2006 ワールド・ベースボール・クラシック イタリア代表
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2006 ワールド・ベースボール・クラシック イタリア代表(2006 - イタリアだいひょう)は、2006年に開催された第1回ワールド・ベースボール・クラシックに出場した、野球のイタリア代表チームである。監督はマット・ギャランティ。MLBヒューストン・アストロズでGM特別補佐を務める人物である。
経緯
大会既定上、選手がイタリア国籍を持っていなくても、選手の親が「イタリア生まれ」か「イタリア国籍保持者」なら代表への参加資格をもつ。更に、イタリアは二重国籍を容認しているので、マイク・ピアッツァやヴァル・パスクチのようにアメリカとの二重国籍を持つ選手が多数招集された。編成としては米球界でプレーするイタリア系アメリカ人を中心に国内リーグ・セリエAでプレーするイタリア代表常連(こちらもイタリア系中心)に構成されている。
ドミニカ共和国、ベネズエラという強豪2ヶ国に敗れ、第1ラウンドで姿を消した。
最終成績
第1ラウンド敗退(大会通算成績:1勝2敗)
第1ラウンド
POOL D で1勝2敗の3位に終わり、敗退。
- 3月7日:オーストラリア戦(クラッカー・ジャック・スタジアム / 2時間16分 / 8,099人)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 H E オーストラリア(1敗)
0 0 0 0 0 0 0 - - 0 1 2 イタリア(1勝)
0 3 1 1 2 2 1 - - 10 12 1
- 勝:ジェイソン・グリーリ(1勝) 敗:ジョン・スティーブンス(1敗)
- 本塁打:[イタリア] マーク・サッコマーノ1号(2ラン、アダム・ブライト) ビンス・シニッシ1号(2ラン、リッチ・トンプソン)
- イタリアがWBC初戦で10-0のコールド勝ち。打線は2回以降毎回得点を記録し、投手陣もジェイソン・グリーリとリカルド・デ・サンティスがオーストラリアを完封した。
- 3月8日:ベネズエラ戦(クラッカー・ジャック・スタジアム / 2時間48分 / 10,101人)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 H E イタリア(1勝1敗)
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 1 ベネズエラ(1勝1敗)
1 0 1 1 1 0 2 0 X 6 9 2
- 勝:フレディ・ガルシア(1勝) 敗:レニー・ディナルド(1敗)
- 本塁打:[ベネズエラ] ミゲル・カブレラ2号(ソロ、ケイシー・オレンバーガー)
- 前日に完封勝ちしたイタリアがこの日は逆に完封負けを喫す。ベネズエラ先発のフレディ・ガルシアの前に3回1/3を1安打0点に抑えられ、その後もまったく打てなかった。
- 3月9日:ドミニカ共和国戦(クラッカー・ジャック・スタジアム / 2時間39分 / 9,949人)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 H E イタリア(1勝2敗)
1 0 2 0 0 0 0 0 0 3 5 2 ドミニカ共和国(2勝)
2 0 2 0 3 0 1 0 X 8 11 0
- 勝:オダリス・ペレス(1勝) 敗:トニー・フィオーレ(1敗)
- 本塁打:[ドミニカ共和国] アルバート・プホルス1号(2ラン、トニー・フィオーレ) エイドリアン・ベルトレ3号(3ラン、リカルド・デ・サンティス) モイゼス・アルー1号(ソロ、アレッサンドロ・マエストリ)
- 初回に1点を先制し、1点ビハインドの3回にも逆転打でリードを奪ったイタリアだったが、ドミニカ共和国の強力打線を抑えることができずに敗戦。1次リーグを1勝2敗で終えた。
出場メンバー
背番号 | 氏名 | 所属球団 | 投 | 打 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
監督 | 39 | マット・ギャランティ Matt Galante |
||||
投手 | 13 | ジョン・マンジェリ John Mangieri |
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右 | 右 | |
17 | アレッサンドロ・マエストリ Alex Maestri |
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右 | 両 | ||
22 | トニー・フィオーレ Tony Fiore |
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右 | 右 | ||
28 | ファビオ・ミラノ Fabio Milano |
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左 | 左 | ||
36 | マルク・ラマッキア Marc LaMacchia |
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右 | 右 | ||
37 | デビッド・ロランディーニ David Rollandini |
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右 | 右 | ||
38 | トッド・インカンタルポ Todd Incantalupo |
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左 | 左 | ||
40 | ケイシー・オレンバーガー Kasey Olenberger |
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右 | 右 | ||
43 | リカルド・デ・サンティス Riccardo De Santis |
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右 | 右 | ||
45 | マイク・ギャロ Mike Gallo |
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左 | 左 | ||
49 | ジェイソン・グリーリ Jason Grilli |
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右 | 右 | ||
53 | フィル・バルジラ Phil Barzilla |
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左 | 左 | ||
55 | レニー・ディナルド Lenny DiNardo |
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左 | 左 | ||
58 | ダン・ミセリ Dan Miceli |
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右 | 右 | 元読売ジャイアンツ | |
捕手 | 14 | マット・チェリアニ Matt Ceriani |
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右 | 右 | |
20 | トーマス・グレゴリオ Thomas Gregorio |
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右 | 右 | ||
31 | マイク・ピアッツァ Mike Piazza |
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右 | 右 | ||
内野手 | 1 | ジャック・サントラ Jack Santora |
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右 | 両 | |
4 | フランク・メネキーノ Frank Menechino |
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右 | 右 | ||
6 | トニー・ジアラターノ Tony Giarratano |
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右 | 両 | ||
15 | ビンス・シニッシ Vince Sinisi |
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左 | 左 | ||
18 | マーク・サッコマーノ Mark Saccomanno |
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右 | 右 | ||
26 | ハイロ・ラモス・ジッツィ Jairo Ramos Gizzi |
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右 | 右 | ||
34 | ダビデ・ダロスペダーレ Davide Dallospedale |
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右 | 右 | ||
42 | クラウディオ・リベルジャーニ Claudio Liverziani |
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右 | 左 | ||
外野手 | 3 | ジェームズ・ブッチェリ James Buccheri |
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右 | 右 | |
24 | ダスティン・デルーチ Dustin Delucchi |
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左 | 左 | ||
25 | ピーター・ゾッコリーロ Peter Zoccolillo |
** | 右 | 左 | ||
27 | フランク・カタラノット Frank Catalanotto |
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右 | 左 | ||
35 | ヴァル・パスクチ Val Pascucci |
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右 | 右 |
- *は英語版、**は所属不明。
関連項目
外部リンク
「2006 ワールド・ベースボール・クラシック・イタリア代表」の例文・使い方・用例・文例
- 国会議員年金は、2006年4月1日をもって廃止された。
- フランスの初回雇用契約は2006年4月10日に撤回された。
- 時短促進法は2006年3月末に期限が切れた時限立法であった。
- 労働審判制度は、2006年に労働審判法によって導入されました。
- このメールは2006年に送った。
- あなたは2006年に長野に行きましたか。
- あなたは2006年に長野に行きませんでした。
- 2006年
- トルコとの試合終了後,トルシエ監督は,「日本の冒険は終わった。日本代表チームの監督を務めたことを誇りに思う。監督としてのこの4年間はすばらしいものだった。これから日本は,2006年W杯に向けて努力しなければならない。代表チームのダイナミックで野心的なプレイは世界に印象を与えたと思う。チームのメンバーそれぞれが,自分自身の能力に自信を持つべきだ。」と語った。
- ジーコ新監督とともに,日本は次の2006年ワールドカップに向けて活動を始めた。
- この試合は,2006年ワールドカップドイツ大会に向けての第一歩だった。
- 彼らの成績は,2006年のトリノ冬季五輪に望みを与えてくれる。
- 遺跡の範囲を判断する取り組みは,2006年まで続く予定だ。
- 日本が2006年ワールドカップの出場のチャンスを失えば,(テレビ)放送のスポンサーはおそらくサッカーに興味をなくすだろう。
- 2006年のトリノ五輪では, 1500メートル種目に出場し,金メダルを目指してその種目に集中したいと思っています。
- それらの対策は,2006年末までに実施される予定だ。
- 2006年末には,すべての外国人は,日本に入国する際に指紋採取や写真撮影されなくてはいけなくなる。
- その上,中国は,アジア1次予選で2006年ワールドカップから脱落した。
- 当初は,新札による旧札の入れ替えは,2006年11月に終わることになっていた。
- 入れ替えは,2006年春までに完了するだろうと考えられている。
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