C級1組
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9勝1敗で昇級を逃し、昇級を果たせず(第49期) 所司和晴は、順位戦初参加となった45期に1期でC級1組に昇級。その4期目に森下卓と神谷広志の同星の9勝1敗ながら順位差で昇級を逃した。9勝1敗で昇級を逃した初の事態であった。その後は、降級点を取り降級点を消すことを繰り返し、60期にC級2組に降級すると、69期にフリークラス転出しB級2組に昇級することはなかった。 井上慶太、1敗に泣く(第50期) 第50期は村山聖と森内俊之が10戦全勝で昇級したがために、井上慶太が9勝1敗ながらも昇級できなかった。前年の所司に引き続き、9勝1敗で昇級を逃す事態が続いた。井上はその2期後の52期に10戦全勝でB級2組に昇級している。 9勝1敗で昇級を逃す事態が4年で三度(第52期) 第52期は、2人がB級2組へ昇級となり、先述の井上が全勝で昇級し、2人目に9勝1敗の有森浩三となった。同星の丸山忠久とは順位差が1だった。両者は、第51期にC級1組に初参加し6勝4敗の同星、その前期50期はC級2組では9勝1敗の同星でC級1組へ昇級、その前期49期は、有森が8勝2敗で丸山は順位戦初参加で6勝4敗と3期前の成績が順位差となっていた。尚、丸山は翌53期にも9勝1敗を挙げ、B級2組へ昇級を果たした。また同年は、C級2組でも9勝1敗で昇級を逃す事態が発生している。 「将棋界の七不思議」屋敷伸之 14年間の足踏み(第49期~第62期) 屋敷伸之は、順位戦初参加の第48期(1989年度)に9勝1敗・1位の成績を挙げ、1期でC級1組に昇級。そのかたわら、1989年度後期棋聖戦で予選・本戦を連戦連勝し、中原誠棋聖への挑戦者となる。さらに、1990年度前期棋聖戦で中原に連続挑戦して棋聖位を奪取し、史上最年少タイトル保持者(18歳)となる。さらに半年後には棋聖位を防衛し、早くもタイトル通算2期となる。しかし、C級1組からB級2組への昇級には14期もかかることとなり、「将棋界の七不思議」の一つと言われた。この間、8勝2敗が4回、次点(3位)も4回あり、また、3度目の棋聖獲得をも果たしている。第62期(2003年度)C級1組順位戦で9勝1敗で1位となり、ようやくB級2組へ昇級した。
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C級1組
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安井学(やすい まなぶ) 声 - 岩田光央 / 演 - 甲本雅裕 六段。普段は腰が低く気が弱いが、負けると酒・ギャンブルに溺れていたとされる。離婚が決まるが、「クリスマスまではパパといたい」と娘に告げられていた。 クリスマス当日の順位戦で零と対局するが、中盤のミスで戦意を失い敗北する。対局後、わざと置いて帰ろうとした娘へのクリスマスプレゼントを届けにきた零に、自分の不出来を吐露し零の心をかき乱した。 蜂谷すばる(はちや すばる) 声 - 吉野裕行 / 演 - 前原滉 23歳。五段。早指しを得意とする攻撃的な棋風を持つ。20代若手棋士の中で一番の有望格とされている。対局中に舌打ちや貧乏ゆすり、扇子鳴らしを繰り返すため「東のイライラ王子」のあだ名で呼ばれている。周りの棋士からは「ハッチ」の愛称とともに妙な人気がある。勝てば勝つほど機嫌が悪くなり、負けると泣き終えた後の感想戦が深夜まで続くほど長い。「いかに面倒を起こさずに蜂谷に勝つか」はトップ棋士たちの共通の悩みであり、全く無頓着に蜂谷に勝ってしまった零はそのことでツッコミを受けた。
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