EPG情報での表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/29 22:10 UTC 版)
「画角情報 (テレビ放送)」の記事における「EPG情報での表示」の解説
デジタル放送用受信機では放送番組の信号情報をEPG(電子番組ガイド)から取得して表示させる機能を持つものが殆んどである。画角情報の有無はEPG情報上には明示されてはいないが、EPG上の映像信号情報からその有無を判断できる場合がある。但しEPG情報の入力は人間の手作業が介在する関係で、実際の放送信号の内容とは異なる場合(虚偽記載・誤入力など)も確認されている。 EPGで表示されている映像信号情報は代表的な例として 16:9/1080i(16:9/1125i) 4:3/1080i(4:3/1125i) 16:9/480i(16:9/525i) 4:3/480i(4:3/525i) などのような表記がされているが、「16:9」や「4:3」などの画面サイズを表している部分(「1080」や「480」は映像の解像度情報で、「1080」はHDTV、「480」はSDTVであることを表している。「i」は走査方式を表しインタレース方式であることを示している)の表示基準が現状では曖昧になっていて信号フォーマットのアスペクト比を表しているのか、画面全体の中の動画が表示されている部分の画面サイズを表しているのか、放送局でも番組により異なることが確認されている(EPG情報の提供業者や器機、機種によって多少事情が異なる)。 民放各局の場合、実際の4:3画面サイズのテレビでの視聴ではアップコンバートによる放送番組の多くが額縁放送であるのにEPG上では「16:9/1080i」の番組と「4:3/1080i」の番組が混在した状態で表記されている場合がある。一方EPG上では「16:9/1080i」となっている番組でも画角情報により4:3画面サイズへのパンスキャン表示が行われるものがある。このように民放の場合は、EPG情報上から画角情報の有無を断定することは困難な状態になっている。 NHKの各チャンネル(地上波・BSを含む)の場合は番組内に4:3サイズの映像が一部挿入されている場合を除きアップコンバートにより動画部が4:3サイズになっているHD映像信号には必ず画角情報が付けられていて、EPG上でもそれらは必ず「4:3/1080i」の表記に統一されている。つまりNHKではEPG上の映像信号情報の画面サイズ(「16:9」や「4:3」)は画角情報の有り/無しと絡める事で「動画部の適正画面表示サイズ」として捉えて運用されていて、「4:3/1080i」の映像信号情報は「画角情報有り」と同義となっている。なお、BSではBSプレミアムにおいて画角情報の付加が行なわれている。
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