1982年実施の学習指導要領とは? わかりやすく解説

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1982年実施の学習指導要領

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/16 15:03 UTC 版)

高等学校必履修科目未履修問題」の記事における「1982年実施の学習指導要領」の解説

1978年昭和53年告示1982年昭和57年)度以降入学生実施の学習指導要領 から、新し必履修科目として現代社会加わった現代社会受験科目となる可能性に対して高等学校現場では不安が広がった。しかし実際には、共通一次試験除き、ほとんどの大学現代社会入試科目として採用せず、一部私立大学が、現代社会ではなく同等倫理および政治・経済受験科目選択科目)とするなどに留まった。その結果、主に進学校では、現代社会教科書買わせるが、実際授業別の科目が行なわれることが多かった。 (注)ただし、その中には文部省当時)の研究指定校として、学習指導要領拘束されないカリキュラムを組むことができた学校存在し1982年度から 1993年度までに入学した高校生のうちで、現代社会受けていない生徒すべてが未履修となるわけではない加えて1987年より、現代社会共通一次試験大学入試センター試験必答科目から削除された。その影響で、この決定なされた1985年以降普通科高校では授業をしない学校増加した同様な事例理科Iにもおきたが、こちらは共通一次試験センター試験科目理科Iでの内容を含む範囲であったため、曲がりなりにも授業行われていた。 (注)補足すると、理科I物理・化学生物地学四科目の一部切り抜いて集めたような科目であり、出題範囲はそれらを含めて行われたため、四科目のいずれか履修すると、一応は理科Iの1/4も授業を行うことになる。 また数学のうち「微分・積分」については、共通一次センター試験および文系学部二次試験私大文系学部では出題されず、「確率・統計」についても「統計分野は、当初課程受験者考慮して1986年までは出題範囲から外れその後センター試験時代含めて結局出題されず、二次試験私大でも出題されないところが多かったため、文系志望者では「微分・積分」「統計」、理系でも「統計」は学習せず、授業時間既習分野演習などにあてることが多かった。 (注)ただし、数学は「数学I」のみが必履修のため、文系で「微分・積分」を履修しないことそのもの問題にはならない。ただし、「微分・積分」の時間に他の科目を扱う場合には当然問題となる。また、確率・統計」で「統計」の授業ない場合、当然単位時間不足するわけだが、このことは当時問題にされなかった。

※この「1982年実施の学習指導要領」の解説は、「高等学校必履修科目未履修問題」の解説の一部です。
「1982年実施の学習指導要領」を含む「高等学校必履修科目未履修問題」の記事については、「高等学校必履修科目未履修問題」の概要を参照ください。

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