さぬきゴールド【サヌキゴールド】(果樹)
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登録番号 | 第12984号 |
登録年月日 | 2005年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | キウイフルーツ | |
登録品種の名称及びその読み | さぬきゴールド よみ:サヌキゴールド |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 香川県 | |
品種登録者の住所 | 香川県高松市番町四丁目1番10号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 末澤克彦、片桐孝樹、福田哲生 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有のアップル系キウイフルーツに同中国系キウイフルーツ「FCM-1」を交配して育成されたものであり、果形が短台形、果実の大きさが極大、育成地(香川県坂出市)では10月中旬に収穫できる品種である。雌雄の別は雌、樹の大きさは大、樹勢は強である。新梢の葉腋のアントシアン着色は強、毛じの密度は粗、熟梢の太さは中、色は赤褐色、皮目の多少は少である。若葉葉身の形は扁円形、先端の形は鈍尖、基部の形は広く開く、表面のアントシアン着色は中である。成葉の大きさはかなり大、葉形指数はかなり小、成葉表面の凸凹の状態は弱、緑色の濃さは淡、主脈上の毛じの密度は無~極粗、成葉の葉柄比率は極大、アントシアン着色は極強、毛じの密度は密である。花穂の着生数は多、側花の数はやや多、花の大きさは大、花弁の長さは極長、形は極小、基部のくびれはややくびれる、外周の縮れはやや縮れる、彎曲はカップ状、重なり具合は重なる、多弁花の多少は少である。花弁の色は乳白色、花柱の姿勢は斜立、子房の形は球形、子房切断面のアントシアン着色は無である。果形は短台形、最大横径部分は赤道部、扁平率はやや小、果頂部の形は平坦、果実の大きさは極大、果皮の色は褐色、果実表面の毛じの密度は粗、長さは短、硬さは軟、果梗の長さはやや長、太さ及び相対果梗長は中である。種子外側の果肉色は濃黄色、周辺の果肉色は黄色、果心の形は長楕円形、色は白色、甘味は高、酸味は低、香気は有、子室数はやや多である。開花期は中、成熟期はやや早で育成地においては10月中旬、追熟の必要性は有である。「ヘイワード」及びアップル系キウイフルーツと比較して、果実が大きいこと、種子外側の果肉色が濃黄色であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に香川県農業試験場府中分場(坂出市)で出願者所有のアップル系キウイフルーツに同中国系キウイフルーツ「FCM-1」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成14年にその特性が安定していることを確認して育成を完成したものである。 |
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