4代目(1993年-1997年)MJ1/2/3型
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「いすゞ・ジェミニ」の記事における「4代目(1993年-1997年)MJ1/2/3型」の解説
1993年8月30日発表、同年9月3日発売。 いすゞ自動車が乗用車の自社生産から撤退し、4代目以降はホンダから供給されるドマーニのOEMモデルとなった。なお、ドマーニに設定されていた1,800 cc・DOHCエンジンは供給されず、1,500 cc・SOHCと1,600 cc・SOHCの2本立てとなる。先代よりラインナップが縮小され、ボディタイプは4ドアセダンのみとなり、ジェミニの売りだったホットモデル(イルムシャー/ハンドリング・バイ・ロータス)やディーゼル車は廃止された。 不評だった3代目と比較して「デザインは先代よりもジェミニらしい」「運転ポジションが悪かった先代より前が見やすい」という意見もあった。 販売先は、ほとんどがいすゞ固定客の業務用車の代替などであり、一般ユーザー向けの広告展開は殆どされず、更にはこの頃にはミニバンやステーションワゴンが全盛となっており、セダン型車の人気が著しく低下していたこともあり、このモデル以降、地味な存在の車となった。だがドマーニ自体も兄弟車であるシビックフェリオの影に隠れたモデルであったため、OEM車両としてはそこそこ売れた口でもある。 型式名はE-MJ1とE-MJ2の2種類。 グレードは「1600G/G」、「1600C/C」、「1600C/C 4WD」。 「H」マーク、「VTEC」等が入るエンジンヘッドカバーも含め、仕様はドマーニと殆ど同じだが、若干の違いがあった。ドマーニの「1600Ri」「1600Ri-F」は175/70R13が標準だったが、ジェミニの「1600C/C」「1600C/C 4WD」は175/65R14が標準とされた等。 ボディカラーはフロストホワイト、ボーグシルバー・メタリック、ハーバードブルー・パール、ローザンヌグリーン・パールの4色。 歴史 1994年5月24日 一部変更。ベース車のドマーニと同じデュアルポンプ式4WDを採用。「1600G/G」にオートアンテナが標準装備。「1600C/C」のAT車に「助手席エアバッグ+ABS」をオプション設定。 1995年1月31日VTEC-E(リーンバーン)エンジン搭載の「1500C/C」(型式・E-MJ3)を発表(発売は2月3日)。旧ジェミニ保有の約半数を占めるディーゼル車ユーザーの代替ニーズへの対応車種として設定された。 1995年10月13日マイナーチェンジ(発売は10月21日)。リヤの「ISUZU」と「GEMINI」のマークデザインを変更。フロントドアの「GEMINI」のステッカーは樹脂製のエンブレムに変更。14インチホイールカバーのデザイン変更(13インチは従来どおり)。「1500C/C」はベースモデルの「ドマーニVi-Eフォンテーヌ」と同様に、CDチェンジャーコントロール機能内蔵AM/FM電子チューナー付カセットステレオが標準装備となり、ドアミラーとドアハンドルがボディ同色となった。 ボディカラーはハーバードブルー・パール、ローザンヌグリーン・パールが廃止され、ファントムグレー・パール、サイプレスグリーン・パール、ダークアメジスト・パールを設定、等。 1997年1月生産終了。在庫対応分のみの販売となる。 1997年2月5代目にバトンタッチして販売終了。
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