FCHV-BUS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 20:45 UTC 版)
「トヨタ・FCHV」の記事における「FCHV-BUS」の解説
FCHV-BUS(第三世代)知多乗合(現在はトヨタ自動車に返却) 子会社である日野自動車との共同開発、製造は日野車体工業→ジェイ・バス小松事業所で、ベース車はブルーリボンシティのノンステップバス (KL-HU2PMEE) である。 第一世代 (FCHV-BUS1) FCHVのコンポーネントをバスに搭載した試作車。燃料電池スタックは90kWのものを1基、電動機は80kWのものを2基搭載、水素タンクは25MPa・150Lのものを屋根上の前部に5基搭載した。 第二世代 (FCHV-BUS2) 2002年の東京モーターショーで一般公開される。燃料電池スタックを90kWのものを2組に、水素タンクは容量は150リットル5基のままだが充填圧力が35MPaに増強、設計上の航続距離は250kmを確保した。国土交通大臣認定を受けて2003年8月から2004年12月まで東京都交通局に1台が貸し出され、都営バス深川営業所の路線バスとして東16系統(東京駅 - 豊洲駅 - 東京ビッグサイト)と海01系統(門前仲町 - 豊洲駅 - 東京テレポート駅)を中心に運行された。 第三世代 2005年日本国際博覧会(愛・地球博)の長久手会場と瀬戸会場を結ぶシャトルバスとして@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}8台(実際には何らかの事情で9台)が[要出典]製作された。各部のマイナーチェンジが施され、水素タンクは35MPa・150L 7基に増強して航続距離350kmを確保、配管の短縮化のため屋根の中央部に搭載された。冷房装置の関係か[独自研究?]側窓はすべて固定窓を採用、空調効率を上げるため[独自研究?]窓をラッピングフィルムで覆っている。万博閉幕後は、2006年3月に知多乗合に1台が貸し出されて知多半田駅 - 常滑駅間と中部国際空港島内の路線バスおよび駐車場シャトルバスとして2009年12月まで営業運行に供され、7月には中部スカイサポート(2007年4月よりANAグランドサービス中部)に2台が貸し出されて中部国際空港内のランプバスとして運行された。 2010年10月には名鉄バスに1台が貸与され、2012年11月までとよたおいでんバス豊田東環状線で特定日に運行された。 2012年10月より2014年3月まで、関西国際空港内のエアロプラザから第二ターミナルビルを結ぶシャトルバスにも導入された。 他にもトヨタ自動車に返却された車両が、自動車や燃料電池、環境関連のイベントで試乗車として登場したほか、東京マラソンや2007年に大阪で開催された世界陸上でスタッフカーとして使用されたことがある。 前面や客室を日野・セレガ(2代目)に似た形状とした車両が、2010年12月16日から2013年9月12日まで東京空港交通に貸し出され、羽田空港と新宿駅・東京シティエアターミナルを結ぶリムジンバスで実証実験を行った。ノンステップバスがベースのため定員は25名に抑えられている。 FCHV-BUS2(第二世代)2002年「東京モーターショー」出展車日野自動車所有 FCHV-BUS2(第二世代)都営バス S-L111号車東京都交通局への貸出車(2003 - 2004年)港区台場にて 都営バス S-L111号車の後部東京ビッグサイトにて 都営バス S-L111号車の客室 FCHV-BUS(第三世代)愛・地球博会場間シャトルバス 愛・地球博会場間シャトルバスの車内 中部国際空港ランプバス FCHV-BUS(第三世代)とよたおいでんバス豊田市駅付近にて 関西国際空港内シャトルバス 東京空港交通リムジンバス2代目セレガマスク(羽田空港にて) 東京空港交通バージョンの後部 東京空港交通バージョンの車内 東京空港交通バージョンの運転席 トヨタ自動車に返却された東京空港交通バージョン2015年「人とくるまのテクノロジー展」試乗車
※この「FCHV-BUS」の解説は、「トヨタ・FCHV」の解説の一部です。
「FCHV-BUS」を含む「トヨタ・FCHV」の記事については、「トヨタ・FCHV」の概要を参照ください。
- FCHV-BUSのページへのリンク