bellows
「bellows」の意味・「bellows」とは
「bellows」は、主に金属加工や鍛冶などで用いられる、空気を送り込むための道具を指す英単語である。一般的には、二つの板がヒンジで結ばれ、その間に柔軟な材料で作られた袋が取り付けられている構造をしている。板を開閉することで袋が膨張・収縮し、空気を吸い込み、押し出す機能を果たす。「bellows」の発音・読み方
「bellows」の発音は、IPA表記では /ˈbɛloʊz/ となる。IPAのカタカナ読みでは「ベロウズ」となり、日本人が発音するカタカナ英語では「ベローズ」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。「bellows」の定義を英語で解説
「bellows」は、"a device with an air bag that emits a stream of air when squeezed together with two handles, used for blowing air into a fire"と定義される。これは、「二つのハンドルで一緒に押すと空気を吹き出すエアバッグ付きの装置で、火に空気を吹き込むために使用される」という意味である。「bellows」の類語
「bellows」の類語としては「air pump」が挙げられる。これは、空気を送り込むための装置全般を指す言葉である。しかし、「bellows」は特に手動で操作するタイプのものを指すことが多い。「bellows」に関連する用語・表現
「bellows」に関連する用語としては、「forge」がある。これは、金属を加熱し、鍛えるための場所を指す言葉で、「bellows」はこの「forge」でよく使用される。「bellows」の例文
以下に、「bellows」を用いた例文を10個挙げる。 1. The blacksmith used the bellows to stoke the fire.(鍛冶屋は火を煽るためにベローズを使った。) 2. The bellows creaked with each push and pull.(ベローズは押したり引いたりするたびにきしんだ。) 3. He pumped the bellows to fan the flames.(彼は炎を煽るためにベローズをポンプした。) 4. The bellows were essential for the forge.(ベローズは鍛冶場にとって不可欠だった。) 5. The old bellows were replaced with a modern air pump.(古いベローズは現代的なエアポンプに置き換えられた。) 6. The bellows were made of leather and wood.(ベローズは革と木で作られていた。) 7. The bellows helped to control the heat of the fire.(ベローズは火の熱を制御するのに役立った。) 8. The bellows were operated by an apprentice.(ベローズは見習いによって操作された。) 9. The bellows were an important part of the blacksmith's tools.(ベローズは鍛冶屋の道具の重要な部分だった。) 10. The bellows were used to increase the intensity of the fire.(ベローズは火の強度を増すために使われた。)べローズ bellows
鞴
(Bellows から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/05 09:23 UTC 版)
鞴(ふいご、英: bellow)は、気密な空間の体積を変化させることによって空気の流れを生み出す器具。金属の加工、精錬などで高温が必要となる場合に、燃焼を促進する目的で使われる道具を指す。街の鍛冶屋で使われるような小型のものもあれば、たたら製鉄などで使われる足踏み式の蹈鞴(たたら)もある。
構造
気密で体積が可変となるような空間を作る方法は多数あり、単なる皮袋を用いるものや蛇腹構造を用いるもの、さらには長方形の箱の中に精密に取り付けられた板を上下する箱鞴などもある。
回転式の原動機と組み合わせやすいよう、クランクを用いた作動方式もある。
蛇腹
一般的な下図にて示した構造では、下側の2つの取っ手をそれぞれ両手で持ち、片開きの蛇腹を広げた際に吸気し(1)、押し縮めた際に上側のノズル(2)から排気(送風)する。吸気口(3)とノズルは弁構造になっており、ノズルから吸気したり、吸気口から排気されてしまったりするいわば逆流することのない構造になっている。
吸気と排気を交互に行う構造上、連続して空気を送り出すことは出来ないが、二つ以上の鞴を組み合わせて交互に吸排気すれば連続した送風が可能となる。
箱鞴
箱の中には2組ずつの吸入弁と排出弁が組み込まれている[1]。板を直角につけた棒をピストンのように押し引きすることで吹き口から風を送り出す[1]。
用途
同様の構造をもつ送風装置はさまざまな用途で用いられており、とくに楽器の分野に多く見られる。リードオルガンの足踏み式の鞴や、アコーディオンの物等が身近な例であろう。古くはパイプオルガンの送風にも大きな鞴が用いられ、多人数の裏方による人力で送風して演奏を可能にしていた。変わったところでは、エアソフトガンの発射機構に採用された例もある(バルグヘッド式)。
特徴
他の形式の送風装置としてファンを用いたものがあるが、それに比べると送風圧を大きくしやすく調整が容易であるという利点がある。また、人力での操作が簡単であるということも利点といえる。一方で、動作速度を上げるのが困難であり、絶対的な送風量を確保するためには気室の大きさを更に大きくする必要があるなどの問題がある。
脚注
関連項目
外部リンク
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