2次記憶とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 2次記憶の意味・解説 

補助記憶装置

(2次記憶 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/04 14:22 UTC 版)

補助記憶装置(ほじょきおくそうち、: auxiliary storage (device/unit)[1], backing storage, auxiliary memory unit[2])は、記憶装置の分類で、 主記憶装置以外の記憶装置のうち、通常はコンピュータに常時接続される大容量記憶装置を意味する[3]。二次記憶装置[4](にじきおくそうち、: secondary storage (device/unit))などとも呼ばれる。

通常は、コンピュータで扱うデータを永続化するために使用される不揮発性メモリである。2020年代では、主にSSDHDDなどを指している。歴史的には、紙テープ装置、パンチカード、磁気テープ装置、データレコーダ、磁気ドラムメモリなどを指し、変遷してきている。#補助記憶装置の例

主記憶装置メインメモリ)のほうは、動作が比較的高速であるが、揮発性メモリであり、電源を落とすと記憶が消えてしまう性質がある。その主記憶装置と比較すると、補助記憶装置のほうは相対的に低速(高レイテンシかつ低スループット)だが大容量である。

現代では、外部バスに接続され、CPUが入出力命令で操作できる。

補助記憶装置の例

以下のリストは、網羅するものではない。基本的には古いものから挙げる。

分類

記録媒体の種類や記録方式、アクセス方式、設置場所、記録媒体が取り外せるか否か、書き換えられるか否か、などの分類がある。なお、以下のいくつかの属性は、「補助」記憶装置に関係なく、記憶装置一般の分類である。以下の分類リストは、網羅するものではない。

  • 読み書きの制限
  • シーケンシャルアクセスランダムアクセス[注釈 1]
  • コンピュータに内蔵される「内蔵型」と、コンピュータの外部に置かれる「外付型」があるが、内蔵型のドライブを取り付けて外付型として使うための筐体、といったような商品が市販されており容易に入手可能なことからもわかるように、普通は全く意味のある分類ではない。
  • 取付け取外し可能(リムーバブルメディア)か否か
  • コンピュータの動作中に取付け取外し(活線挿抜)可能か否か


脚注

注釈

  1. ^ 前者はテープ媒体のようなもの、後者はディスク媒体やフラッシュメモリのようなものを指す。後者にしても主記憶のような粒度でランダムアクセスできるわけではない。一方でDECtape英語版のように、利用者に対してランダムアクセスに近い使い勝手を用意しているテープシステムもある。ランダムアクセスをサポートするデバイスでも、隣接データにはシーケンシャルアクセスをしたほうがキャッシュの効果により高速になることも多い。

出典

  1. ^ 補助記憶装置の英訳|英辞郎 on the WEB
  2. ^ Computer memory - Auxiliary, Storage, Devices | Britannica
  3. ^ 補助記憶(補助記憶装置)”. 2025年10月4日閲覧。
  4. ^ Organick, Elliot (1973). Computer System Organization. ACM. pp. 321. ISBN 0-12-528250-8 

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「2次記憶」の関連用語

2次記憶のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



2次記憶のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの補助記憶装置 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS