GridViewRowCollectionとは何？わかりやすく解説 Weblio辞書

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GridViewRowCollection クラス

メモ : このクラスは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

GridView コントロール内の GridViewRow オブジェクトのコレクションを表します。

名前空間: System.Web.UI.WebControls
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Class GridViewRowCollection
    Implements ICollection, IEnumerable

Visual Basic (使用法)

Dim instance As GridViewRowCollection

public class GridViewRowCollection : ICollection,
 IEnumerable

C++

public ref class GridViewRowCollection : ICollection,
 IEnumerable

public class GridViewRowCollection implements
 ICollection, IEnumerable

JScript

public class GridViewRowCollection implements
 ICollection, IEnumerable

解説

GridViewRowCollection クラスは、GridView コントロール内の GridViewRow オブジェクトのコレクションを格納および管理する場合に使用されます。GridView コントロール内の各行は、GridViewRow オブジェクトによって表されます。GridView コントロールは、すべてのデータ行を Rows コレクションに格納します。

GridViewRowCollection クラスは、コレクション内の項目にアクセスするための複数の方法をサポートしています。

0 から始まるインデックスの特定の位置にある GridViewRow オブジェクトを直接取得するには、Item インデクサを使用します。
コレクションを反復処理するために使用できる列挙子を取得するには、GetEnumerator メソッドを使用します。
CopyTo メソッドを使用して、コレクションの項目を System.Array オブジェクトにコピーします。その後、このオブジェクトを使用して、コレクションの項目にアクセスできます。

コレクション内の合計項目数を確認するには、Count プロパティを使用します。

使用例

GridView コントロールの Rows コレクションを反復処理して、ページの列の値を表示する方法を次の例に示します。

Visual Basic

<%@ Page language="VB" %>

<script runat="server">

  Sub AuthorsGridView_RowCreated(ByVal sender
 As Object, ByVal e As
 GridViewRowEventArgs)

    If e.Row.RowType = DataControlRowType.Footer Then
      
      ' Get the number of items in the Rows collection.
      Dim count As Integer
 = AuthorsGridView.Rows.Count

      ' If the GridView control contains any records, display 
      ' the last name of each author in the GridView control.
      If count > 0 Then
           
        Message.Text = "The authors are:<br>"
        
        Dim row As GridViewRow
        For Each row In
 AuthorsGridView.Rows
        
          Message.Text &= row.Cells(0).Text & "<br>"
        
        Next
        
      End If
        
    End If
        
  End Sub

</script>

<html>
  <body>
    <form runat="server">
        
      <h3>GridViewRowCollection Example</h3>

      <table>
        <tr>
          <td>
            <asp:gridview id="AuthorsGridView"
 
              datasourceid="AuthorsSqlDataSource"
 
              autogeneratecolumns="false"
              onrowcreated="AuthorsGridView_RowCreated"
  
              runat="server"> 
                     
              <columns>
                <asp:boundfield datafield="au_lname"
                  headertext="Last Name"/>
                <asp:boundfield datafield="au_fname"
                  headertext="First Name"/>
              </columns>
                                    
            </asp:gridview>
          </td>
          <td>
            <asp:label id="Message" 
              forecolor="Red"
              runat="server"/>
          </td>
        </tr>
      </table>
            
      <!-- This example uses Microsoft SQL Server and connects
 -->
      <!-- to the Pubs sample database.                   
     -->
      <asp:sqldatasource id="AuthorsSqlDataSource"
  
        selectcommand="SELECT [au_lname], [au_fname] FROM [authors] WHERE [state]='CA'"
        connectionstring="server=localhost;database=pubs;integrated
 security=SSPI"
        runat="server">
      </asp:sqldatasource>
          
    </form>
  </body>
</html>

<%@ Page language="C#" %>

<script runat="server">

  void AuthorsGridView_RowCreated(Object sender, GridViewRowEventArgs
 e)
  {
    if (e.Row.RowType == DataControlRowType.Footer)
    {      
      
      // Get the number of items in the Rows collection.
      int count = AuthorsGridView.Rows.Count;

      // If the GridView control contains any records, display 
      // the last name of each author in the GridView control.
      if (count > 0)
      {      
        Message.Text = "The authors are:<br>";
        
        foreach (GridViewRow row in AuthorsGridView.Rows)
        {
          Message.Text += row.Cells[0].Text + "<br>";
        }
      }
      
    }
  }

</script>

<html>
  <body>
    <form runat="server">
        
      <h3>GridViewRowCollection Example</h3>

      <table>
        <tr>
          <td>
            <asp:gridview id="AuthorsGridView" 
              datasourceid="AuthorsSqlDataSource" 
              autogeneratecolumns="false"
              onrowcreated="AuthorsGridView_RowCreated"  
              runat="server"> 
                     
              <columns>
                <asp:boundfield datafield="au_lname"
                  headertext="Last Name"/>
                <asp:boundfield datafield="au_fname"
                  headertext="First Name"/>
              </columns>
                                    
            </asp:gridview>
          </td>
          <td>
            <asp:label id="Message" 
              forecolor="Red"
              runat="server"/>
          </td>
        </tr>
      </table>
            
      <!-- This example uses Microsoft SQL Server and connects -->
      <!-- to the Pubs sample database.                        -->
      <asp:sqldatasource id="AuthorsSqlDataSource"  
        selectcommand="SELECT [au_lname], [au_fname] FROM [authors] WHERE [state]='CA'"
        connectionstring="server=localhost;database=pubs;integrated security=SSPI"
        runat="server">
      </asp:sqldatasource>
          
    </form>
  </body>
</html>

.NET Framework のセキュリティ

AspNetHostingPermission (ホスト環境で GridViewRowCollection オブジェクトを使用するために必要なアクセス許可)AspNetHostingPermissionLevel.Minimal (関連する列挙値)

継承階層

System.Object
System.Web.UI.WebControls.GridViewRowCollection

スレッドセーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッドセーフです。インスタンスメンバの場合は、スレッドセーフであるとは限りません。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
GridViewRowCollection メンバ
System.Web.UI.WebControls 名前空間
GridView クラス
GridViewRow クラス
GridView.Rows プロパティ
CopyTo
Count
GetEnumerator
Item

GridViewRowCollection コンストラクタ

メモ : このコンストラクタは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

System.Collections.ArrayList オブジェクトを指定して、GridViewRowCollection クラスの新しいインスタンスを初期化します。

名前空間: System.Web.UI.WebControls
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Sub New ( _
    rows As ArrayList _
)

Visual Basic (使用法)

Dim rows As ArrayList

Dim instance As New GridViewRowCollection(rows)

public GridViewRowCollection (
    ArrayList rows
)

C++

public:
GridViewRowCollection (
    ArrayList^ rows
)

public GridViewRowCollection (
    ArrayList rows
)

JScript

public function GridViewRowCollection (
    rows : ArrayList
)

パラメータ

rows: コレクションを初期化するために使用する GridViewRow オブジェクトを含んだ System.Collections.ArrayList オブジェクト。

解説

このコンストラクタは、指定した System.Collections.ArrayList オブジェクトを使用して GridViewRowCollection クラスの新しいインスタンスを初期化するために使用します。System.Collections.ArrayList オブジェクトには、コレクションに項目を挿入するために使用する GridViewRow オブジェクトが保持されています。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
GridViewRowCollection クラス
GridViewRowCollection メンバ
System.Web.UI.WebControls 名前空間
System.Collections.ArrayList
GridViewRow クラス

GridViewRowCollection プロパティ

パブリックプロパティパブリックプロパティ

	名前	説明
	Count	GridViewRowCollection オブジェクト内の項目の数を取得します。
	IsReadOnly	GridViewRowCollection オブジェクト内の行を変更できるかどうかを示す値を取得します。
	IsSynchronized	GridViewRowCollection オブジェクトが同期されている (スレッドセーフである) かどうかを示す値を取得します。
	Item	指定したインデックス位置にある GridViewRow オブジェクトを取得します。
	SyncRoot	コレクションへのアクセスを同期するために使用するオブジェクトを取得します。

参照

GridViewRowCollection メソッド

パブリックメソッドパブリックメソッド

( プロテクトメソッドも参照)

	名前	説明
	CopyTo	指定した System.Array オブジェクトに GridViewRowCollection のすべての項目をコピーします。コピー操作は、System.Array オブジェクトの指定したインデックス位置から始まります。
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	GetEnumerator	GridViewRowCollection 内のすべての GridViewRow オブジェクトを格納している列挙子を返します。
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュアルゴリズムや、ハッシュテーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。)
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。)
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	ToString	現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。)

プロテクトメソッド

	名前	説明
	Finalize	Object がガベージコレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。)
	MemberwiseClone	現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。)

明示的インターフェイスの実装

	名前	説明
	System.Collections.ICollection.CopyTo	このメンバの説明については、CopyTo のトピックを参照してください。

参照

GridViewRowCollection メンバ

GridView コントロール内の GridViewRow オブジェクトのコレクションを表します。

GridViewRowCollection データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。

パブリックコンストラクタ

	名前	説明
	GridViewRowCollection	System.Collections.ArrayList オブジェクトを指定して、GridViewRowCollection クラスの新しいインスタンスを初期化します。

パブリックプロパティ

	名前	説明
	Count	GridViewRowCollection オブジェクト内の項目の数を取得します。
	IsReadOnly	GridViewRowCollection オブジェクト内の行を変更できるかどうかを示す値を取得します。
	IsSynchronized	GridViewRowCollection オブジェクトが同期されている (スレッドセーフである) かどうかを示す値を取得します。
	Item	指定したインデックス位置にある GridViewRow オブジェクトを取得します。
	SyncRoot	コレクションへのアクセスを同期するために使用するオブジェクトを取得します。

パブリックメソッド

( プロテクトメソッドも参照)

	名前	説明
	CopyTo	指定した System.Array オブジェクトに GridViewRowCollection のすべての項目をコピーします。コピー操作は、System.Array オブジェクトの指定したインデックス位置から始まります。
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	GetEnumerator	GridViewRowCollection 内のすべての GridViewRow オブジェクトを格納している列挙子を返します。
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュアルゴリズムや、ハッシュテーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。)
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。)
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	ToString	現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。)

プロテクトメソッド

	名前	説明
	Finalize	Object がガベージコレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。)
	MemberwiseClone	現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。)