1970年代以降の車両概説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 16:43 UTC 版)
「箱根登山バス」の記事における「1970年代以降の車両概説」の解説
1970年代頃は日野と日産ディーゼルの台数が多かったが、2008年時点ではいすゞ・日野・三菱の3メーカーを導入している。箱根地区の道路環境から、自社導入の大型車は全て短尺の高出力車を採用している。また、貸切車については、全てフルエアブレーキ仕様である。車両のタイヤは年間を通じてスタッドレスタイヤを装着し、毎年冬に交換するほか、状況に応じてタイヤチェーンを併用する。 箱根登山バスの路線バスの特徴として、トップドア車(乗降扉が前方1つだけ)であってもドアの直後の窓には側面方向幕を設置せず、1つ後の窓部分に設置するという独特の仕様が挙げられる。これは、方向幕の大型化に伴い、急カーブで極力視界を確保するためとされている。ノンステップバスは山間部では走りにくいという理由で小田原市内路線に投入されている。 定期観光バスを運行していることから、標準床ながらオールリクライニングシートの観光仕様路線車も導入している。2010年には、同社では11年ぶりとなる定期観光バスの車両更新と同時に、神奈川県内では初導入となる日野・セレガハイブリッドを導入している。 乗降方式は車両の扉位置にかかわらず前乗り前降りである。そのため、ベビーカーは折りたたんで乗降する。扉配置は、ワンマン化初期には前中扉仕様が採用されていたが、その後前後扉仕様に変わり、さらに1980年代以降は座席定員を極力増加させるために前扉仕様が標準となった。2002年以降は交通バリアフリー法に準拠した前中扉仕様となり、中扉は車椅子専用の出入口として使用している。 方向幕が前から2番目の窓にあるのが自社発注車の特徴 B839(過去の車両) 箱根施設めぐりバス専用車「スカイライト」 B153 貸切車から路線車に格下げされた車両 正面方向幕が後付け B710(過去の車両) 定期観光バス兼用として導入された車両 B842(過去の車両・伊豆東海バスへ移籍) 小型路線車 B053
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