EPIA関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/08 05:46 UTC 版)
レイモンド・ヴィジョン (Raymond Vision) EPIAの博士。 記憶鮮明シリーズのほとんどの作品に登場する。容姿のほか、「天才」「人を食った性格」や「EPIAの科学者」という設定は共通している。 16歳のときに自律型ロボットのCIBI-01を妹・キャサリンのために製造した。 『偶然が残すもの』では、ミネ・ヤザワの研修試験(Off the Job Training オフ・ザ・ジョブ・トレーニング)と超能力者勧誘のために、ミネ・ヤザワとパメラ・S・リヴァティとともに来日。薬師丸未来路と出会ったために遅れたミネとパメラに待ちぼうけを喰らっている。 『ボクを包む月の光』では、EPIAに現れた奇妙な少年に興味を持ち始めている。その後、EPIAにESP因子を持つ子供を勧誘することに、これまで以上に熱意と執念を持つようになる。彼自身は「パラダイス・プロジェクト」「次世代を担う子供達の為の楽園」等と発言しているが、詳細は不明。ピラミッド型のある物を解析しようとしてマザーがダウンしたため、降格されてしまう。 『CIBI-01のYA!YA!YA!』では、CIBI-01を制作したことやキャサリン・ヴィジョンという妹がいることなどが明かされている。また、パメラが密かに撮影したシャワーシーンの写真がEPIA内で販売しており、パメラはそれなりに儲かったようである。 『記憶鮮明』では、パセリ・モーガンのクローンの証言がいい加減なことに文句を言ってきたアルフレッド・H・アーボガストを一喝、理詰めによって黙らせている。アーボガストの調べる事件が超能力者による可能性が高いと見ると、ジョジョ・シュミットを派遣する。事件の解決後に、パセリ・モーガンのクローンたちや犯人をエスパーとしてEPIAにスカウトするため、アーボガストの前に現れる。 『そして彼女は両目を塞ぐ』では、前作で得た信頼からか、アルフレッド・H・アーボガストからの事件捜査依頼を受けている。はじめは直属の部下であるタツヤ・F・コルトバードに事件を担当させようとしたが、事件の関係者がジョジョ・シュミットの知人であったため、ジョジョを向わせる。 ジョジョ・シュミット (JoJo Schmit) 『記憶鮮明』で事件を担当する超能力者。映画ファンであり、初対面の相手にはルーカス、スピルバーグなどと呼んでくれるように頼んでいるが、実現はしていない。 『そして彼女は両目を塞ぐ』の最後で、アーボガストに結婚の許可をもらいに行くことをリズに告げている。 CIBI-01 レイモンドが16歳の時に妹のために製作した自律型ロボット。太さの異なる円柱、円盤を重ねたような胴体に、腕、厚みのある円盤状の頭部を持つ。移動は底面の車輪か何かで行い、歩行は行えない。胴体部分には大人がしゃがみこんで入れるくらいの体積がある。 同型機が量産されているようであり、EPIAでの受付業務や、関係者の家庭内で使用されている。
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