筒井家住宅とは? わかりやすく解説

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筒井家住宅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/09 04:23 UTC 版)

筒井家住宅

門長屋 (2020年2月)
情報
用途 住宅
構造形式 入母屋造
建築面積 290 m²
所在地 591-8023
大阪府堺市北区中百舌鳥町4丁535
座標 北緯34度33分21.1秒 東経135度30分2.6秒 / 北緯34.555861度 東経135.500722度 / 34.555861; 135.500722座標: 北緯34度33分21.1秒 東経135度30分2.6秒 / 北緯34.555861度 東経135.500722度 / 34.555861; 135.500722
文化財 国の登録有形文化財
指定・登録等日 2020年(令和2年)4月3日登録
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筒井家住宅(つついけじゅうたく)は、大阪府堺市北区に所在する歴史的建築物古民家)。主屋等が国の登録有形文化財に登録されており[1]、また敷地内に生えている「百舌鳥のくす」が大阪府の天然記念物に指定されている[2]

概要

百舌鳥古墳群の中央部に位置する江戸時代初期の新田「夕雲開」の実質的開発者である木地屋庄衛門(筒井氏)の管理所として建築され、後に住居化された。2020年(令和2年)4月3日付けで以下の物件が国の登録有形文化財に登録された[3][4][1]

  • 主屋 – 敷地ほぼ中央に南面して建つ入母屋造茅葺きで、四周に下屋を廻す。西に広い土間、東に2列6室を並べ、北面中央と北東に角屋が突出する。新田の管理所として建築された。江戸時代前期、同後期・末期増築
  • 座敷棟 - 主屋に本拠を移すために居住用に建てられ、後座敷棟に改造された数寄屋風。江戸中期、同後期増築
  • 茶室 – 座敷棟の北東に接続し、三畳台目の茶室に水屋が付属する。手前座と床の配置から屋根が複雑な形状をなす。江戸後期
  • 門長屋- の手に折れる変化を持つ。江戸中期
  • 土蔵 – 当家に残る唯一の土で、新田管理所としての様相を伝える。江戸後期
  • 土塀 - 敷地周囲に巡らされている。江戸中期

百舌鳥のくす

当宅南側にあるクスは胸高径2.7メートル、幹周10.1メートル、樹高13メートルの巨木であり、樹齢は800年から1000年とされる。厚い樹皮に覆われ、幹内には大きな洞が開いた神秘的な特徴を持ち、江戸時代には雨乞いの効験があると祀られた。1970年昭和45年)2月20日に大阪府の天然記念物に指定された[2]

交通アクセス

脚注

関連項目

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