8801・8802
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 16:09 UTC 版)
「熊本市交通局8800形電車」の記事における「8801・8802」の解説
8800形8801・8802号は全金属製車体を持つボギー車である。最大寸法は長さ13.70メートル、幅2.36メートル、車体高さ3.21メートル・パンタグラフ折りたたみ高さ3.85メートル。自重は19.0トン。 8200形・8500形とは大きく異なった、全体に曲線的な車体が外観の特徴。前面形状は、正面窓に大型曲面ガラスを用い、窓上の大型行先表示器周辺を含めて当時流行したブラックフェイスで覆ったデザインである。前面窓の傾斜角は11.2度。前面窓下には角型の前照灯(内側)と尾灯(外側)を左右に1組ずつ配置し、左右の前照灯の間(中央部)に愛称表示板を取り付けている。8500形までの車両にあった前面の系統表示板は省略されており、系統番号は行先表示器に併記される。 側面形状も8200形・8500形から大きく変更されており、乗車口が中央部から後部に移された、すなわちドア位置が車体の前後となった点が特徴である。混雑時の乗客の流れを円滑にする目的で採用されたドア配置であり、熊本市電の2扉ボギー車では1969年まで在籍した170形(後の長崎電気軌道600形)以来の採用例であるが、他の車両は中乗り方式であることから停留場で待つ乗客を迷わせるという欠点があり、次の9200形からは元のドア配置に戻っている。ドアは4か所とも幅85.0センチメートルの折り戸。ドア部分の高さはレール上面50センチメートルで、1段のステップで車内(床面高さ81.5センチメートル)に上がる。また乗車口左手に系統番号併記の行先表示器を設ける。 側面窓は、前後のドア間に横185センチメートル・縦101センチメートルの大型窓が4枚ずつ並ぶ。これらの窓は下部は固定、上部は引き違い式で可動の二段窓であるが、窓枠をライトブロンズで仕上げ外観上大型窓のイメージを強調させている。ガラスには熱線吸収ブロンズガラスを用いる。 車体塗装はアイボリーを基調に緑色の帯を巻いたデザインで、それに加えてそれぞれ愛称にちなんだアクセントを配する(下記#愛称の設定で詳述)。 車内のうち両端の運転台を除いた客室の長さは11.1メートルである。座席については、8200形・8500形で採用された1人掛けのクロスシートが廃止され、左右1列ずつのオールロングシートに改められた。座席の長さは7.74メートルで、配置は左右対称ではなくそれぞれ乗車口側に若干寄っている。また立席客の安全対策として天井中央に握り棒が新設された。定員は座席36名・立席36人の計72人。
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