2005 FIFA U-17世界選手権とは? わかりやすく解説

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2005 FIFA U-17世界選手権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/11 05:53 UTC 版)

2005 FIFA U-17世界選手権
大会概要
開催国 ペルー
日程 2005年9月16日-10月2日
チーム数 16 (6連盟)
開催地数(5都市)
大会結果
優勝 メキシコ (1回目)
準優勝 ブラジル
3位  オランダ
4位 トルコ
大会統計
試合数 32試合
ゴール数 111点
(1試合平均 3.47点)
総入場者数 551,817人
(1試合平均 17,244人)
 < 20032007

2005 FIFA U-17世界選手権は、2005年平成17年)9月16日から10月2日にかけてペルー共和国で開催された17歳以下の世界選手権である。大会はリマトルヒーリョチクラーヨピウライキトスの5都市で合計32試合が行われ、メキシコが初優勝を飾った。今大会で、世界で初めてゴール機械判定技術がテストされた。

ゴール機械判定技術初テスト

今大会で、世界で初めてゴールライン・テクノロジーがテストされた。これはドイツのハード、ソフトウェア会社「カイロス」とスポーツ用品会社の「アディダス」(センサー内蔵のボールを開発)が共同で開発したシステムで、ボールの中に内部センサーを埋め込み、ペナルティエリアを細い電流ケーブルで囲み、磁場の変化でボールを追跡するシステムで、ボールがゴールラインを超えていなければ1秒以内に無線で審判の腕時計に送信される。テストの結果、判定スピード、正確性、設置にかかる時間などでいくつかの課題が出た[1][2][3]。これが2012年7月5日に導入が決定されたゴール機械判定技術(ゴールライン・テクノロジー「Goal line Technolojy」、略称GLT)の一つゴールレフ(GoalRef)の原型である[4]

グループリーグ

グループA

Teams GP W D L GF GA GD Pts
コスタリカ 3 1 2 0 4 2 2 5
中国 3 1 2 0 3 2 1 5
ガーナ 3 0 3 0 3 3 0 3
ペルー 3 0 1 2 1 4 -3 1


中国 1 – 1 コスタリカ
唐乃シン  17分 Report カリージョ  10分
エスタディオ・マンシチェ(トルヒーリョ
観客数: 18,000
主審: 上川徹

ペルー 1 – 1 ガーナ
チャベス  10分 (pen.) Report カルデナス  62分 (o.g.)
エスタディオ・マンシチェ(トルヒーリョ
観客数: 21,100
主審: フランク・デ・ブレーケル

ガーナ 1 – 1 コスタリカ
クォーティ  58分 Report ボルヘス  47分
エスタディオ・マンシチェ(トルヒーリョ
観客数: 15,000
主審: ホルヘ・ラリオンダ

ペルー 0 – 1 中国
Report 鄧卓翔  13分
エスタディオ・マンシチェ(トルヒーリョ
観客数: 20,000
主審: オスカル・ルイス

コスタリカ 2 – 0 ペルー
ソロルサノ  45+1分
エリソンド  77分
Report
エスタディオ・マックス・アグスティン( イキトス
観客数: 25,000
主審: マーク・シールド

ガーナ 1 – 1 中国
ブカリ  56分 Report 王選宏  60分
エスタディオ・ミゲル・グラウ(ピウラ
観客数: 15,320
主審: アラン・ハメル

グループB

Teams GP W D L GF GA GD Pts
トルコ 3 3 0 0 6 3 3 9
メキシコ 3 2 0 1 6 2 4 6
 オーストラリア 3 1 0 2 2 5 -3 3
ウルグアイ 3 0 0 3 3 7 -4 0


ウルグアイ 0 – 2 メキシコ
Report ベラ  47分
ビジャルス  54分
エスタディオ・ナシオナルリマ
観客数: 8,000
主審: アラン・ハメル

トルコ 1 – 0  オーストラリア
シャヒン  84分 Report
エスタディオ・ナシオナルリマ
観客数: 14,200
主審: ケヴィン・スコット


ウルグアイ 2 – 3 トルコ
ムラト・ドゥルエル  28分 (o.g.)
フィゲロア  78分
Report デニズ  12分
オズギュルジャン  80分
テヴフィク  84分
エスタディオ・ナシオナルリマ
観客数: 4,000
主審: ムラード・ダーミ

 オーストラリア 2 – 1 ウルグアイ
バーンズ  20分
クルーズ  83分
Report フィゲロア  38分
エスタディオ・エリアス・アギーレ(チクラーヨ
観客数: 11,100
主審: ジェローム・デイモン

メキシコ 1 – 2 トルコ
グスマン  11分 Report デニズ  28分
ジャネル・エルキン  90+1分
エスタディオ・ミゲル・グラウ(ピウラ
観客数: 14,560
主審: 上川徹

グループC

Teams GP W D L GF GA GD Pts
アメリカ合衆国 3 2 1 0 7 4 3 7
朝鮮民主主義人民共和国 3 1 1 1 6 4 2 4
 イタリア 3 1 1 1 6 7 -1 4
コートジボワール 3 0 1 2 4 8 -4 1


コートジボワール 3 – 4  イタリア
ディオマンデ  27分
フォファナ  53分
クアッシ  87分
Report ティボーニ  21分32分
マンドルリーニ  86分
フォーティ  89分
エスタディオ・エリアス・アギーレ(チクラーヨ
観客数: 14,800
主審: スブヒディン・モハマド・サレー

アメリカ合衆国 3 – 2 朝鮮民主主義人民共和国
ソロカ  13分
ナカザワ  43分
ジマーマン  72分
Report チェ・ミョンホ  24分
金功榛  86分
エスタディオ・エリアス・アギーレ(チクラーヨ
観客数: 15,200
主審: ジェローム・デイモン

 イタリア 1 – 3 アメリカ合衆国
ルッソット  74分 Report サーコディー  47分
ナカザワ  67分
ソロカ  90分
エスタディオ・エリアス・アギーレ(チクラーヨ
観客数: 15,240
主審: マーク・シールド

コートジボワール 0 – 3 朝鮮民主主義人民共和国
Report チェ・ミョンホ  9分 (pen.)38分
金京一  44分
エスタディオ・エリアス・アギーレ(チクラーヨ
観客数: 14,500
主審: フランク・デ・ブレーケル


 イタリア 1 – 1 朝鮮民主主義人民共和国
パレルモ  90分 Report 金功榛  22分
エスタディオ・マンシチェ(トルヒーリョ
観客数: 10,000
主審: ムラード・ダーミ

グループD

Teams GP W D L GF GA GD Pts
ブラジル 3 2 0 1 9 4 5 6
 オランダ 3 2 0 1 8 5 3 6
ガンビア 3 2 0 1 6 4 2 6
カタール 3 0 0 3 4 14 -10 0


 オランダ 5 – 3 カタール
エムネス  6分  85分
バイス  30分 (pen.)
ファン・デル・コーイ  58分
ホーセンス  65分
Report アフィーフ  11分 (pen.)
ユーセフ・アフメド  31分
イブラヒム  83分
エスタディオ・ミゲル・グラウ(ピウラ
観客数: 20,800
主審: マーク・シールド

ブラジル 1 – 3 ガンビア
イゴール  23分 Report マンサリー  27分
セーサイ  45分
ジャロウ  74分 (pen.)
エスタディオ・ミゲル・グラウ(ピウラ
観客数: 22,300
主審: マルコ・ロドリゲス

カタール 1 – 3 ガンビア
ユーセフ・アフメド  31分 Report セーサイ  24分
ジャロウ  74分 (pen.)
ジャグネ  90+2分
エスタディオ・ミゲル・グラウ(ピウラ
観客数: 18,424
主審: スブヒディン・モハマド・サレー

 オランダ 1 – 2 ブラジル
シドネイ  28分 (o.g.) Report イゴール  8分
ハモン  60分
エスタディオ・ミゲル・グラウ(ピウラ
観客数: 20,749
主審: ケヴィン・スコット


カタール 0 – 6 ブラジル
Report ハモン  13分45+2分
デニウソン  39分
ロベルト  57分
レナト・アウグスト  58分
アンデルソン  74分
エスタディオ・マンシチェ(トルヒーリョ
観客数: 15,000
主審: フランク・デ・ブレーケル

決勝トーナメント

準々決勝

コスタリカ 1 – 3
(延長)
メキシコ
フアレス  67分 (o.g.) Report フアレス  88分
グスマン  96分
ベラ  109分
エスタディオ・ミゲル・グラウ(ピウラ
観客数: 14,724
主審: スブヒディン・モハマド・サレー

トルコ 5 – 1 中国
テヴフィク  10分88分
ジャネル・エルキン  33分90+1分
シャヒン  54分
Report Gu  57分
エスタディオ・マックス・アグスティン(イキトス
観客数: 24,000
主審: マルコ・ロドリゲス

アメリカ合衆国 0 – 2 オランダ
Report サルポン  45+1分84分
エスタディオ・マンシチェ(トルヒーリョ
観客数: 9,000
主審: オラシオ・エリソンド

ブラジル 3 – 1
(延長)
朝鮮民主主義人民共和国
ハモン  48分
セウシーニョ  100分
イゴール  120+3分
Report 金京一  82分
エスタディオ・マックス・アグスティン(イキトス
観客数: 25,000
主審: アラン・ハメル

準決勝

メキシコ 4 – 0 オランダ
ビジャルス  33分61分
モレノ  50分
グスマン  90分
Report
エスタディオ・エリアス・アギーレ(チクラーヨ
観客数: 16,800
主審: マーク・シールド

トルコ 3 – 4 ブラジル
ジャネル・エルキン  45+2分
テヴフィク  70分
シャヒン  76分
Report セウシーニョ  1分
アンデルソン  26分
マルセロ  32分
イゴール  90分
エスタディオ・マンシチェ(トルヒーリョ
観客数: 19,000
主審: フランク・デ・ブレーケル

3位決定戦

決勝

メキシコ 3 – 0 ブラジル
ベラ  31分
エスパルサ  32分
グスマン  86分
Report

最終結果

 FIFA U-17世界選手権2005優勝国 

メキシコ
初優勝

表彰

得点ランキング

5得点
4得点

脚注

  1. ^ company”. Cairos.com. 2012年3月13日閲覧。
  2. ^ Goal-line technology – Getting it right”. The WIPO Journal (2010年8月). 2012年3月13日閲覧。
  3. ^ GLT System”. Cairos.com. 2012年3月13日閲覧。
  4. ^ ゴール判定システム導入も微妙シーンなし ゴールポスト裏にはめ込まれたゴール判定システム写真=日産スタジアム-デイリースポーツ2012年12月7日

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