2000系同士の相違点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 00:42 UTC 版)
「大阪高速鉄道2000系電車」の記事における「2000系同士の相違点」の解説
2000系は1000系と同様に、各編成ごとに細かい違いがあるため、編成ごとに記述する。 11編成:この編成は1000系21~25編成のロングシート車両に準じたものとなっているが、シートカラーは薄紫色となり、バケット式ではない通常のシートとなった。先頭車両と2両目間の貫通幌は、1000系から引き継がれた2両が1室に感じられるきわめて幅広のものである。蛍光灯カバーも1000系同様に取り付けられている。床の色は1000系の25編成と同じ中央部がクリーム系の色で、両側が茶色のかかった灰色である。運転席も1000系の25編成と同じ濃い紫色である。このあと4年間2000系の増備はなかった。なお、同編成の床材は後に石材調のものに変更されドアブザーもチャイムに更新された。 12編成:この編成以降は11編成のロングシートの端部分の仕切りのポールが湾曲した形で荷棚までつながっている形になった。ドアチャイムは阪急9300系電車の音に準じたものに変更された。ドアチャイムと連動してドアの開閉を示す赤色の開閉予告灯がドア上部に設置された。また、視覚障害者のために盲導鈴が数秒に1回鳴るようになった。この編成以降にはすべての連結部分に貫通扉が設置されるようになった。ただし、従来の2両目と3両目の間の連結部の貫通扉は連結幌の両側に設置されていたが、この編成からは連結幌の片方1箇所だけの設置になった。またこの編成からドアの上部にどこを走っているかなどを知らせるLED式路線図が2箇所設置された。床の色は花崗岩を思わせる石材調のものに変更された。運転席は客席と同じ薄紫色に変更された。この編成から蛍光灯カバーが省略された。 13編成:これまでの編成でゴムの色がすべてグレーだったのに対して、この編成からはドアを閉じた時にドア同士が接触する部分のみ黒色化された。 14編成:この編成は13編成に準じている。 15編成:13編成ではゴムの色はドアの接触部分のみの変更だったが、この編成からはすべてのゴムが黒色化された。また、ロングシートの着席定員を2人分削って立ち席スペースを確保したうえで、扉間の座席着席人数10人が5人ずつになるように、ロングシートの中間にスタンションポールを設置した。このポールも湾曲して荷棚まで届いている。 16編成:15編成に準じる。 17編成:15編成からの仕様に準じているが窓ガラスがJR東日本E231系電車のような濃緑色の遮光ガラスのものにすべてが変更された。また、側面のラインがアザレアパープルからイエローに変更された。シートは薄紫色のカラーは変更ないものの、浅いバケット式のロングシートになった。この内装は1000系クロスシート車のオールロングシート改造や初期車(01 - 06編成)の車内更新に受け継がれた。 18編成:17編成の仕様に準じており、窓ガラスも濃緑色の遮光ガラスが採用されているが、側面のラインが16編成までの色に戻されている。1000系の01 - 06編成の改造後に採用された小型液晶ディスプレイの「案内情報画面」は採用されておらず、12編成以降の2000系と同様にLEDによる案内表示機が設置されている。
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