3 Klavierstücke D 946とは? わかりやすく解説

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シューベルト:3つのピアノ曲(即興曲)

英語表記/番号出版情報
シューベルト3つのピアノ曲即興曲3 Klavierstücke D 946作曲年1828年  出版年1868年  初版出版地/出版社: Rieter-Biedermann 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1番 変ホ短調 es moll9分30秒 No Image
2 第2番 変ホ長調 Es dur1300 No Image
3 第3番 ハ長調 C dur4分30秒 No Image

作品解説

2008年5月 執筆者: 稲田 小絵子

1828年5月、つまり死の半年前の作品最期の年のシューベルト創作意欲はむしろ高まっており、新し交響曲作曲をはじめ(未完)、ミサ曲弦楽五重奏曲、《白鳥の歌》として出版された《レルシュタープ歌曲集》や《ハイネ歌曲集》などが手掛けられた。ピアノ作品では4手ピアノ曲や、最後3つのピアノ・ソナタD958-960といった傑作生み出されている。
この3つのピアノ曲は、三部形式ダ・カーポ形式)あるいはロンド形式をとり、どれも雰囲気や、テンポ拍子変化によってコントラスト形成している。だがそれらの接続部巧妙な和声進行によって、なめらかに仕上げられている。
出版ブラームス編集匿名)によって、作曲家死後40年経った1868年行われた

第1番変ホ長調短調、アレグロ・アッサイ、2/4拍子三部形式両端部分左手の3連符が嵐のような激しさをみせ、変ホ長調変ホ短調入れ替わり現れることによって、不安定感煽る。それに対す中間部アンダンテロ長調2/2拍子変化し打って変わった穏やかな音楽となる。なお、この曲は、本来はABACAロンド形式書かれたが、後にシューベルト自身によって最後CA部分削除された。
第2番アレグレット変ホ長調6/8拍子ABACAロンド形式シューベルト自身オペラフィエラブラス》(1823年)の合唱より引用され晴れやかなロンド主題と、2つエピソードコントラストを成す。エピソードは、十六分音符トレモロ背景とする暗く激しハ短調ハ長調部分と、変イ短調2/2拍子の、切々と訴えるような旋律をもつ部分である。
第3番アレグロハ長調2/4拍子三部形式シンコペーション特徴とする活発な主題対し中間部変ニ長調3/2拍子変わり、同じリズムパターンを繰り返すが、最後は再び冒頭主題爽快に全体閉じる。




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