バスの車両番号とは? わかりやすく解説

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バスの車両番号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/01/17 13:06 UTC 版)

車両番号の例(東京空港交通

バスの車両番号(バスのしゃりょうばんごう)は、バスの車両1台ごとに付与される、固有の記号番号のこと。略して車番(しゃばん)とも(略称については後述)。

目次

概要

バス事業者内で管理するために配番された、バスの車両ごとの固有の記号である。

大きく分けて、ナンバープレートの登録番号をそのまま車両番号とする事業者と、ナンバープレートの番号とは別に独自の番号を振る事業に分けられる。

前者は主に営業エリアが単一の陸運登録地域である事業者で多く見られるが、営業エリアが複数の陸運登録地域にまたがりながら登録番号をそのまま車両番号とする事業者(例:川中島バス - 長野・松本・長岡)も存在する。

後者は営業エリアが複数の陸運登録地域にまたがる事業者で多く見られる。例えば、福岡県のほぼ全域とその周辺を営業エリアとする西日本鉄道グループでは、福岡県内だけで陸運登録地域が4つ(福岡・北九州・久留米・筑豊)、そして福岡県外にも営業所を持つので、ナンバープレートだけで管理すると営業所間の車両転属でナンバープレートを付け替えた際の車両管理に支障をきたすため、新製から廃車まで変わることがない番号として車両番号を振っている。この場合事業者によっても呼称が異なり、「社内番号」を略して「社番」(交通局なら「局番」)と呼称する事業者もある。また、国鉄JRバスでは「車両称号」と呼称している。この場合も営業エリアが単一の陸運登録地域でありながら社内独自の番号を割り振っている事業者(例:松本電気鉄道)もある。また公営事業者の場合、年式を番号に用いる場合は製造年ではなく購入予算年度で表される場合もある。また年式を番号に用いる場合、中古で購入した車両については何年式と扱うかは事業者により異なる。

なお、転属の際に車両番号も変更する事業者や、車両番号を振らない事業者もある。

附番法則

この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています

バス事業者によって附番法則は異なるため、本項では、主なケースのみを例示する。なお、附番法則の詳細については本稿では割愛するため、各事業者の記事内の車両番号に関する記述を参照されたい。

登録番号

そのまま使用

  • 遠州鉄道では、「浜松22か2222」であれば「2222号車」と呼称する。
  • 京都市営バスなども同様で、登録番号を車両番号に用いる事業者では最も多く見受けられる。

登録番号と英数字・記号を併用

登録番号に加えて、事業者側で管理するのに都合が良いように、英数字や符号を付加する。

  • 新潟交通では、「新潟22か769」のいすゞ車であれば「G769-I号車」と呼称する(「G」は「新潟22」を示す記号、「I」はIsuzuの頭文字)。新潟交通#車番も参照。
  • 大阪市交通局では、「なにわ200か・681」(2005年度購入の日産ディーゼル車)の場合、「75-0681号車」としており、前2桁を購入年度とメーカーの識別に、後ろ4桁を初度登録番号としている。大阪市営バス#局番についても参照。
  • 川中島バスでは、登録番号に40000を加えて車両番号としている。[1]アルピコグループでは5桁の数字のうち壱万の位を事業者の識別に用いている[2]が、下4桁の使い方は各社ごとに異なる。

[3]

  • 徳島市交通局では、「徳島230あ・・75」のいすゞ車の場合「I.75」とし、メーカーの頭文字を英字(日野製であれば「H」、日産ディーゼルであれば「N」など)で示し、間に「.」(ピリオド)を挟んだ後、数字は登録番号の「・」を除いた1から3桁で示している。また同じの地域を走る徳島バスの路線バスにおいても同様の形式表示を用いている。

独自番号を設定

社内での連番

  • 箱根登山バスでは、路線車の場合はB001 - 999まで、メーカー・車種にかかわらず連番となる。

仕様ごとの連番

  • 国鉄JRバスの車両称号が代表的な例。ジェイアールバス関東において「D678-93501号車」であれば、「ダブルデッカー高速車で、3列リクライニングシート・トイレ装備の日産ディーゼル製、製造年はxx93年で、空気ばね装備の前中扉配置の車両」における01号車という事になる。
  • 日の丸自動車興業は一般の貸切車は4桁の番号を用いるが、東京ベイシャトル参入前後から特別車・無料循環バスを中心に車両の愛称・仕様を表す英字と1~3桁の連番で付番するケースがある。「OP-3」であれば、スカイバス東京用のオープンバス(OP)3号車となる。
  • 名古屋観光日急も日の丸自動車興業に準じ、「DP-1」であれば同社の主催旅行「ドラゴンズパック(Dragons Pack)」専用車の1号車となる。なお名鉄観光バス統合後は別に定めた5桁の数字が採用されている。
  • 京阪バスおよび京阪シティバスでは仕様ごとの社番を独自に制定している。詳細はこの項を参照のこと。

車種ごとの連番

  • 東武バスでは、千の位をメーカー別にして、下3桁を車両番号としている。例えば、「2740号車」であれば「いすゞ車の740号車」となる。
  • 西肥自動車は、最初をメーカーのアルファベット(日野は大中型H・小型K(小型の意味)、三菱ふそうは大中型F・小型M、日産ディーゼルはN)として、下3桁を車両番号としている。導入順にH100~H399、F400~F699、N700~N999(小型車はM001~M069・K071~K099)が割り当てられ、最終番号まで到達すると最初に戻る(例:H399の次はH100)。
  • 函館バスは、車両番号が3桁または4桁の車両が存在するが(前者は旧函館市交通局からの移管車、後者は旧来から存在する、又は統合後に配備された車両)、いずれも上1桁でメーカー(1=いすゞ、2=日野、3=三菱ふそう、4=UD)を表し、残りの下桁で車両番号としている。旧市バス時代は3桁で、営業所毎に配備車両のメーカーが固定されていた為、上1桁でメーカー・営業所の双方を表していた(1=三菱ふそう/昭和営業所、2=日野/日吉営業所)。このうち三菱ふそう(昭和)車は、函館バスに移管される際に、函館バスでの番号規則に適合させる為に、市バスでの車両番号に250加えたものに変更された(例:121→371、日野(日吉)車は変更無く移管)。但し移管後は別の営業所に転属した車両も多くあった。

車種・年式ごとの連番

  • 西日本鉄道では、メーカーごとに1000番台単位で分類し、千の位をメーカーで区切り、千と百の位を年式で区切っている。年式は昭和○○年を20年周期で割り当てられ、近年では1995年(平成7年・昭和に換算すると昭和70年)が基準値となっている。例えば、3000番台および4000番台は三菱ふそう車の番号区分となっており、「3501号車」であれば「三菱ふそう製で2000年式の1号車」、「4101号車」であれば「三菱ふそう製で2006年式の1号車」である。但し近年導入しているメーカーは日産ディーゼルが圧倒的に多く車番重複等が発生しているため、2003年(平成15年)を基準に9001から附番している。
  • 京浜急行バスも西鉄とほぼ同じ要領で附番しているが、頭に営業所記号の英字1-2字が冠され、メーカー、基準値の割り当て数字が異なっている。「NH3799号車」であれば、2007年度に購入された羽田京急バスの日野自動車製99号車となる。
  • 長崎自動車では千の位をメーカー、百の位を製造年の西暦の末尾、十の位と一の位を連番としている。附番の要領は西鉄に近いが、メーカーの割り当て数字が西鉄とは若干異なるほか、千の位は西暦の十の位の偶奇に従い付与されている。「4101号車」であれば「日野自動車製で2001年式の1号車」となる。なお番号は20年周期で割り当てられる。
  • 横浜市交通局では、上一桁が購入年度の西暦下1桁、ハイフンの後の下4桁がメーカー識別の1桁+用途別の連番3桁となっている。「3-4580号車」であれば、2003年度に購入された日産ディーゼル製ワンマン路線車の580号車となる。横浜市営バス#車両番号も参照。
  • 名鉄バスでは、4桁の社番のうち、千の位を車両形状、百の位を年度の西暦の末尾、十の位と一の位を連番としている。「1450号車」であれば、「2004年度に購入された2扉の大型路線バス」となる。近鉄バス(大阪)の番号体系も類似している。
  • 京阪宇治バスでは4桁の車両番号を制定しているが、千の位が年度の西暦の末尾、百の位が車種(路線/貸切、大/中/小別)、十の位と一の位を連番としている。京阪宇治バス#車両番号についても参照。
  • 長崎県交通局では西暦ではなく元号を年式に用いてきた。一桁目が製造年の元号下1桁、二桁目がシャーシメーカー及び車体サイズ、3・4桁目が連番となっている。二桁目は昭和時代は数字で、平成時代はアルファベットで区分されているほか、連番は昭和時代は年やメーカーごとに異なり、平成1年 - 10年(1989年~1998年)は11から、平成11年 - 20年(1999年 - 2008年)は51からに統一されている。「6A52号車」であれば、「平成16年(2004年)式の日野自動車製大型路線バス」となる。2009年以降は「一桁目が製造年の下1桁、二桁目がシャーシメーカー及び車体サイズ、3・4桁目が連番」となっている。尚、中古車はすべて最初に製造された年の番号を付与する(例:2011年に購入した車両であっても、1998年に製造された車両であれば1998年[平成10年]式として扱われる)。

営業所ごとの連番

  • 神奈川中央交通では、営業所頭文字+数字で連番となっている。「あ86」であれば、厚木営業所の86号車である。なお、神奈川中央交通では、車両更新の際には車両番号も新車に引き継いだり、空いている番号を割り当てることも多いため、必ずしも製造順になっていない。転属の場合にはまったく違う番号になることも多い。神奈川中央交通#社番も参照。
  • 東京空港交通では、所属営業所(社内では「運行事業所」)ごとに2 - 3桁の数字を付番しており、百の位が所属先と用途を表し、下2桁は連番となる。「343号車」であれば、箱崎運行事業所の限定車(空港リムジン用路線車)であるが、前扉の表記は更に導入時期を西暦の一の位と月、定員を表す5桁の数字と型式を表す1 - 3字の英数字の組み合わせが加わって「343-00842JA」のように表記され、この場合2000年8月に導入された42人乗りの日産ディーゼル・ユーロツアーとなる。こちらも転属・用途変更後に下2桁の番号が引き継がれないことが多い。東京空港交通#社番も参照。

営業所・車種ごとの連番

  • 広島電鉄では、所属営業所、メーカーごとの番号を5桁の数字で付番している。「64537号車」であれば、壱万の位の「6」は広島西営業課(江波営業所)所属を示し、千の位の数字のうち0 - 4は日野車であることを示すので、「広島西営業課(江波営業所)所属の日野製の4537号車」ということになる。
  • 京成バスでは、所属営業所、メーカーごとの番号を4桁の数字で付番している。「3301号車」であれば、千の位の「3」は松戸営業所所属を示し、百の位の数字のうち3または6は三菱ふそう車であることを示すので、「松戸営業所所属の三菱ふそう製の1号車」ということになる。なお、下2桁が99まで達したら01に戻る方式を繰り返し、転属が生じた場合百の位の数字以外は転属の際改番される。百の位が1または2はいすゞ、4または5は日野の車両を示す。また、一部営業所では千の位の数字をアルファベットで表記している営業所もある。営業所毎の番号は京成バス#一般乗合路線も参照。
  • 新京成バス 車番解説
  • 川崎市交通局では、所属営業所を英字1字で、メーカーごとの番号を4桁の数字で付番している。「A1801号車」であれば、「A」は井田営業所所属を表し、千の位の1はいすゞ車を表すので、「井田営業所所属のいすゞ製801号車」となる。なお貸切車は数が少ないため営業所表記はなく、局番もメーカーに関係なく500番台に収めている。
  • 大分交通グループでは営業所を表す1 - 3字の英字とメーカーを表す英字1字、1 - 3桁の数字で付番している。「BN668号車」であれば、「別府営業所所属の日産ディーゼル製668号車」となる。
  • 川崎鶴見臨港バスではメーカーを表す数字1字+所属営業所を表す英字1字+3桁の通し番号で付番している。「1T079号車」であれば、「鶴見営業所所属のいすゞ製79号車」となる。但し高速バス・貸切バスは別に定めた4桁の数字、旧臨港グリーンバス所属車は「GK000号車」のようになる。

営業所・年式ごとの連番

  • 東急バスでは、所属営業所記号+納入年度記号+メーカーごとの通し番号を附番している。「AO575号車」であれば、青葉台営業所(記号「AO」)配置で2004年度納入車(記号「5」)の大型路線車における75号車ということになる。下2桁は75 - 99が三菱ふそう車に割り当てられているので、AO575号車は三菱ふそう車ということになる。転属時には営業所記号のみが変更される。東急バス#社番も参照。
  • 東京都交通局では、所属営業所記号+納入年度記号+用途別通し番号を附番している。「W-Z300」であれば、青梅支所(記号「W」)配置で1992年度納入車(記号「Z」)の大型路線車における300号車ということになる。転属時には営業所記号のみが変更される。都営バス#局番も参照。

営業所・車種・年式ごとの連番

希望ナンバー

一部の貸切バス事業者のように保有台数が少ない場合や、一般の路線車が登録ナンバーでもコミュニティバスや高速バス、特定輸送専用車など特別な用途で購入された車両の場合は、希望ナンバーや元抽選枠(一桁やキリ番ゾロ目など各地の運輸支局が指定した番号)で登録することがある。この場合他の事業者が同じ番号を取得することがあるため、同じ時期に登録した車両でもひらがな部分や地域名の後の2xxが揃わない場合がある。

事業者固有の車両番号を希望ナンバーとする場合

  • 新車で登録したときの登録番号を車両番号に用いる事業者では、営業区域内に異なるナンバーの地域が存在する、または同一都道府県内に新たに自動車検査登録事務所が設置されたりご当地ナンバーが設定されたりすると、車両の転属・異動の際に登録変更が必要になる場合がある。その際に転属後の登録番号を希望ナンバーとして当初の番号を維持する事例が見られる。
    • 大阪市営バスでは、なにわナンバーの大阪市内の他に大阪ナンバー区域の守口市にも守口営業所があるため、大阪市内各営業所→守口営業所への転入車を「大阪23x」、転出車を「なにわ23x」で希望ナンバーを取得している。
    • 栃木県の関東自動車では、1999年に佐野自動車検査登録事務所が設置されて栃木県南部の県南営業所佐野営業所栃木出張所がとちぎナンバーの区域となり、その他の営業所が宇都宮ナンバーの区域となったことで、分割前の「栃木22」「栃木200」ナンバー車も含めて県南・栃木・佐野への転入車を「とちぎ23x」、転出車は「宇都宮23x」で希望ナンバーを取得している。但し希望ナンバー導入前は「宇都宮200」「とちぎ200」で登録変更された車両も存在する。
  • JRバス関東では一部の支店でハイフン以下の5桁の社番を利用して希望ナンバーとしている。
  • 帝産観光バス(東日本営業本部)では「シリーズごとの連番」+「補助席込みの客席数」としている。「品川230あ1553」の場合は53人乗りの15号車(車名「クラスター」、三菱ふそう・エアロバス)となる。但し一部の車両では「品川230あ・603」(60人乗りの3号車)のように順序が逆になる。
  • はとバスでは百の位を購入年度の西暦下1桁、十の位と一の位でメーカーおよび用途別に年度ごとの連番としており、新車は2000年度購入車から、オープントップバス「オー・ソラ・ミオ」は改造後に希望ナンバーで登録している。「品川230あ・112」の場合は2001年に購入された特別車「はとまるくん」(ボルボ・B10M改)の2号車となる。
  • 京阪宇治バスでは2005年度落成・譲受の車両より自社の車両番号にあわせた希望ナンバーで登録している。
  • 相鉄バス相鉄HD自動車カンパニーでは2009年度導入分の車両は自車番号に合わせた希望ナンバーで登録している(例:8952→相模230あ8952)。
  • 横浜市営バスでも2007年度車のハイブリッドノンステップバス以降はハイフン以下の4桁の局番を希望ナンバーで登録している(例:8-3977→横浜230あ3977)(例外下記)。
  • 遠州鉄道では、登録番号の重複の恐れがある場合は、希望ナンバーを取得して重複を避けている。
  • 都営バスの日野・ブルーリボンシティハイブリッドのうち、 渋谷営業所と新宿分駐所(2009年4月以降新宿支所)、小滝橋営業所港南支所の2007年度購入車は英字以下の3桁の局番にあわせて希望ナンバーで登録している。(例:C-R115→練馬230あ・115
  • 京成バス船橋営業所茜浜車庫のメルセデス・ベンツ・シターロが自車番号に合わせた希望ナンバーで登録している。京成バスシステムでも自車番号の希望ナンバーを採用している。
  • 京成トランジットバスでは東京ディズニーリゾート・パートナーホテルシャトル専用車が希望ナンバーで登録している。
  • 富士急グループでは分類番号の3桁化を機に希望ナンバーを採用した例が見られる。2008年にご当地ナンバーで「富士山ナンバー」が設定されると富士急行御殿場営業所・河口湖営業所)・富士急静岡バス富士急山梨バスでは、既存車についても富士山ナンバーへ登録変更されている例が見られる[4]
  • 国際興業バスでは一般路線バスの2011年度購入車両から希望ナンバーで登録している。

事業者固有の車両番号と別に希望ナンバーで登録した事例

  • 横浜市営バスでは2007年から基本的に車両番号=登録番号としているが、例外的に下記のような事例がある。
    • 港北営業所と浅間町営業所に配置されているCNGノンステップ車の一部は2002 FIFAワールドカップ決勝戦の横浜開催を記念して「横浜23x*2002」で登録している。
    • 本牧営業所が担当する観光周遊バス「あかいくつ」専用車は2009年の横浜港開港150年にちなんで「横浜230*・150」で統一している。
    • 保土ヶ谷営業所が担当する定期観光バス「ベイサイドライン」専用車は1935年の市内遊覧バス運行開始に由来する「横浜230*1935」を採用している。
    • 2011年度の製造車では、希望ナンバーの採用は取り止めた。
  • JRバス関東のネオプラン・メガライナーは全長15メートルを意味する15を上2桁に採用し、「足立230あ1501」(社番D750-00501)「足立230あ1502」(社番D750-03501)としていた。
  • 都営バス深川営業所で試験運行に供されていたFCHV-BUS燃料電池バス、局番S-L111)では、日本最初の燃料電池車による路線バスの営業運行をアピールするため、「足立200あ・・・1」で登録されていた。(2004年末返却)
  • 知多乗合でモニター運行が行われたFCHV-BUSでは、貸し出し元のトヨタ自動車の管理番号を適用したため「名古屋230あ・601」で登録されていた。なお知多乗合ではFCHV-BUSの車両番号は設定されていなかった模様。(2009年返却)
  • はとバスのバンホール・アストロメガは、ハローキティバスに改装した際に希望ナンバーで登録変更しており、「ハロー」の語呂合わせで86を上2桁に採用し、「品川230あ8601」(社番794)「品川230あ8602」(社番793)としている。
  • 相鉄バス・相鉄HD自動車カンパニーの旧塗装車は、創立50周年にちなんで「*230*・・50」で登録している。
  • 社番の有無に関係なく、路線や地域、企業・団体などの語呂合わせで用いられるケースもある。

用途例

車内へ車両番号を掲出した例(神奈川中央交通
リアウィンドウに車両番号と所属、電話番号を記載した例(川崎市交通局)
  • バス事業者内で同一仕様の車両が多数存在する場合、車両の管理を行うために用いられる。
  • 同様の理由で、バスファンが管理や情報交換のために使用する。
  • 神奈川中央交通では、バスロケーションシステムのモバイル版において、乗車中のバスの各停留所への到着時刻予測を行う際に、車両番号を入力させている。乗客全般に提供される情報であるため、車両番号が記載されたステッカーを車内の数ヶ所に貼付している。
  • 横浜市営バス・川崎鶴見臨港バスでは車両番号と所属営業所、営業所の電話番号を記載したステッカーを車内に掲出している。川崎市バスでは同様のステッカーをリアウィンドウに掲出している。
  • 京成バスでは乗務員の名札差しを車両番号と登録番号、所属営業所を記載したプレートと一体にして車内に掲出している。
  • 旅客が車内に忘れ物をした際、営業所や車両の特定で、発見や返却が早まる場合がある。

特記事項

屋根に社番を記載した例(西武高原バス)
  • 陸運局ナンバーにあわせて、縁起の悪い下二桁42と49を欠番としている事業者もある。
  • 2000年に発生した西鉄バスジャック事件以降、上空からでも車番が確認できるよう屋根上に車番を記載する事業者が増えている。
  • 西武バス西武グループのバス事業者では、ライオンズカラーの車両において、屋根上に会社名と車番を記載しているが、これは西武グループ総帥の堤義明が、ヘリコプターからバスを見つけた際に、行き先・利用者数などを確認するためのものであったという。

脚注

  1. ^ ただし、松本電鉄バス大町営業所・白馬営業所を引き継いだことにより松本電鉄バスから川中島バスへ移籍した車は、松本電鉄バス時代の車両番号に35000を加えて車両番号としている。
  2. ^ 1=松本電鉄バス、2=松本電鉄バス(旧アルピコハイランドバス)、3=諏訪バス、4=川中島バス。
  3. ^ なお、現在は、社内移籍<例:松本本社⇒長野支社 諏訪支社へのハイブリッド車両> 新車導入(2012年度高速車ならび路線車の新型車両)で、西暦年式(下二桁) 車種 通し番号に変更されているので 注意が必要です。
  4. ^ 『バスラマ・インターナショナル』通巻119号 p84-85

関連項目




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