弦楽五重奏曲とは? わかりやすく解説

弦楽五重奏

(弦楽五重奏曲 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 15:32 UTC 版)

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弦楽五重奏(げんがくごじゅうそう)には、通常の弦楽四重奏(第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラチェロ)にさらに、ヴィオラをもう1本増やした編成と、チェロをもう1本増やした編成の2種類がある。クラシック音楽の著名作曲家は、複数の弦楽五重奏曲を作曲していても、この二つのうちのどちらか一方の編成の曲しか作曲していない場合が多い。なおまれに、通常の弦楽四重奏にコントラバスを加えた編成もある。

演奏は、既存の弦楽四重奏団に、ヴィオラ奏者またはチェロ奏者を一人加えて行う形態が多い(弦楽五重奏団は数少ない)。加わった奏者が、第1・第2どちらのパートを弾くかは、全く彼らの任意であり、またどちらが特に多いという傾向はない。

弦楽五重奏曲は、弦楽四重奏曲に比べるとずっと数が少ない。弦楽四重奏が、四つの同族楽器により高・中・低音の絶妙のバランスがとれるのに比べ、そこに一本楽器を加えることによって、音のバランスがとりにくく、書法が難しくなるからだと言われている。それでも愛らしい、感情にうったえる曲想の作品が多いのは、後期ルネッサンス期以降の現地語による世俗曲マドリガルに五声部の作品が多く、既に其処で劇的な対置・効果的な作法が見出されていたことによるのかもしれない。

主な弦楽五重奏曲

ヴィオラが2本の曲では、モーツァルトとブラームスが名高い。ブルックナーのヘ長調もしばしば演奏される。チェロが2本の曲では、シューベルトが名高い。


弦楽五重奏曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 05:27 UTC 版)

ベートーヴェンの楽曲一覧」の記事における「弦楽五重奏曲」の解説

作品タイトルOp.HessUnv作曲年代備考弦楽五重奏曲 変ホ長調 4 1795年 管楽八重奏曲 変ホ長調 Op.103改作 弦楽五重奏曲 ハ長調 29 1801年 バッハ平均律クラヴィーア曲集第1巻変ロ短調フーガ弦楽五重奏編曲 38 1802年 弦楽五重奏曲 104 1817年 Op.1-3編曲大部分他人による 前奏曲とフーガ ニ短調 40 7 1817年 未完。 弦楽五重奏曲 ニ長調 137 1817年

※この「弦楽五重奏曲」の解説は、「ベートーヴェンの楽曲一覧」の解説の一部です。
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