に黒いプラスチックを使用し、白色、オレンジ色、黄色がシフトキーに使われている。黒い本体の表面は滑りにくくするためにhp 49g+よりもザラザラとしている。色違いの機種として、高いコントラストを強調した青と白の配色のものも存在した(NW240AA)。 HP 50gの形状と大きさはhp 49g+と同一である。しかし、hp 49g+は単4電池を3本使うのに対して、HP 50gは4本使用する。hp 49g+の全機能に加えて、HP 50gはHP 48G シリーズに搭載された完全な数式ライブラリも搭載している(hp 49g+でもファームウェア2.06以降から使用できる)。それだけでなく、ファームウェア 2.15/2.16(2015年の最新版)において、HP 48SX用の拡張カードで利用できた周期表ライブラリも搭載している。 HP 50gはhp 49g+のIrDAとUSBポートに加えて、3.3V TTLレベルの非同期シリアルポートが追加されている。hp 49g+と同様にIrDAの有効範囲は約10cmである。HP 50gのIrDA("user’s guide"上で"infrared port"と称されている)はUSBポートと非同期シリアルポートの間にあるが、黒い光沢のあるプラスチックに覆われていて存在が分かり難い。また、非同期シリアルポートは本当のRS-232ポートではない。異なる電圧レベルを使い非標準のコネクタを使うからである。RS-232機器との接続には外部変換アダプターが必要である。 hp 49g+で最も批判された特徴であるキーボードは、以前の問題を解決するために最後のhp 49g+で導入された新設計のものを使っている。 HP 50gの販売開始から1年後の2007年に登場した TI-Nspire / TI-Nspire CAS はHP 50gを性能で圧倒した。販売開始から1年でHP 50gは完全に時代遅れになった。 この電卓の入手性に関する告知は2006年9月にHP社によって行われた。公式な詳細はHP社のウェブページで以前まで参照できた。HP 50gは2015年に製造終了となった。これによって、HP-28C(1987年)から始まったRPL搭載のHP社電卓は28年に渡る歴史を終えた。 2013年から発売されているHP Primeはハードウェアアーキテクチャもプログラミング言語も操作性も完全に異なるものであり、HP 50gの後継とは言い難い。
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