高林家住宅とは? わかりやすく解説

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高林家住宅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/23 08:19 UTC 版)

高林家住宅

表門 (2020年2月)
情報
用途 住宅
所在地 大阪府堺市北区百舌鳥赤畑町5丁647
座標 北緯34度33分12.9秒 東経135度29分34.3秒 / 北緯34.553583度 東経135.492861度 / 34.553583; 135.492861座標: 北緯34度33分12.9秒 東経135度29分34.3秒 / 北緯34.553583度 東経135.492861度 / 34.553583; 135.492861
文化財 重要文化財
指定・登録等日 1969年6月20日
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高林家住宅(たかばやしけじゅうたく)は、大阪府堺市北区に所在する歴史的建築物。主屋等が国の重要文化財指定を受けている。

概要

高林家は和泉国にあった徳川御三卿の一つ清水家の領家33村の内11村を占める大庄屋で、苗字帯刀を許される名家だった。当宅は御廟山古墳の南側にあり、白漆喰の土に囲まれ、表門を入ると主屋、座敷へ通じる式台玄関がある[1]

文化財

主屋等4棟および土地が重要文化財に指定されている。

  • 主屋 - 切妻造段違、茅葺。東端及び西端入母屋造、南面土庇、北面庇付、本瓦葺。玄関及び取合の間は入母屋造、本瓦葺、式台附属[2]
    行30.4 m、間11.5m。屋根は大和棟と呼ばれる形式。内部は約半分を土間とし、大きな梁が架かっている。1977年からの保存修理により、建築当初の天正年間 (1573年1592年) には屋根が入母屋造であったことが判明した。現在の姿となるのは18世紀末ごろ[3][4]
    • 附 幣串 上棟寛政十一己未歳十一月十日の記がある[2]  
  • 表門 - 長屋門、入母屋造、本瓦葺。便所及び牛部屋附属[2]。  
長屋門で桁行28.1m、梁間7.1m、2階建、切妻造、茅葺き、便所及び牛部屋付属。江戸後期建築[5]
  • 米蔵 土蔵造、2階建、切妻造、南面庇付、西側中蔵附属、本瓦葺[2]
    • 附 柴納屋 土蔵造、切妻造、西面米蔵に接続、本瓦葺[2]  
  • 西蔵 - 土蔵造、2階建、切妻造、本瓦葺[2]
  • 附 土塀2棟 表門北方6.6メートル、表門西方折曲り延長151.2メートル、門2所を含む[2]
  • 土地 - 宅地、山林、溜池及び雑種地5981.01平方メートル 地域内の不動堂、稲荷社、土塀を含む[2]

主屋と表門は1969年(昭和44年)6月20日重要文化財に指定[6]。米蔵、西倉および土地は1986年(昭和61年)5月24日に追加指定された[2]

交通アクセス

脚注

  1. ^ 現地案内看板、堺市教育委員会、平成17年3月
  2. ^ a b c d e f g h i 昭和61年5月24日文部省告示第74号
  3. ^ 高林家住宅(大阪府堺市百舌鳥赤畑町) 主屋”. 文化遺産オンライン. 2020年5月30日閲覧。
  4. ^ 高林家住宅(堺市サイト、2020年11月23日閲覧)
  5. ^ 高林家住宅(大阪府堺市百舌鳥赤畑町) 表門”. 文化遺産オンライン. 2020年5月30日閲覧。
  6. ^ 昭和44年6月20日文部省告示第292号

関連項目

外部リンク



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